「Q.『ROBOT魂 ハイザック ver. A.N.I.M.E.』9月発売！ハイザックのパイロットといえば？」は「ジェリド・メサ」が1位！【8/19～8/26】

今年は各地で雨や風が大暴れしている。季節の変わり目を乗り越えて、9月になるとようやく待ち遠しい実りの秋の季節だ。今月の新商品として「ROBOT魂 ハイザック ver. A.N.I.M.E.」に注目してみたい。ハイザックは、地球連邦軍がジオン公国軍から接収したザクIIをベースに、ジムのコンセプトを加えた新設計機である。ジオンと連邦の技術が組み合わさることで、低コストでの製造と運用を実現している。私たちにとってMSの重要な要素のひとつとして、機体の構造がカッコいいということが挙げられると思う。ハイザックにおいては主にバックパックについている2基のフィン・ユニットによるところが大きく、これによってどこか無骨だったザクが勇ましくカッコよく見えると感じるが、どうだろうか。
ということで、今回はこのハイザックのパイロットについて調査してみた。

が59ポイント弱の支持を集めた。ガブスレイやバイアランほか、もっと目立つ数多くのMSにも搭乗していたので、ハイザックの印象は薄いのではないかと思われたが、それでも第1位に輝いた。その理由のひとつは、ジェリドの生き様がなにかハイザックと重なる面があったように感じた方が多かったからではないかと推察してみた。ティターンズで成り上がろうとする野心を持っていながら、なかなか活躍できないもどかしさを感じていたジェリド。カミーユ・ビダンに殴られ恥をかき、ライラ・ミラ・ライラに教えを乞うたりして、臥薪嘗胆の思いで結果を出そうとする。そんな生き様が、ザクから生まれたにも関わらず、敵であったジムの長所を受け入れながら大量生産されたハイザックの姿と重なったのではないだろうか？

第2位はカクリコン・カクーラーが21ポイント弱の支持を集めた。ジェリド、エマ・シーンとは同期だった彼を有名にしたのは、カミーユに乗機のガンダムMk-IIを奪取されたことである。地球にいる恋人のアメリアのためにも、名誉挽回のためにハイザックに乗り、カミーユと数々の死闘を繰り広げた。

第3位はサラ・ザビアロフが13ポイント強の支持を集めた。パプテマス・シロッコの命令でジェリドの部下になり、ハイザックでエゥーゴと戦闘を行った。アーガマへの密告や月面都市フォン・ブラウンの破壊工作ほかシロッコの命であればなんでも行った彼女だが、個人的には普通の少女として接してもらえたカツ・コバヤシとうまくいって欲しかった。

第4位はキッチマンが8ポイント弱の支持を集めた。アンマンに停泊中のアーガマに奇襲をかける際のハイザックのパイロットなのだが、カクリコンに差し入れられたチキンバーガーを食べて愚痴をこぼしていたのが印象的だった。レアな登場人物の割にサラの半分以上もの支持を獲得しているのは興味深い。

ということで、今回の調査で第1位はジェリドという結果だった。最初に登場したときはなんだかカッコつけてて、いけ好かないヤツだなぁと感じたが、話が進むうちに、自分なりに頑張っているが、なかなか結果を出せない人物なのだと印象が変わってきた。そんなジェリドに一番似合う機体がハイザックだったのかもしれない。
ザクの遺伝子にジムを混ぜられた違和感を感じるハイザック、しかし、コストパフォーマンスや汎用性は高く評価されており、主力機としてもってこいである。しかし、その背中のフィンには大いなる野望を潜ませているような気もする。そんなハイザックが愛おしくもカッコイイのである。