2012年6月27日 (水)
ガンダムのお約束 ~その11~『水陸両用モビルスーツ』
”ガンダムってなんだ!?“ という素朴な疑問(?)に答えるガンダム超初心者「限定」のゆるコラム、第11回!
ガンダム界の猫パンチ、と巷で噂の“超々初心者向けガンダム入門・ゆるコラム”(!?)、第11回目も、前回に引き続き『~ガンダムのお約束・その11~』についてお話ししたいと思います。
第1回では、ガンダムの「顔」と「カラーリング」、 第2回は「仮面の人」と「ハロ」。 第3回目では「宇宙世紀」、 第4回は「モビルスーツ」、 第5回は「MSV」、 第6回は「ザク」と「ジム」、 第7回は「装備」と「換装」、 第8回は「モビルスーツの進化と発展(例)」、 第9回は「女性キャラクター(『機動戦士ガンダム』編)、 第10回回は「兄貴キャラクター」について触れてきましたが、今回もガンダムといえばやっぱこれでしょ! という「アレ」に関する事柄です。
ガンダムに登場するMS(モビルスーツ)は数え切れないほどありますが、多種多様な装備や武器を加えることによって状況や戦況に対応していくといった機体のほかに、始めからそれぞれの用途・目的に合わせて特化した形で作られている機体も多くあります。
第11回はその中でも、この夏を先取りして(?)涼しげでなんだかカワイイ(!?)の『水陸両用MS』をちょっとだけご紹介しちゃいたいな~と思います!
その1
ガンダムといえば、地上や宇宙空間以外でも活躍する水陸両用MS(モビルスーツ)が登場するのがお約束!?
さて、この水陸両用MS、系統としては水の抵抗などのことを考えてか、全体的にまるっとした、どことなく可愛いスタイルのものと、従来のMSに水中用の装備を加えたかんじのものがあるようですが、まずは水陸両用MSの原点「ゴッグ」、そして「ズゴッグ」、「アッガイ」のまるっと三兄弟(!?)から御紹介していきますね。
「ゴッグ」は『機動戦士ガンダム』、『機動戦士ガンダムΖΖ』、『機動戦士ガンダムUC』に登場するMSで(←アッガイとゴッグも同じ)、ジオン公国軍が水陸両用MSとして初めて量産化に成功&メガ粒子砲を装備しました。茶色くて強そうなタマゴ、という風情のゴッグですが、実は手足となる部分をボディにしまうことによって抵抗を減らし、より水中に適した形態を取ることができるようになっています。タマゴっぽいのは水圧に耐えるための装甲によるもので、ガンダムのハイパーハンマーだって受け止めたこともあるんですよ。しかし、その重い装甲のために動きはのろのろで激遅でもあり、外部ににある水冷方式のために陸の上ではオーバーヒートの危険性もあったりして……。
「アッガイ」は大きなアタマとにゅっと出た口or鼻(!?)がなかなかにキュートな愛され系(?)のMSですが、当初は生産コストの高いゴッグ、ズゴッグの廉価版(!?)として開発されてました。
水冷式に改造したザクIIのジェネレーター(発電機のようなもの)を流用することでコストを控えめに、ついでに熱源の関係で相手にわかりにくくなるステルス性も良くなったので、偵察などの任務にもよく使用されることになりました。
整備性もよく、腕のところがひとつのユニットとなっているため、基本パーツ以外のものにも武器を変えることができるようにもなってます。
「ズゴッグ」はこのシリーズの中では最も陸の上での能力が高く、連邦軍の量産型MSとばっちり互角の戦いを繰り広げるほどの実力派MSです。
ゴッグと同時期に開発されていながらも、先に使い始めたゴッグのデータをフィードバックしたために生産が遅れ、アッガイより後の型式に……でも、そのかいあって、水冷と空冷のハイブリッド冷却方式を採用、軽量化と高出力化を同時に実現(ゴッグより20tも軽くなっちゃいました!)、攻守ともに優れた水陸両用MSの主力機として、それまでのものとは段違いのパワーと強さをみせつけることになります。ちなみにこのズゴックには“赤い”シャア専用機もあるんですよ~。
