2020年7月20日 (月)
ガンダムパワーワード 第148回「理不尽な現実こそ、僕らを苦しめる本当の敵だ」
第148回
理不尽な現実こそ、僕らを苦しめる本当の敵だ
ダリル・ローレンツ
（『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』より）
ジオン軍のダリル・ローレンツはサイコ・ザクに搭載された「リユース・P・デバイス」をコントロールするため、カーラ・ミッチャムから非人道的な手術を受けることになりました。ダリルの身体を傷つけるその手術はカーラとて本意ではなく、歴史家で思想犯としてジオン本国で投獄されている父を助けるための行動でもあったのです。それを知ったダリルは、「生き残ろう」と力強くカーラに語りかけたのち、理不尽な戦場に身を置く苦しみをこのセリフで表したのです。
ここがポジティブ！
ダリルが身を投じた戦場は、まさに理不尽なできごとの連続でした。ですが、私たちが生きるこの社会でも、「なぜこのようなことが？」という想定外の事態がたびたび発生します。ダリルが「理不尽な現実＝本当の敵」と語るように、ときには大きなショックを受けたり、打ちひしがれたりすることもあるでしょう。ただ、それもまた人生と受け入れ、前を見て進むことが大切なのです。
（ガンダムインフォ編集部）
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