2012年7月4日 (水)
ガンダムのお約束 ~その12~『おじさまキャラクター』
”ガンダムってなんだ!?“ という素朴な疑問(?)に答えるガンダム超初心者「限定」のゆるコラム、第12回!
ガンダム界のUMA、と巷で噂の“超々初心者向けガンダム入門・ゆるコラム”(!?)、第12回目も、前回に引き続き『~ガンダムのお約束・その12~』についてお話ししたいと思います。
第1回では、ガンダムの「顔」と「カラーリング」、 第2回は「仮面の人」と「ハロ」。 第3回目では「宇宙世紀」、 第4回は「モビルスーツ」、 第5回は「MSV」、 第6回は「ザク」と「ジム」、 第7回は「装備」と「換装」、 第8回は「モビルスーツの進化と発展(例)」、 第9回は「女性キャラクター(『機動戦士ガンダム』編)、 第10回回は「兄貴キャラクター」、 第11回は「水陸両用MS(モビルスーツ)」について触れてきましたが、今回もガンダムといえばやっぱこれでしょ! という「アレ」に関する事柄です。
ガンダムに登場する多種多様なMS(モビルスーツ)をあやつるのは主人公キャラやライバルキャラだけじゃありません! いつだってダンディでオシャレ(!?)で、いぶし銀のような輝きを見せてくれるキャラクター、それが“おじさまキャラクター”です(「おやじキャラ」って呼んじゃだめよ!)。
第12回はその中でも、シブくてカッコいいけど、ちょっとカワイイ(とこもある!?)の『(MSに乗る)おじさまキャラクター』をちょっとだけご紹介しちゃおっかな~と思います!
その1
ガンダムといえば、MSを操る対抗勢力側の不敵でステキなおじさまキャラクターが登場するのがお約束!?
ガンダムシリーズに出てくるおじさまキャラクターの中でも抜群の知名度と人気を誇るキャラクターといえば、まず『機動戦士ガンダム』に登場するキャラクター・「ランバ・ラル」を紹介しないわけにはいきませんぞ!(←おじさん口調)
ジオン公国軍の士官(大尉)である彼は、えらく貫禄のある見た目(立派なヒゲとお腹がチャームポイント)のわりには意外にまだまだ若い35歳(!?)。人呼んで“蒼い巨星”の名の通り、ランバ・ラル隊を率いて青いカラーリングが特徴のMSグフ(ラル専用機)に乗っています。
このラル大尉、戦場から脱走中のアムロ(主人公のアムロ・レイ)と偶然、砂漠で出会うのですが、内縁の妻・ハモンさん( 第9回目のコラムを参照してね)からのせっかくの食事の誘いをふてくされて断ったアムロのことを怒るどころか「小僧、気に入ったぞ」と褒めるなど、その度量の大きさと人間性は逆にアムロの心を引きつけるんですよね。
このすぐ後の戦いでランバ・ラルはアムロが乗るガンダムと初対決することになりますが、名言「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」という台詞はこのときに出たものなんですよ。
生粋の職業軍人である彼との戦いの中で、少年だったアムロは「あの人に勝ちたい」という明確な意志と憧れを兵士として初めて持つことになります。
ランバ・ラルは敵方でありながらも、ある意味では父親のような存在としてアムロを人間的に成長させた、なくてはならない人物なんですね~。
さて、次なる「ノリス・パッカード」は『機動戦士ガンダム第08MS小隊』に登場するキャラクターですぞ! 一目見たら忘れない(!?)個性的な髪型の彼は、ジオン軍の古参の軍人(大佐)で、こちらも職業軍人の鏡のようなお人です~。
一見、どこの指名手配犯ですか!? というくらいの強面な彼ですが、ジオン公国の元名門・サハリン家に絶対的な忠誠を誓っている超真面目な性格の持ち主だったりします。
自らが仕えるギニアス・サハリン少将のために全力で戦うのはもちろんなんですが、一方でその妹アイナ(アイナ・サハリン)のことを実の父親のような優しさで見守る、という大人の優しさもしっかり見せてくれたのがとても印象的ですね。
もちろんMSを操縦する技術と腕前も超一流で、パイロットスーツを着用して出撃する姿はまさにエースパイロットとしての貫禄と迫力も充分。愛機のグフ・カスタムを駆る姿は先のランバ・ラルと双璧をなす大活躍ぶりで、グフのイメージ(ベテランパイロットが乗る重厚な機体)というものを決定づけた人物の一人です。
終盤では負傷兵を運ぶ病院船を助けるために、アイナのたっての頼みとあれば聞き入れないはずもなく、愛用のグフ・カスタムで第08小隊を迎え撃つために激戦区へとただ一人、出撃していくのですが……。
常に儀礼・礼節を保ちながら、なにがあろうと主君のために軍人として尽くす、という彼の生き様からは “武士道”という言葉を連想しちゃいますね~。
続く「セルゲイ・スミルノフ」は『機動戦士ガンダム00』に登場するキャラクターなのですぞ!
