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2019年4月4日 (木)

機動戦士ΖガンダムIII A New Translation 星の鼓動は愛

機動戦士ΖガンダムIII A New Translation 星の鼓動は愛

【劇場】

2006年3月4日公開

 

ストーリー

エゥーゴとティターンズの軍事衝突が長期化する中、ティターンズはコロニー基地「グリプス2」をコロニー・レーザーに改造し、エゥーゴの本拠地・月面都市グラナダを狙撃する作戦に出た。事態を憂慮したエゥーゴは、一度は同盟に失敗したアクシズへ再接触して共闘し、ティターンズの宇宙要塞「ゼダンの門」の破壊、グリプス2の確保に成功する。だが、ティターンズとアクシズの交渉決裂とジャミトフの死を契機として、戦局はグリプス2をめぐる三つ巴の決戦へ移行した。この激戦の中で幾多の命が消えていき、シャアすらもハマーンとの戦闘で行方不明になってしまう。そしてカミーユは、数々の悲劇を引き起こしたシロッコと対峙し最後の戦闘を繰り広げるのだった。

スタッフ

[企画・制作]サンライズ

[製作]吉井孝幸

[企画]内田健二

[原案]矢立 肇

[原作・脚本・絵コンテ・総監督]富野由悠季

[キャラクターデザイン]安彦良和

[メカニカルデザイン]大河原邦男、藤田一己

[キャラクター作画監督]恩田尚之

[メカニカル作画監督]仲 盛文

[美術監督]甲斐政俊

[撮影監督]木部さおり

[音楽]三枝成彰

[音響監督]藤野貞義

 

 

キャスト

[カミーユ・ビダン]飛田展男

[シャア・アズナブル]池田秀一

[パプテマス・シロッコ]島田 敏

[ハマーン・カーン]榊原良子

[ミネバ・ザビ]平本亜夢

[ブライト・ノア]鈴置洋孝

[エマ・シーン]岡本麻弥

[レコア・ロンド]勝生真沙子

[ヘンケン・ベッケナー]小杉十郎太

[ジェリド・メサ]井上和彦

[カツ・コバヤシ]浪川大輔

[ファ・ユイリィ]新井里美

 

 

キャラクター

カミーユ・ビダン

Ζガンダムを駆るニュータイプで、エゥーゴの中核パイロット。無数の生死と不条理を目の当たりにする中で世界の有り様を模索するようになり、混乱の種をばら撒くシロッコ、ハマーンと対峙するに至った。

シャア・アズナブル

エゥーゴ実働部隊のトップ。クワトロを名乗っていたが、その正体は広く知られるようになった。エゥーゴとアクシズの共闘を実現した後、戦局が三つ巴の混戦に移行すると因縁浅からぬハマーンとの決戦に臨んだ。

パプテマス・シロッコ

木星間輸送船ジュピトリスの責任者にしてティターンズ大尉。強力なニュータイプでもある。謀略と人心掌握でティターンズのトップに登りつめると、エゥーゴとアクシズを排除すべくコロニー・レーザーの奪取を狙った。

ハマーン・カーン

まだ幼いミネバ・ラオ・ザビの摂政であり、事実上のアクシズの指導者。サイコミュ搭載MSキュベレイを手足のように操る。エゥーゴ、ティターンズ共倒れを狙って戦争に介入した。グリプス戦役終結後、アクシズはネオ・ジオンと改称する。

ジャミトフ・ハイマン

ティターンズの設立者にして総帥。地球連邦政府に多大な影響力を持つが基本的には政治屋であり、右腕であるバスクの暴走を止められなかった。ハマーンとの交渉に臨んだが、シロッコの謀略で命を落としてしまう。

 

メカニック

MSZ-006 Ζガンダム

エゥーゴの可変MS。拡大したカミーユのニュータイプ能力に反応した結果、設計以上の性能を発揮。グリプス2の攻防ではヤザンの可変MSハンブラビやジェリドの可変MAバウンド・ドックを撃破し、シロッコのジ・Oと対峙する。

MSN-00100 百式

Ζガンダムと双璧を成すエゥーゴの象徴的MS。性能面の優位性は低下しつつあるものの、シャアの技量と相まって一般機を超えた戦闘能力を示した。グリプス2攻防時、ハマーンのキュベレイと交戦し追い詰めたかに思われたが……。

RX-178+FXA-05D スーパーガンダム

ガンダムMk-IIとGディフェンサーが合体した形態。パイロットはエマ・シーン。総合性能はティターンズの可変MSに匹敵し、グリプス2攻防ではヤザン隊のMSを撃破するもGディフェンサーを喪失。直後、レコア機と一騎打ちを演じた。

PMX-003 ジ・O

パプテマス・シロッコが開発したワンオフMSで、シロッコ自身が搭乗。全身に多数のスラスターと姿勢制御バーニアを備えており、極めて高い機動性を有する。圧倒的パワーでシャアの百式やカミーユのΖガンダムを追い詰める。

AMX-004 キュベレイ

アクシズのニュータイプ専用MS。サイコミュ制御式無線誘導兵器「ファンネル」を多数搭載しており、オールレンジ攻撃が可能となっている。ハマーン・カーンが搭乗し、グリプス2攻防戦においてシャアの百式を圧倒する。

 

作品解説

『機動戦士Ζガンダム A New Translation』三部作の最終作。TVシリーズの第33話から第50話(最終話)に相当する内容であり、エゥーゴ、ティターンズ、アクシズの三つ巴の決戦が描かれる。巨大戦略兵器を巡る戦闘、重要キャラクターが次々と命を落としていくストーリーは富野由悠季監督の真骨頂と言えるが、それだけではない「New Translation(新訳)」が提示されており、TVシリーズの結末を知る人にとっても必見の内容となっている。

 

 

TV版との相違

TVシリーズの第34話から第50話を再編集した内容であるが、宇宙要塞やコロニー・レーザーをめぐる戦闘を中心に描いており、フォウが再登場したキリマンジャロ戦、シャアの演説を含むダカール戦、ロザミア関連のエピソードなどはカットされた。結末はTVシリーズと大きく異なっており、シロッコを倒したカミーユは精神崩壊を免れ、アクシズはミネバを地球に留学させて撤退するというエンディングに変更されている。

 

 

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