「マーメイドガンダム」は『機動武闘伝Gガンダム』に登場するネオデンマーク代表のモビルファイターです。これはもう見た目からして水中以外での活動が考えられない! というかんじなんですが、なんと輪を掛けて魚類丸出しの“フィッシュモード”(手足を格納)になることで水中での戦闘能力を飛躍的にアップすることができちゃうというさかなクンもびっくりすることうけあいのスゴイやつです(ギョギョ~!! ……失礼しました)。
ビームネットで相手を捕らえ、三叉となった銛のようなマーメイドトライデントでグサッ! と仕留めちゃうという、まさに漁師のような戦い方もお得意で、劇中ではドラゴンガンダムと死闘を繰り広げていた姿が印象的でした。
ちなみにネオデンマークではこのマーメイドガンダムの試作機(通称:海の仲間たち)もいろいろ作っていたようで、他にもカニ・エビ・カッパ・アンコウ・ヒラメ型といった謎のプロトタイプ魚類ガンダム軍団も最終決戦で最大の敵・デビルガンダムを迎え撃つために全機発進しちゃうんですよ~(←興味のある方は今すぐ『機動武闘伝Gガンダム』にレディー・ゴー!)。
「パイシーズ」は『新機動戦記ガンダムW』に登場する、OZ(地球圏統一連合軍)の水中用可変MSです。まるで潜水艦のように見える水中巡航モードにより、深~い海の中での作業も可能となってます。MSに変形した際には作業用の腕や手となるスクリュー部分があるために、戦闘以外でもの多彩な任務をこなすことができ、水陸を問わない使いやすさをを持ってます。
連合海軍の主力機として、水中での戦いや海底に沈んだガンダムを引き上げたり、という特殊な場面でも活躍ぶりを見せてくれてます。
「ゾノ」は『機動戦士ガンダムSEED』、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する、ザフト(自由条約黄道同盟)が開発したMSです。
グーン(ザフトが開発した最初の水陸両用MS)の後継機となる水陸両用機ですが、グーンよりも大型化しつつ、格段に機動性とパワーが向上した作りになりました。アタマのアンテナも大きくなり、より素早く水中で敵を探すこともできるようになってます。
強力な手のクローを使って相手をガシッと捕獲した後にビームで倒すという上陸後の近接戦闘も得意となりました。
「アビスガンダム」は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する、ザフトの最新鋭の機体です(劇中での名称はアビス)。
それまでのザフト軍の水陸両用MSにはすでにグーンとゾノがありましたが、この二つは主に水中で使うことを目的に作られているのに対して、アビスガンダムは今までのMSと同じタイプ(人の形)をしています。これは水中だけでなく、陸上や宇宙空間での活用を考えて作っているからなんですね。
また、このアビスガンダムはカブトガニのような殻(!?)をかぶって潜水艇型モビルアーマーへと可変することもでき、水中の戦いでも素晴らしい航行スピードを発揮。また、味方の後方支援をするためにビーム砲などの兵器をいっぱい持っているのも特徴です。
「ウロッゾ」は『機動戦士ガンダムAGE』に登場する、ヴェイガン(謎の敵UEの正体)によって作られた水陸両用のMSです。先に開発されていたゴメル(主に砂漠などで使うことを目的とした局地戦用MS)とパーツを共用しているためか、どこか兄弟のように外見も似てますね。
ゴメルが砂漠(砂中)を高速で移動できるように、ウロッゾも可変(巡航形態)することで水中を高速移動することができます。さらに陸上ではホバーを使った高速移動も可能。胸にはウロッゾキャノン(ビームキャノン)を持ち、手と腕の部分にはクローとミサイルランチャー、魚雷といった武器を装備してます。
その2
ガンダムといえば、従来のお馴染みMSに水中装備を加えたシブい水陸両用MSが活躍するのがお約束!?
