「Q．『Pフィーバー 機動戦士ガンダムSEED』8月上旬ホール導入予定！印象的なニコルのセリフは？」は「アスラン 下がって！」が1位！【7/24～31】

が7割近い支持を集めた。これは、いつも落ち着いているニコルが、めずらしく絶叫したセリフだったのではないだろうか。
オーブを出たアークエンジェルを待ち受けていたのが、ザラ隊のアスラン、イザーク、ディアッカ、ニコルの4人とその乗機である。しかし、キラのストライクガンダムは、4人のガンダムを徐々に追い詰めていく。ピンチのアスランを守るべく「アスラン 下がって！」と叫びながら、2人の間に飛び込んでいったニコルを、ストライクのソードが襲ったのだった。

第2位は「もともと そちらのものでしたっけね」が16ポイント弱の支持を集めた。ブリッツガンダムの電磁光学迷彩機能「ミラージュコロイドステルス」による接近を、マリュー・ラミアスにはばまれた時のセリフである。そう、ブリッツガンダムはもともと球連合軍のもので、ザフトが奪取した機体だったからだ。
第3位は「僕の機体 あのブリッツならうまくやれるかもしれない」が9ポイント強の支持を集めた。難攻不落といわれた軍事要塞アルテミスの光波防御帯を、「ミラージュコロイドステルス」を利用して破る作戦を立てた時のセリフである。
第4位は「向こうのデッキから トビウオの群れが見えますよ」が7ポイント弱の支持を集めた。艦上のアスランの所にかけ寄ったニコルが、トビウオの群れを目にしてはしゃぐ、子どもらしい一面を見せた時の言葉である。アスランを慕うニコル、ニコルに心を許していたアスラン、2人のつかの間の平穏な時間が描かれていたシーンだった。

ニコルの何が印象に残っているかといえば、ピアノが上手な点だけでなく、繊細さと心優しい性格を持ち合わせていた点も大きいのだと思う。特に、隊のなかで孤立しがちだったアスランにとっては、大きな支えだった。しかし、ニコルはザフトに志願して、戦わずにはいられなかった。それほどユニウスセブンで起きた「血のバレンタイン」は、大きく悲しい事件だったのだ。
ニコルのピアノ曲「涙のテーマ」は、水面に落ちる花びらが静かに波紋をつくるように、繊細で切ない曲だと感じた。そして、最期のセリフ「母さん… 僕の ピアノ…」は、ニコルの優しさと戦争の悲しさを感じ、思い返す度にとても切ない気持ちになってしまうのだ。