2022年4月7日 (木)
4月7日は『機動戦士ガンダム』第1話の放送日!『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』新キャラ設定画が解禁!
安彦監督が語る「ククルス・ドアンの島」のテーマの重要性とは?
また、安彦良和監督が『ククルス・ドアンの島』のエピソードがもつテーマの重要性について語ったコメントも到着。
さらに、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(GFY)」と『ククルス・ドアンの島』のコラボツイッターキャンペーンが本日よりスタートしたほか、アーセナルベースに「ドアン専用ザク」が参戦することも決定したので、あわせて紹介していこう。
安彦監督が語る『ククルス・ドアンの島』のエピソードがもつテーマの重要性
<安彦監督コメント>
映画化の話が来たわけじゃなくて、僕からお願いしたんです。TVシリーズの第15話「ククルス・ドアンの島」は意外と引きがあって、何よりいい話なんだよなという印象があったんですよね。ただ、不遇の作品にはなってしまっていた。ずっと気にはなっていたんですよ。
それを偶然思い出すきっかけがあって、サンライズの先代の社長と現社長がたまたま同じ場所におられたときに、直に映像化の提案をしたら「いいですよ」と快諾してもらったんです。映画のストーリーは基本的にTVと同じで、ラストはセリフ回しも同じなんです。とても印象深いラストで、よく言われる「愛するものを守る」といった絶対正義のテーマに対して、「本当にそうですか︖」と疑問を投げかけている。第15話の脚本を手掛けられた荒木(芳久)さんがどういう意識でお書きになったのかわからないけど、非常に大きなテーマを秘めたエピソードだと思います。僕はファーストガンダム、『機動戦士ガンダム』という作品は、とても大きな状況の中に放り込まれた〈小さな者達〉のドラマとよく言うんですよね。ホワイトベースのクルーたちも名もなき〈小さな者達〉で、彼らは翻弄され大役を担わされながらもその中で頑張る。それが『ガンダム』のスタイルだと思うんです。富野由悠季監督は原案段階で「漂流記」と呼んでいたんです。それがさらに象徴的に表れているのが「ククルス・ドアンの島」なんです。
子どもたち20人の設定画公開!
戦争で親を亡くした子供たちはククルス・ドアンに引き取られ、肥沃とは言えない島を耕し、貧しいながらも助け合って暮らしている。屈託のない笑い声が飛び交うが、それぞれ心の傷を抱えている。
安彦良和監督にとって、ドアンと、この20人もの戦争孤児の織りなす物語を描くことが、ファーストガンダムの魅力のひとつであり、本作で最も力をいれたポイントにもなっているという。
本作で描かれる新要素のひとつである“子供たちが20人も登場する設定”はTVアニメの4人から一新したもの。安彦監督は、より物語に深みを出すために子供の人数を増やしたと明かし、共に本作を作り上げてきたスタッフとのエピソードを振り返る。また、子供たちが多くいることにより、TVアニメでは描ききれなかった戦争が生み出す残酷な現実や、ドアンの背負っている責任をより深く表現していると語っている。
<安彦監督コメント>
TVの回でもいっぱいいたと思っていたら、ロランという女の子を入れても4人しかいない。でもそれだと絵にならないんですよね。要するに私設孤児院みたいなものですから。それで脚本の根元歳三さんに「子供は20人は登場させてください」と言ったんです。これは非常にめんどくさいと承知しながら、総作監もやってくれている田村(篤)さんにキャラクターデザインをお願いして。そうしたらあっという間に20人分が上がってきて(笑)。それはもういいキャラで、あれはありがたかったですね。
話の中心になるドアンは、TVアニメだと南の島でトラウマを抱えながらも4人の子供と暮らしていましたが、映画ではまた違った印象になっていると思います。子供たちの生活感が出れば、当然ドアンも優しい生活臭のあるキャラになりますからね。そういう意味でも子供はいっぱいいなきゃダメということですね。彼の中にも相当深いトラウマがあると思いますよ。20人の戦災孤児を引き取っているわけですから、それぞれに厳しい現場があったはずで、そのひとつひとつがトラウマになっているはずなんだよね。
