2012年11月14日 (水)
ガンダムのお約束 ~その31~『モビルアーマー(MA)ってなに!? (その1)』
“ガンダムってなんだ!?”という素朴な疑問(?)に答えるガンダム超初心者「限定」のゆるコラム、第31回!
ガンダム界のマダラヤドクガエルと巷で噂の“超々初心者向けガンダム入門・ゆるコラム”(!?)。第31回目も引き続き『~ガンダムのお約束・その31~』についてお話ししたいと思います
このコラムも気がついたらなんと30回(←を越えちゃってました!?)! 最初からずっと読んでる人っているんでしょうか……。
てなかんじで、これまでガンダムにまつわる様々なお約束について触れてきましたが (バックナンバーはこちら!)、今度もガンダムといえばやっぱこれでしょ! という「アレ」に関する事柄です。
「ガンダム」の魅力のひとつとして欠かせないものといえば、劇中に登場する数々の機体! そう、モビルスーツ(MS)やモビルアーマー(MA)といわれる兵器です。
第31回目は「モビルアーマー(MA)ってなに!? (その1)」として、まずは『機動戦士ガンダム』に出てくるMAの中から、代表的なものをいくつかご紹介していきたいと思います~!
●●●
【その1】
MAはとにかく大きい! 強い! のがお約束!?
と、実はコラムの 第4回目に「モビルスーツ」というのをやってたりするんですが、いわゆるガンダム入門的なよくある質問・ベスト3に入る事柄として、“MSとMAってどう違うの?”という謎がありますよね。これは以前にも触れたことがあるんですが、実をいうと…………正確には完全にその違いや区分けとなる指標となるものは存在してないんです! つまり高さが何メートル以上だとか、重さが何トン以下だとか、そういった万国共通(!?)ですべての基準値や共通項となるような具体的なものが設けられているわけではない、というのがたぶん正解だったりします~。
じゃ、MAとかMSとかいちいち分けてる意味なんてないじゃん~、とか駄々っ子のようなことをときには言いたくもなったりもしますが、あえて言うと各作品の世界ごとにその区分けに関わる設定は変化しているみたいです。
MSとMA、この二つの種別は、例えるならば自動車の区分、種別のようなかんじで捉えて頂けるといいのではないかと思います。車検とか、税金とかのときに、軽自動車とか、普通車とか、いろいろ種別の欄がありますよね? まあ、ああいうかんじのものなんじゃないかと思うわけです。
でも、ガンダムの世界に車検みたいなもんってあるのかしら!? こっそり見えないところにナンバーとか定期点検シールとか、登録票とかつけてあったら面白そうですね(笑)。
ようするに、簡単な覚え方としては、パッと見で、なんとなくこの機体は大きいなー、とか、人型じゃないな~、というカンジがしたらきっとMAなのよね!? という風に覚えておけば良いと思います!(←いいのか!?)。
まず最初にご紹介するのは、ジオン公国軍のMA 「ビグ・ザム」です。型式番号はMA-08、頭頂高は59.6m、本体重量1,021.2t。ジオン公国軍の宇宙攻撃軍の司令官で中将のドズル・ザビがパイロットとして搭乗してます。
そうです、あの有名な台詞「やらせはせん! やらせはせんぞ~!!」と言ってガンダムに自ら特攻して行った、あの機体がこれなんです。
このビグ・ザム(ビグとザムの間に「・」が入るのがチャームポイント!?)、特徴としてはドズルのように図体が大きい! ことだけではなく、大型メガ粒子砲やIフィールド(メガ粒子ビームを弾く防護フィールド)といった武器を装備しており、圧倒的な火力で戦艦を多数撃沈させるなど、その威力は地球連邦軍側に一機だけで大きなダメージを与えるほど。その猛攻によって捨て身の攻撃をかけてきた地球連邦軍の中尉・スレッガー・ロウの乗ったGファイターも撃破されてしまうのですが、怒ったアムロにドズルはビグ・ザムごと返り討ちにあってしまうことに……。
見たところ、ひたすら巨大で腕のないカニ道楽(!?)みたいなんですが、他のMSやガンダムとの対比で見てみるとこれまためちゃくちゃにデカい! ということが嫌でもわかりますよね。でも、これだけ大きいのが災いしてか、量産が間に合わなくて結局ビグ・ザムはこれ一機ということになってしまったようです……。しかし、MA=大きい! 強い! という基本的な考え方は後の多くの機体にも引き継がれているという、まさにMAとして記念碑的な機体なのであります~。
