2010年3月1日 (月)
「Q.「機動戦士ガンダムUC」の舞台はU.C.0096。それまでの宇宙世紀(U.C.)の歴史で、特筆すべき出来事といえば?」はモビルスーツの誕生が1位!【2010年2月15日~2010年2月21日】
■第136回 2月15日~2月21日
Q.「機動戦士ガンダムUC」の舞台はU.C.0096。それまでの宇宙世紀(U.C.)の歴史で、特筆すべき出来事といえば?
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さあ、皆さんの大好きな歴史の授業のお時間です。 プレミアレビュー中の『ガンダムUC』ではU.C.0096が舞台であり、そこで描かれるラプラス戦争はU.C.0001の首相官邸ラプラス爆破事件(ラプラス事件)が発端となっているという。ならば、ガンダムの舞台である宇宙世紀(U.C.)を理解しておけば、もっと作品が面白くなる。ということで、宇宙世紀(U.C.)の事件のインパクト度を調査してみた。 |
第1位は「モビルスーツの誕生」であった。過半数の支持を得たことからもガンダムにおけるモビルスーツ(MS)は最も関心の高いものであろう。ガンダムに登場する人型ロボットをモビルスーツと呼ぶことで、メカがキャラクター化していったのだと思う。ロボットがあたかも人同士が戦っているように戦う。リアリティを持って、そんな格闘戦を演出するためには、長距離誘導ミサイルやビーム兵器を抑制しないといけなかった。そのために生まれたのが電波や赤外線などを遮断する効果があるミノフスキー粒子という設定だった。 | ||||
第2位はその「ミノフスキー粒子の発見」である。ガンダムの世界はフィクションである。大きなウソのひとつが「ミノフスキー粒子」であろう。というか、これに集約するように設定がまとめられていったという方が正しい。ガンダムとザクがなんで斬り合いをするのか、ホワイトベースがなんで浮くのか、ビグザムになんでバリアがあったのかなどを解説することができる(らしい)。ミノフスキー粒子はトレノフ・ミノフスキーによって存在が実正された新粒子であり、この粒子を予言する仮説により統一場理論を完成したという。う~む、すばらしい粒子だ。 |
MSがかっこよければ、歴史なんてどうでもいいという人もいるかもしれない。だが、MSの武器や防具の設定を考える上でも時代背景は重要なのである。そして、人がなんで殺し合いをするのかという理由も歴史の中に隠されている。『ガンダムUC』には歴史を変えるほどの力を持つといわれる「ラプラスの箱」が登場する。この箱はU.C.0001にはあったらしいが、ミノフスキー粒子を凌駕する新たなウソになりえるのだろうか。アムロ、シャア、カミーユ、ジュドーの時代をくぐり抜けてきたナゾの箱がどのように描かれるのか、早く第2話が見たい。 |
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[宇宙世紀年表(抜粋)]
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0001 ラプラス事件【UC】
| 0045 ミノフスキー物理学会立ち上げ
| 0047 ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉開発開始
| 0069 ミノフスキー粒子の発見
| 0071 MS開発開始
| ZI-XA3(MS-01)製作
| MS-04 プロトタイプ・ザク製作
| 0074 ザク(MS-05、旧ザク)試作機完成
| 0075 ザク量産
| 0077 MS-06 ザクII 完成
0079 一年戦争【ガンダム】
0083 デラーズ紛争【0083】
0087~0088 グリプス戦役【Z】
0088~0089 ハマーン戦争(第一次ネオ・ジオン戦争)【ZZ】
0093 シャアの反乱(第二次ネオ・ジオン戦争)【逆襲のシャア】
0096 ラプラス戦争(第三次ネオ・ジオン戦争)【UC】
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※【 】は作品略称
ガンダムインフォ編集部
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