人類革新連盟(通称:人革連)という組織に所属する彼は“ロシアの荒熊”の異名の通り、これまた一見恐ろしげなルックスをした指揮官(中佐)です。
左目の大きな傷跡は歴戦の負傷によってできたもの。見た目通り(!?)、MS乗りとして、また指揮官としての能力は一流。
「自分の目で見たものしか信用しない」という現場至上主義の考えのもとに自ら前線で指揮を取ることも多い彼は部下からの信用も極めて厚く、私設武装組織・ソレスタルビーイング(CB)の対ガンダム特務部隊の隊長も務めています。
性能的には決して他の機体より優れているわけではないティエレン(人革連の主力量産型MS)高機動型に乗り、刹那(主人公・刹那・F・セイエイ)の乗るガンダムエクシアをぎりぎりまで追い詰めたこともあるんですぞ~!(セカンドシーズンではティエレン全領域対応型にも搭乗!)
若年の部下への思いやりなど、その人道的な振る舞いから作中では唯一の人格者、良心とも言われている彼ですが、軍人としては市民を守ることが最優先、という考えのために、皮肉にも自分の指示で妻を失ってしまうという悲しい事故を起こしてしまうのでした。
そしてセカンドシーズンでは地球連邦平和維持軍に所属(大佐)、しかし、友人によるクーデター(軌道エレベーターの占拠)を止めることができず、そして長年に渡る誤解と確執のあった息子のアンドレイとはついに運命的な出来事が……。
(この続きは『機動戦士ガンダム00』でぜひチェックしてください~!)
その2
ガンダムといえば、主人公のそばでいつも過激でステキなおじさまキャラクターが活躍するのがお約束!?
お次の「フリット・アスノ」は『機動戦士ガンダムAGE』で登場するキャラクターですぞっ!
第二部のアセム編では主人公のアセム(アセム・アスノ)の父親として、立派な口&顎ヒゲをたくわえた39歳のイケメンダンディーぶりを披露している彼ですが、息子・アセムと妹・ユノア(ユノア・アセム)のよき二児の父であるほかに、普段は地球連邦軍総司令部ビッグリングの司令官(中将)として超多忙な日々を送りながら、非常時には前線に出ていくことだってあるんです。
もちろんMS乗りとしての腕も以前にも増してばっちり磨かれており、なんと25年前のガンダムAGE-1 フラットに搭乗してヴェイガンの(コールドスリープから甦ったライバル!?)デシル・ガレットの操る最新鋭機クロノスを追い込んじゃうほど。その後の地球軌道上の決戦では陣頭指揮を取って大活躍。さらには「勇気の日」にクーデターを起こし、粛正委員会を率いて敵と内通していた政治家や軍人を次々と糾弾・粛清していったりと、母や大事な人を失った少年時代のトラウマのせいか、敵を殲滅するためにはぶっちゃけ全面戦争になってもかまわぬ! と明言するなかなかアナーキーかつ過激な思想を持ったおじさまになってたりもします(汗)。
そのせいで息子のアセムとはかなりびみょ~なかんじになったりもするのですが、それもアセムに自分と同じ悲しく辛い思いをさせたくないからこそ。アセムの17歳の誕生日にはアスノ家に代々伝わるという秘伝のAGEユニットを託す、という非常に大切な役割を果たします。で、ここからもまだまだお話は続いていくのですが……。ここから先は今まで&現在放送中の『機動戦士ガンダムAGE』を観てくださいね~。
今回のラスト「マスターアジア(東方不敗)」は『機動武闘伝Gガンダム』に登場するキャラクターですぞっっっ!
主人公・ドモン・カッシュを導く偉大な師匠&ライバルとしてあまりにも有名なこのお方、実は御年49歳!!(←シルバーキャラとか言ってた人は思いっきり反省してくださ~い!)全然おじさまキャラ的にはOKな年齢じゃないですか~!! (でしょー!?)