次にご紹介するMAは、ララァ搭乗機として名高い 「エルメス」です。型式番号MAN-08、全高47.7m、全長85.4m、本体重量163.7t。
これはシャアの上官、キシリア・ザビが創設したフラナガン機関(ニュータイプの研究機関)が開発した試作機です。
エルメスはニュータイプ専用機とあってサイコミュシステム(特殊な脳波を用いた制御機構)を用いて主に操縦と無線式のオールレンジ攻撃用兵器=ビットでの攻撃を行うため、コクピット内には必要最低限のものしかないという独自の形になっており、エルメス自体もこのビットを用いた攻撃に特化する形になってます。脳波によって遠隔操作するビーム砲台のビットは長距離の攻撃や敵の予想しない方向からの攻撃を可能にしており、劇中ではフラナガン機関出身の鳴く子も黙る元祖ニュータイプ(?)であるララァ・スン少尉のずば抜けた攻撃の技が光ります。
宇宙要塞のソロモン攻略戦の際には、駐留していた地球連邦軍の艦隊を長距離からこのビットを使った攻撃で次々と撃沈していったために、彼女は「ソロモンの亡霊」と呼ばれるようになりました。確かにこんな得体の知れないモノが四方八方からびゅんびゅん飛んできたら、避けようがなくてまじコワイです!
ぱっと見、植物の球根とか種みたいなかんじのエルメスの機体ですが(←緑色だし)、はじめてこの機体を見た地球連邦軍のミライ・ヤシマ少尉は「チューリップだかとんがり帽子みたいなの」と呼んでいたようですし、実は女子受けする(!?)デザインの機体なのかもしれません。
エルメスの持つシステムの完成度の高さは、後のニュータイプ専用機の基礎となったようで、後のアクシズ(ネオ・ジオン)が開発したMSであるキュベレイはまさにその後継機種と言われてたりもします。
次にご紹介するのは、ジオン公国軍のMA 「ザクレロ」です。型式番号MA-04X、全高:25m、重量:185t。
見たまんま、巨大なヒートナタを両手に持ってるこの機体は、高速で移動した後に拡散メガ粒子砲で攻撃、敵の死角にあたる場所から急速に加速して、その勢いと巨大なヒートナタで敵機をぶった切る! という独自のバイオレンスかつ通り魔的(?)攻撃方法を想定して開発されたようなんですが、実際には運動性能が悪かったせいで結局、量産には至らなかったようです(……)。
でも、見た目的には数あるMAの中でもトップクラスに奇怪でキョーアクなルックスですよね~。複眼式のメインカメラのせいでフロントが昆虫の顔のようにも見えてコワイです。なんだかキバみたいのも口からにょきっと生えてるし……。うっかり手を出したりしたらガブっと噛みついてきそうじゃないですか!?
別に顔付きが恐いからって実際の戦闘力が強いってわけじゃないのは人間もMA(MS)も同じですが(?)、いざ戦おう、と思ったときにこんなのが目の前に現れたら、きっといや~んなかんじがするでしょうね~。
ガンダムに登場する兵器というより、むしろ宇宙から飛来した謎の怪獣のような雰囲気が漂ってるようにも感じます。いかにも悪そうな面構えのザクレロですが、そのインパクトは数あるMAの中でも強烈ですよね~(←でも意外に子供受けしそう……かも!?)。
…………と、ここまで『機動戦士ガンダム』に出てきたMAをご紹介したところで、先に述べたように、MAとMSってほんとに区別がつきにくい場合があるんですが、たぶん、いちばん間違いやすい機体がこれなんじゃないかと思います~。
次にご紹介するのは、ジオン公国軍初の実戦型ニュータイプ専用MS 「ジオング」です。型式番号MSN-02。全高は23m(脚部の完成した状態はなんと39m)、本体重量は151.2t。一年戦争の最終局面、ア・バオア・クーでの戦いで堂々の登場を果たしたジオン軍の最終モビルスーツ(MS)です。
えっ? これがMSなの!? とびっくり驚いた人もいるかと思いますが、このジオング、(1)バカでかい、(2)なんとなく人型、というMAの見分け方ポイントを両方有していながら、MSという分類になっている機体なんですよ~。
これも、ジオン兵(ジオング整備兵)の「あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ」というガンダム史上に残る名台詞とともに登場した機体としてつとに有名ですね。
あのシャア・アズナブルとのシブい会話(シャアが兵士に脚部のないことを尋ねた)シーンは、短いけどなんともいえない味わいがあって、妙に心にジーンと残ります!