「ザク・マリナー」は『機動戦士ガンダムΖΖ』、『機動戦士ガンダムUC』に登場するネオ・ジオンの量産型MSです。(『機動戦士ガンダム』で描かれていた)一年戦争が終わった後に、地球連邦軍が旧ジオン軍から回収、再設計・開発したというMSですが、後の抗争で奪われて再びジオンのMSとして使われることになったという少々ややこしい経緯もあったりして……。
このザク・マリナー、みなさんもご存知のザクをベースにしたものですが、このタイプのものとしては先にザク・マリンタイプというのが作られていたんですね。
ザク・マリナーはそのザク・マリンタイプを独自に運用しやすく発展・改良したもので、水中を高速移動するためのハイドロジェットやバックパックなどの装備は水中から陸に上がったときにはずすことができるようになっています。
と、まあ、どこから見ても昔ながらのシブい雰囲気を醸し出しているザク・マリナーですが、こういった局地戦タイプのザクはネオ・ジオンの兵士たちにも人気も高かったようです(やっぱり馴染み深い機体(=ザク)には一段と愛着も湧くんでしょうね~)。
「ゼー・ズール」は『機動戦士ガンダムUC』に登場するネオ・ジオン残党軍(通称・袖付き)が開発したMS。あのザクそっくり(?)な主力量産機・ギラ・ズールをベースに、バラスト・タンク、ハイドロジェット推進器などの水中装備をつけたものです。武器は刺さったらいかにもヤバそうな手持ちのヒート・ナイフに加えて、両腕には格闘用のヒート・クロー(これまたコワい鋭利な3枚刃!)、極めつけはしっかりとシーリングされた銃器(ライフル)ケースも背負ったりしてます(まるでどこかに殴り込みに行くみたいですね……)
見たところ相当強面で凶悪なムードのMSですが(足のヒレだけはちょっとカワイイかも!?)、このゼー・ズール、『機動戦士ガンダムUC』第4話ではしっかり暴れてくれてます!
(この二機が登場する『機動戦士ガンダムUC』もぜひ観てくださいね! ガンプラもよろしく~!!)
さて、今回は「水陸両用MS(モビルスーツ)」のあれこれをとりあげてきましたが、やっぱり個性的なMSが持つ魅力はガンダムの世界に欠かせないもののひとつですね~。
主役機だけじゃない他の様々なMSの活躍ぶりにも、もっともっと注目していきたいと思います。
ああ、ガンダムの世界って本当に素晴らしいですね~!
さてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさて、今回はここまで。次回も引き続き(!?)、『ガンダム』のお約束ごとについて、ゆる~く探っていきたいと思います。
文/馬場絵麻
ガンダム界の猫パンチ、と巷で噂の“超々初心者向けガンダム入門・ゆるコラム”(!?)、第11回目も、前回に引き続き『~ガンダムのお約束・その11~』についてお話ししたいと思います。
第1回では、ガンダムの「顔」と「カラーリング」、 第2回は「仮面の人」と「ハロ」。 第3回目では「宇宙世紀」、 第4回は「モビルスーツ」、 第5回は「MSV」、 第6回は「ザク」と「ジム」、 第7回は「装備」と「換装」、 第8回は「モビルスーツの進化と発展(例)」、 第9回は「女性キャラクター(『機動戦士ガンダム』編)、 第10回回は「兄貴キャラクター」について触れてきましたが、今回もガンダムといえばやっぱこれでしょ! という「アレ」に関する事柄です。
ガンダムに登場するMS(モビルスーツ)は数え切れないほどありますが、多種多様な装備や武器を加えることによって状況や戦況に対応していくといった機体のほかに、始めからそれぞれの用途・目的に合わせて特化した形で作られている機体も多くあります。
第11回はその中でも、この夏を先取りして(?)涼しげでなんだかカワイイ(!?)の『水陸両用MS』をちょっとだけご紹介しちゃいたいな~と思います!
その1
ガンダムといえば、地上や宇宙空間以外でも活躍する水陸両用MS(モビルスーツ)が登場するのがお約束!?