その名の通り、“流派東方不敗”という拳法を完成させた武道の達人で、その凄さはなんと素手でガンダムを粉々に撃破してしまうほど!(←ガンダム史上最強?)初登場時は素手でデスアーミー軍団をなぎ倒してましたね。
“東方不敗”という呼び名はその異名で、ガンダムファイターとしてはネオ・ホンコンの代表。さらに、歴史上の「秩序の守り手」と呼ばれる最強の武闘集団ことシャッフル軍団の一員でもあり、シャッフルの紋章の一つ、キング・オブ・ハートをドモンに授けますが、ヤマトガンダムやシャッフル・ハート(劇中未登場)、クーロンガンダム、その細胞が変化した機体ともいわれるマスターガンダムを自在に操る師匠は、幾度となくネオ・ジャパンの代表となった弟子・ドモンの前に巨大な壁として立ちはだかります。
幼い頃のドモンは、マスターアジア(以下:師匠)の強さに憧れて弟子入りしますが、そのドモンに最終奥義である石破天驚拳を伝授したこの師匠こそ、後に最大のライバルとなっていくわけです。
最強でありながらも不治の病を患い、デビルガンダムの生体ユニットとしては不適格である師匠は、最高のガンダムファイターであるドモンをその代わりにしようと考えます(理想の地球環境再生のため)。そして、ガンダムファイトの第13回決勝大会では優勝時には「東西南北中央不敗・スーパーアジア」に改名するといきなり宣言。激しいバトルロイヤルとなった決勝試合では弟子のドモンと奥義である石破天驚拳の壮絶な撃ち合いを行うことになるのですが……。
そんなこんなで、このマスターアジアこそ、『機動武闘伝Gガンダム』のパワー溢れまくる武侠的な魅力と壮大すぎる世界観がそのまま凝縮された、ガンダムシリーズ史上に燦然と輝く“特濃”な人物なんですね~。
(てなわけでここまで読んじゃった人は『機動武闘伝Gガンダム』ぜひとも観てください! ガンダァァァァァム~、レディ・ゴーッ!!)
さて、今回は『(MSに乗る)おじさまキャラクター』のあれやこれやをとりあげてきましたが、やっぱり個性的なおじさま方が持つ魅力はガンダムの世界に欠かせないもののひとつですね~。
主人公やライバルだけじゃない様々なキャラクターの活躍ぶりにも、もっともっともっともっと~注目していきたいと思います(って、前にも言ったような気が……)。
ああ、ガンダムの世界って本当に素晴らしいですね~!!
さてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさて、今回はここまで。次回も引き続き(!?)、『ガンダム』のお約束ごとについて、ゆる~く探っていきたいと思います。
文/馬場絵麻
ガンダム界のUMA、と巷で噂の“超々初心者向けガンダム入門・ゆるコラム”(!?)、第12回目も、前回に引き続き『~ガンダムのお約束・その12~』についてお話ししたいと思います。
第1回では、ガンダムの「顔」と「カラーリング」、 第2回は「仮面の人」と「ハロ」。 第3回目では「宇宙世紀」、 第4回は「モビルスーツ」、 第5回は「MSV」、 第6回は「ザク」と「ジム」、 第7回は「装備」と「換装」、 第8回は「モビルスーツの進化と発展(例)」、 第9回は「女性キャラクター(『機動戦士ガンダム』編)、 第10回回は「兄貴キャラクター」、 第11回は「水陸両用MS(モビルスーツ)」について触れてきましたが、今回もガンダムといえばやっぱこれでしょ! という「アレ」に関する事柄です。
ガンダムに登場する多種多様なMS(モビルスーツ)をあやつるのは主人公キャラやライバルキャラだけじゃありません! いつだってダンディでオシャレ(!?)で、いぶし銀のような輝きを見せてくれるキャラクター、それが“おじさまキャラクター”です(「おやじキャラ」って呼んじゃだめよ!)。
第12回はその中でも、シブくてカッコいいけど、ちょっとカワイイ(とこもある!?)の『(MSに乗る)おじさまキャラクター』をちょっとだけご紹介しちゃおっかな~と思います!
その1
ガンダムといえば、MSを操る対抗勢力側の不敵でステキなおじさまキャラクターが登場するのがお約束!?