カニの甲羅のような胴体からニョキっと脚だけ生えたかんじのビグ・ザムとは対照的に、こちらは胴体にでっかい袴のようなスカートがついたようなスタイルなんですが、残念にもまだ製造途中という80%の完成度のために、機体にはまだ脚部がありません。ジオングの最大の特徴は、サイコミュ(特殊な脳波を採用した制御機構)を用いた前腕部の5連装メガ粒子砲で、腕部を機体から切り離し、予想外の方向から攻撃を行うというオールレンジ攻撃(!)が可能なところなんですが、これはきっと相手も想定外で、え~、(宇宙では)脚なんて飾りじゃん!? と思わず叫びたくなっちゃいますよね~。
このジオング、5本の指はすべてメガ粒子砲の砲口になっているという艦隊攻撃用&MAクラスの攻撃力を誇る機体なんですが、だってほとんどMAでしょ! とみんなから絶対言われるその巨大なサイズの問題からか、他のMSの兵器の流用なども不可能で汎用性が低く(笑)、こちらも試作機のみの機体になったようです~。
以上、珠玉(!)のMA(っぽいMS)をお届けした「モビルアーマー(MA)ってなに!? (その1)」いかがでしたでしょうか~?
嗚呼、ガンダムの世界って本当に素晴らしいですね~!!
さてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさて、今回はここまで。次回も引き続き(!?)、『ガンダム』のお約束ごとについて、ゆる~く探っていきたいと思います。
文/馬場絵麻
ガンダム界のマダラヤドクガエルと巷で噂の“超々初心者向けガンダム入門・ゆるコラム”(!?)。第31回目も引き続き『~ガンダムのお約束・その31~』についてお話ししたいと思います
このコラムも気がついたらなんと30回(←を越えちゃってました!?)! 最初からずっと読んでる人っているんでしょうか……。
てなかんじで、これまでガンダムにまつわる様々なお約束について触れてきましたが (バックナンバーはこちら!)、今度もガンダムといえばやっぱこれでしょ! という「アレ」に関する事柄です。
「ガンダム」の魅力のひとつとして欠かせないものといえば、劇中に登場する数々の機体! そう、モビルスーツ(MS)やモビルアーマー(MA)といわれる兵器です。
第31回目は「モビルアーマー(MA)ってなに!? (その1)」として、まずは『機動戦士ガンダム』に出てくるMAの中から、代表的なものをいくつかご紹介していきたいと思います~!
【その1】
MAはとにかく大きい! 強い! のがお約束!?