さて、この水陸両用MS、系統としては水の抵抗などのことを考えてか、全体的にまるっとした、どことなく可愛いスタイルのものと、従来のMSに水中用の装備を加えたかんじのものがあるようですが、まずは水陸両用MSの原点「ゴッグ」、そして「ズゴッグ」、「アッガイ」のまるっと三兄弟(!?)から御紹介していきますね。
「ゴッグ」は『機動戦士ガンダム』、『機動戦士ガンダムΖΖ』、『機動戦士ガンダムUC』に登場するMSで(←アッガイとゴッグも同じ)、ジオン公国軍が水陸両用MSとして初めて量産化に成功&メガ粒子砲を装備しました。茶色くて強そうなタマゴ、という風情のゴッグですが、実は手足となる部分をボディにしまうことによって抵抗を減らし、より水中に適した形態を取ることができるようになっています。タマゴっぽいのは水圧に耐えるための装甲によるもので、ガンダムのハイパーハンマーだって受け止めたこともあるんですよ。しかし、その重い装甲のために動きはのろのろで激遅でもあり、外部ににある水冷方式のために陸の上ではオーバーヒートの危険性もあったりして……。
「アッガイ」は大きなアタマとにゅっと出た口or鼻(!?)がなかなかにキュートな愛され系(?)のMSですが、当初は生産コストの高いゴッグ、ズゴッグの廉価版(!?)として開発されてました。
水冷式に改造したザクIIのジェネレーター(発電機のようなもの)を流用することでコストを控えめに、ついでに熱源の関係で相手にわかりにくくなるステルス性も良くなったので、偵察などの任務にもよく使用されることになりました。
整備性もよく、腕のところがひとつのユニットとなっているため、基本パーツ以外のものにも武器を変えることができるようにもなってます。
「ズゴッグ」はこのシリーズの中では最も陸の上での能力が高く、連邦軍の量産型MSとばっちり互角の戦いを繰り広げるほどの実力派MSです。
ゴッグと同時期に開発されていながらも、先に使い始めたゴッグのデータをフィードバックしたために生産が遅れ、アッガイより後の型式に……でも、そのかいあって、水冷と空冷のハイブリッド冷却方式を採用、軽量化と高出力化を同時に実現(ゴッグより20tも軽くなっちゃいました!)、攻守ともに優れた水陸両用MSの主力機として、それまでのものとは段違いのパワーと強さをみせつけることになります。ちなみにこのズゴックには“赤い”シャア専用機もあるんですよ~。
「マーメイドガンダム」は『機動武闘伝Gガンダム』に登場するネオデンマーク代表のモビルファイターです。これはもう見た目からして水中以外での活動が考えられない! というかんじなんですが、なんと輪を掛けて魚類丸出しの“フィッシュモード”(手足を格納)になることで水中での戦闘能力を飛躍的にアップすることができちゃうというさかなクンもびっくりすることうけあいのスゴイやつです(ギョギョ~!! ……失礼しました)。
ビームネットで相手を捕らえ、三叉となった銛のようなマーメイドトライデントでグサッ! と仕留めちゃうという、まさに漁師のような戦い方もお得意で、劇中ではドラゴンガンダムと死闘を繰り広げていた姿が印象的でした。
ちなみにネオデンマークではこのマーメイドガンダムの試作機(通称:海の仲間たち)もいろいろ作っていたようで、他にもカニ・エビ・カッパ・アンコウ・ヒラメ型といった謎のプロトタイプ魚類ガンダム軍団も最終決戦で最大の敵・デビルガンダムを迎え撃つために全機発進しちゃうんですよ~(←興味のある方は今すぐ『機動武闘伝Gガンダム』にレディー・ゴー!)。
「パイシーズ」は『新機動戦記ガンダムW』に登場する、OZ(地球圏統一連合軍)の水中用可変MSです。まるで潜水艦のように見える水中巡航モードにより、深~い海の中での作業も可能となってます。MSに変形した際には作業用の腕や手となるスクリュー部分があるために、戦闘以外でもの多彩な任務をこなすことができ、水陸を問わない使いやすさをを持ってます。
連合海軍の主力機として、水中での戦いや海底に沈んだガンダムを引き上げたり、という特殊な場面でも活躍ぶりを見せてくれてます。
「ゾノ」は『機動戦士ガンダムSEED』、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する、ザフト(自由条約黄道同盟)が開発したMSです。
グーン(ザフトが開発した最初の水陸両用MS)の後継機となる水陸両用機ですが、グーンよりも大型化しつつ、格段に機動性とパワーが向上した作りになりました。アタマのアンテナも大きくなり、より素早く水中で敵を探すこともできるようになってます。