ジオン公国軍の士官(大尉)である彼は、えらく貫禄のある見た目(立派なヒゲとお腹がチャームポイント)のわりには意外にまだまだ若い35歳(!?)。人呼んで“蒼い巨星”の名の通り、ランバ・ラル隊を率いて青いカラーリングが特徴のMSグフ(ラル専用機)に乗っています。
このラル大尉、戦場から脱走中のアムロ(主人公のアムロ・レイ)と偶然、砂漠で出会うのですが、内縁の妻・ハモンさん( 第9回目のコラムを参照してね)からのせっかくの食事の誘いをふてくされて断ったアムロのことを怒るどころか「小僧、気に入ったぞ」と褒めるなど、その度量の大きさと人間性は逆にアムロの心を引きつけるんですよね。
このすぐ後の戦いでランバ・ラルはアムロが乗るガンダムと初対決することになりますが、名言「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」という台詞はこのときに出たものなんですよ。
生粋の職業軍人である彼との戦いの中で、少年だったアムロは「あの人に勝ちたい」という明確な意志と憧れを兵士として初めて持つことになります。
ランバ・ラルは敵方でありながらも、ある意味では父親のような存在としてアムロを人間的に成長させた、なくてはならない人物なんですね~。
一見、どこの指名手配犯ですか!? というくらいの強面な彼ですが、ジオン公国の元名門・サハリン家に絶対的な忠誠を誓っている超真面目な性格の持ち主だったりします。
自らが仕えるギニアス・サハリン少将のために全力で戦うのはもちろんなんですが、一方でその妹アイナ(アイナ・サハリン)のことを実の父親のような優しさで見守る、という大人の優しさもしっかり見せてくれたのがとても印象的ですね。
もちろんMSを操縦する技術と腕前も超一流で、パイロットスーツを着用して出撃する姿はまさにエースパイロットとしての貫禄と迫力も充分。愛機のグフ・カスタムを駆る姿は先のランバ・ラルと双璧をなす大活躍ぶりで、グフのイメージ(ベテランパイロットが乗る重厚な機体)というものを決定づけた人物の一人です。
終盤では負傷兵を運ぶ病院船を助けるために、アイナのたっての頼みとあれば聞き入れないはずもなく、愛用のグフ・カスタムで第08小隊を迎え撃つために激戦区へとただ一人、出撃していくのですが……。
常に儀礼・礼節を保ちながら、なにがあろうと主君のために軍人として尽くす、という彼の生き様からは “武士道”という言葉を連想しちゃいますね~。
人類革新連盟(通称:人革連)という組織に所属する彼は“ロシアの荒熊”の異名の通り、これまた一見恐ろしげなルックスをした指揮官(中佐)です。
左目の大きな傷跡は歴戦の負傷によってできたもの。見た目通り(!?)、MS乗りとして、また指揮官としての能力は一流。
「自分の目で見たものしか信用しない」という現場至上主義の考えのもとに自ら前線で指揮を取ることも多い彼は部下からの信用も極めて厚く、私設武装組織・ソレスタルビーイング(CB)の対ガンダム特務部隊の隊長も務めています。
性能的には決して他の機体より優れているわけではないティエレン(人革連の主力量産型MS)高機動型に乗り、刹那(主人公・刹那・F・セイエイ)の乗るガンダムエクシアをぎりぎりまで追い詰めたこともあるんですぞ~!(セカンドシーズンではティエレン全領域対応型にも搭乗!)
若年の部下への思いやりなど、その人道的な振る舞いから作中では唯一の人格者、良心とも言われている彼ですが、軍人としては市民を守ることが最優先、という考えのために、皮肉にも自分の指示で妻を失ってしまうという悲しい事故を起こしてしまうのでした。
そしてセカンドシーズンでは地球連邦平和維持軍に所属(大佐)、しかし、友人によるクーデター(軌道エレベーターの占拠)を止めることができず、そして長年に渡る誤解と確執のあった息子のアンドレイとはついに運命的な出来事が……。
(この続きは『機動戦士ガンダム00』でぜひチェックしてください~!)
その2
ガンダムといえば、主人公のそばでいつも過激でステキなおじさまキャラクターが活躍するのがお約束!?