と、実はコラムの 第4回目に「モビルスーツ」というのをやってたりするんですが、いわゆるガンダム入門的なよくある質問・ベスト3に入る事柄として、“MSとMAってどう違うの?”という謎がありますよね。これは以前にも触れたことがあるんですが、実をいうと…………正確には完全にその違いや区分けとなる指標となるものは存在してないんです! つまり高さが何メートル以上だとか、重さが何トン以下だとか、そういった万国共通(!?)ですべての基準値や共通項となるような具体的なものが設けられているわけではない、というのがたぶん正解だったりします~。
じゃ、MAとかMSとかいちいち分けてる意味なんてないじゃん~、とか駄々っ子のようなことをときには言いたくもなったりもしますが、あえて言うと各作品の世界ごとにその区分けに関わる設定は変化しているみたいです。
MSとMA、この二つの種別は、例えるならば自動車の区分、種別のようなかんじで捉えて頂けるといいのではないかと思います。車検とか、税金とかのときに、軽自動車とか、普通車とか、いろいろ種別の欄がありますよね? まあ、ああいうかんじのものなんじゃないかと思うわけです。
でも、ガンダムの世界に車検みたいなもんってあるのかしら!? こっそり見えないところにナンバーとか定期点検シールとか、登録票とかつけてあったら面白そうですね(笑)。
ようするに、簡単な覚え方としては、パッと見で、なんとなくこの機体は大きいなー、とか、人型じゃないな~、というカンジがしたらきっとMAなのよね!? という風に覚えておけば良いと思います!(←いいのか!?)。
まず最初にご紹介するのは、ジオン公国軍のMA 「ビグ・ザム」です。型式番号はMA-08、頭頂高は59.6m、本体重量1,021.2t。ジオン公国軍の宇宙攻撃軍の司令官で中将のドズル・ザビがパイロットとして搭乗してます。
そうです、あの有名な台詞「やらせはせん! やらせはせんぞ~!!」と言ってガンダムに自ら特攻して行った、あの機体がこれなんです。
このビグ・ザム(ビグとザムの間に「・」が入るのがチャームポイント!?)、特徴としてはドズルのように図体が大きい! ことだけではなく、大型メガ粒子砲やIフィールド(メガ粒子ビームを弾く防護フィールド)といった武器を装備しており、圧倒的な火力で戦艦を多数撃沈させるなど、その威力は地球連邦軍側に一機だけで大きなダメージを与えるほど。その猛攻によって捨て身の攻撃をかけてきた地球連邦軍の中尉・スレッガー・ロウの乗ったGファイターも撃破されてしまうのですが、怒ったアムロにドズルはビグ・ザムごと返り討ちにあってしまうことに……。
見たところ、ひたすら巨大で腕のないカニ道楽(!?)みたいなんですが、他のMSやガンダムとの対比で見てみるとこれまためちゃくちゃにデカい! ということが嫌でもわかりますよね。でも、これだけ大きいのが災いしてか、量産が間に合わなくて結局ビグ・ザムはこれ一機ということになってしまったようです……。しかし、MA=大きい! 強い! という基本的な考え方は後の多くの機体にも引き継がれているという、まさにMAとして記念碑的な機体なのであります~。
次にご紹介するMAは、ララァ搭乗機として名高い 「エルメス」です。型式番号MAN-08、全高47.7m、全長85.4m、本体重量163.7t。
これはシャアの上官、キシリア・ザビが創設したフラナガン機関(ニュータイプの研究機関)が開発した試作機です。
エルメスはニュータイプ専用機とあってサイコミュシステム(特殊な脳波を用いた制御機構)を用いて主に操縦と無線式のオールレンジ攻撃用兵器=ビットでの攻撃を行うため、コクピット内には必要最低限のものしかないという独自の形になっており、エルメス自体もこのビットを用いた攻撃に特化する形になってます。脳波によって遠隔操作するビーム砲台のビットは長距離の攻撃や敵の予想しない方向からの攻撃を可能にしており、劇中ではフラナガン機関出身の鳴く子も黙る元祖ニュータイプ(?)であるララァ・スン少尉のずば抜けた攻撃の技が光ります。
宇宙要塞のソロモン攻略戦の際には、駐留していた地球連邦軍の艦隊を長距離からこのビットを使った攻撃で次々と撃沈していったために、彼女は「ソロモンの亡霊」と呼ばれるようになりました。確かにこんな得体の知れないモノが四方八方からびゅんびゅん飛んできたら、避けようがなくてまじコワイです!
ぱっと見、植物の球根とか種みたいなかんじのエルメスの機体ですが(←緑色だし)、はじめてこの機体を見た地球連邦軍のミライ・ヤシマ少尉は「チューリップだかとんがり帽子みたいなの」と呼んでいたようですし、実は女子受けする(!?)デザインの機体なのかもしれません。
エルメスの持つシステムの完成度の高さは、後のニュータイプ専用機の基礎となったようで、後のアクシズ(ネオ・ジオン)が開発したMSであるキュベレイはまさにその後継機種と言われてたりもします。
次にご紹介するのは、ジオン公国軍のMA 「ザクレロ」です。型式番号MA-04X、全高:25m、重量:185t。
見たまんま、巨大なヒートナタを両手に持ってるこの機体は、高速で移動した後に拡散メガ粒子砲で攻撃、敵の死角にあたる場所から急速に加速して、その勢いと巨大なヒートナタで敵機をぶった切る! という独自のバイオレンスかつ通り魔的(?)攻撃方法を想定して開発されたようなんですが、実際には運動性能が悪かったせいで結局、量産には至らなかったようです(……)。
でも、見た目的には数あるMAの中でもトップクラスに奇怪でキョーアクなルックスですよね~。複眼式のメインカメラのせいでフロントが昆虫の顔のようにも見えてコワイです。なんだかキバみたいのも口からにょきっと生えてるし……。うっかり手を出したりしたらガブっと噛みついてきそうじゃないですか!?
