2024年10月28日 (月)
パワーワード第357回「あなたの体に染み付いている戦争のにおいが、戦いを引き寄せるんじゃないでしょうか？」
第357回
あなたの体に染み付いている戦争のにおいが、戦いを引き寄せるんじゃないでしょうか？
――アムロ・レイ
（『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』より）
ジオン公国軍の追撃部隊に島を襲撃されたククルス・ドアンですが、ガンダムを運用するアムロ・レイの協力もあり、それを退けることができました。子どもたちに被害が出なかったことに安堵するドアンに対し、アムロはこのような言葉をかけ、ザクの放棄を求めました。守るために兵器を手放せない、兵士としてのドアンをアムロは解き放とうとしたのです。
ここがポジティブ！
戦争をいくら恨んでいても、戦力とは他人にとっての脅威であり、いつかは攻撃対象となってしまう可能性があります。であれば、敢えて戦力を放棄し、戦いに巻き込まれないほうが良い――とアムロは考えました。現代でも、自分や仲間、会社などを守るために、過剰な物言いで相手を牽制することがありますが、過剰さには過剰さで対抗され、対立がエスカレートすることも。そうした不毛な争いになる前に、「降りる」決断も必要なのです。
（ガンダムインフォ編集部）
※本連載は筆者独自の見解です。
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