強力な手のクローを使って相手をガシッと捕獲した後にビームで倒すという上陸後の近接戦闘も得意となりました。
「アビスガンダム」は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する、ザフトの最新鋭の機体です(劇中での名称はアビス)。
それまでのザフト軍の水陸両用MSにはすでにグーンとゾノがありましたが、この二つは主に水中で使うことを目的に作られているのに対して、アビスガンダムは今までのMSと同じタイプ(人の形)をしています。これは水中だけでなく、陸上や宇宙空間での活用を考えて作っているからなんですね。
また、このアビスガンダムはカブトガニのような殻(!?)をかぶって潜水艇型モビルアーマーへと可変することもでき、水中の戦いでも素晴らしい航行スピードを発揮。また、味方の後方支援をするためにビーム砲などの兵器をいっぱい持っているのも特徴です。
「ウロッゾ」は『機動戦士ガンダムAGE』に登場する、ヴェイガン(謎の敵UEの正体)によって作られた水陸両用のMSです。先に開発されていたゴメル(主に砂漠などで使うことを目的とした局地戦用MS)とパーツを共用しているためか、どこか兄弟のように外見も似てますね。
ゴメルが砂漠(砂中)を高速で移動できるように、ウロッゾも可変(巡航形態)することで水中を高速移動することができます。さらに陸上ではホバーを使った高速移動も可能。胸にはウロッゾキャノン(ビームキャノン)を持ち、手と腕の部分にはクローとミサイルランチャー、魚雷といった武器を装備してます。
その2
ガンダムといえば、従来のお馴染みMSに水中装備を加えたシブい水陸両用MSが活躍するのがお約束!?
「ザク・マリナー」は『機動戦士ガンダムΖΖ』、『機動戦士ガンダムUC』に登場するネオ・ジオンの量産型MSです。(『機動戦士ガンダム』で描かれていた)一年戦争が終わった後に、地球連邦軍が旧ジオン軍から回収、再設計・開発したというMSですが、後の抗争で奪われて再びジオンのMSとして使われることになったという少々ややこしい経緯もあったりして……。
このザク・マリナー、みなさんもご存知のザクをベースにしたものですが、このタイプのものとしては先にザク・マリンタイプというのが作られていたんですね。
ザク・マリナーはそのザク・マリンタイプを独自に運用しやすく発展・改良したもので、水中を高速移動するためのハイドロジェットやバックパックなどの装備は水中から陸に上がったときにはずすことができるようになっています。
と、まあ、どこから見ても昔ながらのシブい雰囲気を醸し出しているザク・マリナーですが、こういった局地戦タイプのザクはネオ・ジオンの兵士たちにも人気も高かったようです(やっぱり馴染み深い機体(=ザク)には一段と愛着も湧くんでしょうね~)。
「ゼー・ズール」は『機動戦士ガンダムUC』に登場するネオ・ジオン残党軍(通称・袖付き)が開発したMS。あのザクそっくり(?)な主力量産機・ギラ・ズールをベースに、バラスト・タンク、ハイドロジェット推進器などの水中装備をつけたものです。武器は刺さったらいかにもヤバそうな手持ちのヒート・ナイフに加えて、両腕には格闘用のヒート・クロー(これまたコワい鋭利な3枚刃!)、極めつけはしっかりとシーリングされた銃器(ライフル)ケースも背負ったりしてます(まるでどこかに殴り込みに行くみたいですね……)
見たところ相当強面で凶悪なムードのMSですが(足のヒレだけはちょっとカワイイかも!?)、このゼー・ズール、『機動戦士ガンダムUC』第4話ではしっかり暴れてくれてます!
(この二機が登場する『機動戦士ガンダムUC』もぜひ観てくださいね! ガンプラもよろしく~!!)
さて、今回は「水陸両用MS(モビルスーツ)」のあれこれをとりあげてきましたが、やっぱり個性的なMSが持つ魅力はガンダムの世界に欠かせないもののひとつですね~。
主役機だけじゃない他の様々なMSの活躍ぶりにも、もっともっと注目していきたいと思います。
ああ、ガンダムの世界って本当に素晴らしいですね~!
さてさてさてさてさてさてさてさてさてさてさて、今回はここまで。次回も引き続き(!?)、『ガンダム』のお約束ごとについて、ゆる~く探っていきたいと思います。
【著者プロフィール】
馬場 絵麻
脚本家。暴れん坊シナリオライターです。
ガンダムの魅力と素晴らしさを伝えるため、日々研鑽中!
脚本家。暴れん坊シナリオライターです。
ガンダムの魅力と素晴らしさを伝えるため、日々研鑽中!
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