第二部のアセム編では主人公のアセム(アセム・アスノ)の父親として、立派な口&顎ヒゲをたくわえた39歳のイケメンダンディーぶりを披露している彼ですが、息子・アセムと妹・ユノア(ユノア・アセム)のよき二児の父であるほかに、普段は地球連邦軍総司令部ビッグリングの司令官(中将)として超多忙な日々を送りながら、非常時には前線に出ていくことだってあるんです。
もちろんMS乗りとしての腕も以前にも増してばっちり磨かれており、なんと25年前のガンダムAGE-1 フラットに搭乗してヴェイガンの(コールドスリープから甦ったライバル!?)デシル・ガレットの操る最新鋭機クロノスを追い込んじゃうほど。その後の地球軌道上の決戦では陣頭指揮を取って大活躍。さらには「勇気の日」にクーデターを起こし、粛正委員会を率いて敵と内通していた政治家や軍人を次々と糾弾・粛清していったりと、母や大事な人を失った少年時代のトラウマのせいか、敵を殲滅するためにはぶっちゃけ全面戦争になってもかまわぬ! と明言するなかなかアナーキーかつ過激な思想を持ったおじさまになってたりもします(汗)。
そのせいで息子のアセムとはかなりびみょ~なかんじになったりもするのですが、それもアセムに自分と同じ悲しく辛い思いをさせたくないからこそ。アセムの17歳の誕生日にはアスノ家に代々伝わるという秘伝のAGEユニットを託す、という非常に大切な役割を果たします。で、ここからもまだまだお話は続いていくのですが……。ここから先は今まで&現在放送中の『機動戦士ガンダムAGE』を観てくださいね~。
主人公・ドモン・カッシュを導く偉大な師匠&ライバルとしてあまりにも有名なこのお方、実は御年49歳!!(←シルバーキャラとか言ってた人は思いっきり反省してくださ~い!)全然おじさまキャラ的にはOKな年齢じゃないですか~!! (でしょー!?)
その名の通り、“流派東方不敗”という拳法を完成させた武道の達人で、その凄さはなんと素手でガンダムを粉々に撃破してしまうほど!(←ガンダム史上最強?)初登場時は素手でデスアーミー軍団をなぎ倒してましたね。
“東方不敗”という呼び名はその異名で、ガンダムファイターとしてはネオ・ホンコンの代表。さらに、歴史上の「秩序の守り手」と呼ばれる最強の武闘集団ことシャッフル軍団の一員でもあり、シャッフルの紋章の一つ、キング・オブ・ハートをドモンに授けますが、ヤマトガンダムやシャッフル・ハート(劇中未登場)、クーロンガンダム、その細胞が変化した機体ともいわれるマスターガンダムを自在に操る師匠は、幾度となくネオ・ジャパンの代表となった弟子・ドモンの前に巨大な壁として立ちはだかります。
幼い頃のドモンは、マスターアジア(以下:師匠)の強さに憧れて弟子入りしますが、そのドモンに最終奥義である石破天驚拳を伝授したこの師匠こそ、後に最大のライバルとなっていくわけです。
最強でありながらも不治の病を患い、デビルガンダムの生体ユニットとしては不適格である師匠は、最高のガンダムファイターであるドモンをその代わりにしようと考えます(理想の地球環境再生のため)。そして、ガンダムファイトの第13回決勝大会では優勝時には「東西南北中央不敗・スーパーアジア」に改名するといきなり宣言。激しいバトルロイヤルとなった決勝試合では弟子のドモンと奥義である石破天驚拳の壮絶な撃ち合いを行うことになるのですが……。
そんなこんなで、このマスターアジアこそ、『機動武闘伝Gガンダム』のパワー溢れまくる武侠的な魅力と壮大すぎる世界観がそのまま凝縮された、ガンダムシリーズ史上に燦然と輝く“特濃”な人物なんですね~。
(てなわけでここまで読んじゃった人は『機動武闘伝Gガンダム』ぜひとも観てください! ガンダァァァァァム~、レディ・ゴーッ!!)
さて、今回は『(MSに乗る)おじさまキャラクター』のあれやこれやをとりあげてきましたが、やっぱり個性的なおじさま方が持つ魅力はガンダムの世界に欠かせないもののひとつですね~。
主人公やライバルだけじゃない様々なキャラクターの活躍ぶりにも、もっともっともっともっと~注目していきたいと思います(って、前にも言ったような気が……)。
ああ、ガンダムの世界って本当に素晴らしいですね~!!
さてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさて、今回はここまで。次回も引き続き(!?)、『ガンダム』のお約束ごとについて、ゆる~く探っていきたいと思います。
【著者プロフィール】
馬場 絵麻
脚本家。暴れん坊シナリオライターです。
ガンダムの魅力と素晴らしさを伝えるため、日々研鑽中!
脚本家。暴れん坊シナリオライターです。
ガンダムの魅力と素晴らしさを伝えるため、日々研鑽中!
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