「Q．『機動戦士Vガンダム』放送開始30周年！乗ってみたい戦艦は？」はリーンホースJr.が1位！【8/7～21】

が45ポイントの支持を集めた。リガ・ミリティア所属で、大破した宇宙巡洋艦リーンホースと、拿捕したザンスカール艦隊のスクイードIのパーツを使って改修された艦だ。
最大の特徴は、艦首にあるビームラムを兼ねたビームシールドである。これにより、宇宙港出入口を突破したり、敵旗艦アドラステアへの突撃を敢行したり、なかでも若者を退艦させて老人たちが突き進んでいくシーンは、視聴者の涙を誘った。
リガ・ミリティアの旗艦として活躍したので人気を集めたのだと思われる。

第2位はアドラステアが30ポイント強の支持を集めた。ザンスカール帝国の巨大なバイク型戦艦で、タイヤで地上を進行し、あやゆるものを踏み潰す「地球クリーン作戦」のインパクトから支持者が増えたようだ。
第3位はジャンヌ・ダルクが20ポイント弱の支持を集めた。地球連邦軍連合宇宙艦隊の旗艦ラー・カイラム級の戦艦で、設計から60年以上が経過した旧式艦である。とはいえ、火力、MS運用能力、機動力が高度に集約されており、地球連邦軍の中核をなしていた。ラー・カイラム級は他作品での活躍も多いため、ファンが多い。
第4位はスクイードが5ポイント弱の支持を集めた。ザンスカール帝国の巨大ビーム兵器のカイラスギリーにドッキングして、制御や防衛を担う大型戦艦である。8基のカタパルトを同時に稼働できる姿が、「SQUID（スクイード）」、つまりイカに似ていることからこの名が付けられたと思われる。

『Vガンダム』では、ギロチンや戦艦の突撃など、中世から近代の戦争を感じさせるシーンが数多くあった。さらには宗教や民族運動のほか、戦争と女性、子どもとの関わりなど切実なシーンも描かれていて、心に多くの爪痕を残した作品であった。ある意味、かっこいい一面だけを描くのではなく、悲劇的なシーンを具体的に描くことで、戦争の痛みを感じらるようになるのではないだろうか。それを象徴するのがリーンホースJr.の突撃シーンだったと思う。放送から30年後、今の時代に改めて見返してみたい。