・マルコス︓子供たちの中では年長者になり、カーラとともに子どもたちをまとめ、力仕事もこなす。アムロに対抗心を燃やす。
・カーラ:島の子どもたちにとっては母親のような存在。ドアンのことを常に気にかけている。
・アマド︓マルコスの弟分。
・グイド︓アマドの弟分で釣り担当。
・フリアン︓赤い帽子がチャームポイント。誕生日プレゼントに灯台を希望する。
・ドラ︓おませで、おしゃべりだが、面倒見がよい。
・チータ︓お絵かきとアイスが大好き。
・マテオ︓ロペと一緒にヤギのお世話係を担当する。
・タシト︓ホセたちと一緒にマルコスの力仕事を手伝う。
・ホセ︓土運びなど力仕事もこなす。
・イネス︓しっかり者。蛇をもったフリアンに追いかけられる。
・ロペ︓暗闇が怖く、夜泣きする。ヤギ担当。
・ヒセラ︓しっかり者で、カーラの良き助手。
・アダ︓いつも人形を持ち歩く。
・ユイ︓テレサと行動を共にすることが多い。
・テレサ︓金髪の少女。髪を触る癖がある。
・マルコ︓ダナと一緒に行動をすることが多い。
・ダナ︓主にマルコの面倒をみている。
・ダリオ︓たれ目の少年。
・ルペ︓ピンク色のオーバーオールがチャームポイント。
「ガンダム大地に立つ︕」GFY×『ククルス・ドアンの島』コラボツイッター・キャンペーン開催!
GFYの“動くガンダム”がこれまで様々な演出でみせてきたポーズと、TV・劇場版の『機動戦士ガンダム』の中に登場する「RX-78-2 ガンダム」の様々なポージングの中で、それぞれ一番人気のポーズをファンの投票で決定し、後日1位に選ばれたポーズを使用したコラボビジュアルが制作される。
詳細は、各公式Twitterをチェックしよう。
【GUNDAM FACTORY YOKOHAMA 開催概要】
開催期間:開催中~2023年3月31日(金)まで
営業時間:平日11:00~18:00(17:00最終入場)/土日祝10:00~20:00(19:00最終入場)
※火曜日定休日(季節により変動有)
※2022年5月9日(月)~7月15日(金)は長期メンテナンスの為、全施設休業
入場料:大人(13歳以上)1,650円(税込)/小人(7歳以上12歳以下)…1,100円(税込)
アーセナルベースに「ドアン専用ザク」参戦決定!
詳細は後日アーセナルベース公式サイト・SNSにて公開予定となっているので、続報をお楽しみに。
公開日:2022年6月3日(金)全国ロードショー
配給:松竹ODS事業室
【STORY】
ジャブローでの防衛戦を耐えきった地球連邦軍は勢いのままにジオン地球進攻軍本拠地のオデッサを攻略すべく大反抗作戦に打って出た。アムロ達の乗るホワイトベースは作戦前の最後の補給を受ける為にベルファストへ向け航行。そんな中ホワイトベースにある任務が言い渡される。無人島、通称「帰らずの島」の残敵掃討任務。残置諜者の捜索に乗り出すアムロ達であったが、そこで見たのは、いるはずのない子供たちと一機のザクであった。戦闘の中でガンダムを失ったアムロは、ククルス・ドアンと名乗る男と出会う。島の秘密を暴き、アムロは再びガンダムを見つけて無事脱出できるのか…
【メインスタッフ】
企画・製作:サンライズ
原作:矢立 肇・富野由悠季
監督:安彦良和
副監督:イムガヒ
脚本・根元歳三
キャラクターデザイン:安彦良和・田村 篤・ことぶきつかさ
メカニカルデザイン:大河原邦男・カトキハジメ・山根公利
美術監督:金子雄司
色彩設計:安部なぎさ
撮影監督:葛山剛士・飯島 亮
CGI演出:森田修平
CGI監督:安部保仁
編集:新居和弘
音響監督:藤野貞義
音楽:服部隆之
【メインキャスト】
アムロ・レイ:古谷 徹
ククルス・ドアン:武内駿輔
ブライト・ノア:成田 剣
カイ・シデン:古川登志夫
セイラ・マス:潘 めぐみ
ハヤト・コバヤシ:中西英樹
スレッガー・ロウ:池添朋文
ミライ・ヤシマ:新井里美
フラウ・ボゥ:福圓美里
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