別に顔付きが恐いからって実際の戦闘力が強いってわけじゃないのは人間もMA(MS)も同じですが(?)、いざ戦おう、と思ったときにこんなのが目の前に現れたら、きっといや~んなかんじがするでしょうね~。
ガンダムに登場する兵器というより、むしろ宇宙から飛来した謎の怪獣のような雰囲気が漂ってるようにも感じます。いかにも悪そうな面構えのザクレロですが、そのインパクトは数あるMAの中でも強烈ですよね~(←でも意外に子供受けしそう……かも!?)。
…………と、ここまで『機動戦士ガンダム』に出てきたMAをご紹介したところで、先に述べたように、MAとMSってほんとに区別がつきにくい場合があるんですが、たぶん、いちばん間違いやすい機体がこれなんじゃないかと思います~。
次にご紹介するのは、ジオン公国軍初の実戦型ニュータイプ専用MS 「ジオング」です。型式番号MSN-02。全高は23m(脚部の完成した状態はなんと39m)、本体重量は151.2t。一年戦争の最終局面、ア・バオア・クーでの戦いで堂々の登場を果たしたジオン軍の最終モビルスーツ(MS)です。
えっ? これがMSなの!? とびっくり驚いた人もいるかと思いますが、このジオング、(1)バカでかい、(2)なんとなく人型、というMAの見分け方ポイントを両方有していながら、MSという分類になっている機体なんですよ~。
これも、ジオン兵(ジオング整備兵)の「あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ」というガンダム史上に残る名台詞とともに登場した機体としてつとに有名ですね。
あのシャア・アズナブルとのシブい会話(シャアが兵士に脚部のないことを尋ねた)シーンは、短いけどなんともいえない味わいがあって、妙に心にジーンと残ります!
カニの甲羅のような胴体からニョキっと脚だけ生えたかんじのビグ・ザムとは対照的に、こちらは胴体にでっかい袴のようなスカートがついたようなスタイルなんですが、残念にもまだ製造途中という80%の完成度のために、機体にはまだ脚部がありません。ジオングの最大の特徴は、サイコミュ(特殊な脳波を採用した制御機構)を用いた前腕部の5連装メガ粒子砲で、腕部を機体から切り離し、予想外の方向から攻撃を行うというオールレンジ攻撃(!)が可能なところなんですが、これはきっと相手も想定外で、え~、(宇宙では)脚なんて飾りじゃん!? と思わず叫びたくなっちゃいますよね~。
このジオング、5本の指はすべてメガ粒子砲の砲口になっているという艦隊攻撃用&MAクラスの攻撃力を誇る機体なんですが、だってほとんどMAでしょ! とみんなから絶対言われるその巨大なサイズの問題からか、他のMSの兵器の流用なども不可能で汎用性が低く(笑)、こちらも試作機のみの機体になったようです~。
以上、珠玉(!)のMA(っぽいMS)をお届けした「モビルアーマー(MA)ってなに!? (その1)」いかがでしたでしょうか~?
嗚呼、ガンダムの世界って本当に素晴らしいですね~!!
さてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさて、今回はここまで。次回も引き続き(!?)、『ガンダム』のお約束ごとについて、ゆる~く探っていきたいと思います。
【著者プロフィール】
馬場 絵麻
脚本家。暴れん坊シナリオライターです。
ガンダムの魅力と素晴らしさを伝えるため、日々研鑽中!
脚本家。暴れん坊シナリオライターです。
ガンダムの魅力と素晴らしさを伝えるため、日々研鑽中!
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