▲左から仲 寿和プロデューサー、菅野祐悟さん、ハセガワダイスケさん
絶賛公開中の劇場版『Gのレコンギスタ III』「宇宙からの遺産」の大ヒットを記念して、8月18日(水)に東京・新宿ピカデリーにて、スタッフトーク「音楽編」が開催された。
本トークには、音楽を担当している菅野祐悟さん、TVシリーズと劇場版第1部のエンディングテーマ「Gの閃光」歌唱担当のハセガワダイスケさん、プロデューサーの仲 寿和さんの3名が登壇し、『G-レコ』の音楽についてのトークを展開。
菅野さんと富野由悠季監督との音楽制作秘話や、ハセガワさんによる即興での「Gの閃光」披露など、大盛り上がりとなったイベントの様子をレポートしていこう。
本トークには、音楽を担当している菅野祐悟さん、TVシリーズと劇場版第1部のエンディングテーマ「Gの閃光」歌唱担当のハセガワダイスケさん、プロデューサーの仲 寿和さんの3名が登壇し、『G-レコ』の音楽についてのトークを展開。
菅野さんと富野由悠季監督との音楽制作秘話や、ハセガワさんによる即興での「Gの閃光」披露など、大盛り上がりとなったイベントの様子をレポートしていこう。
劇場版『G-レコ III』スタッフトーク音楽編レポート
まずは、仲プロデューサーからお2人に『G-レコ III』を観た感想について語って欲しいという振りからトークがスタート。ハセガワさんは「僕は今回号泣しちゃいました。アイーダ・スルガンさんの 『これからの時代は年寄りが作るものではないのです』というセリフで滅茶苦茶泣いてしまって。他に印象に残っているのは、劇伴の音が大きいこと。音量感は自分が今まで感じた中でも大きくて。そこにも感動しました」と印象的なセリフと音楽の存在感について語った。
続いて、菅野さんは「ベルリ・ゼナムとアイーダが姉弟であることがわかってしまった後、TVシリーズにはなかったベルリが庭園で慟哭するシーン。あのシーンが加わることで、ある意味大人の残酷さやベルリの悲しみみたいなものの感情がすごく伝わってきましたね。その結果、主人公2人の関係性を深く見ることができて、より作品が見やすくなりました」と新作パートの効果について語った。
その新作シーンでは、今作用の書き下ろしの楽曲が使われていたという仲プロデューサーからの説明に続いて、「『G-レコ III』で新たに制作していただいた楽曲に関して、どんなエピソードがありましたか?」との質問。これに関して菅野さんは「ベルリが泣き叫ぶシーンの曲に関しては、富野監督と何度もやり取りをしました。あのシーンの本当の意味みたいなものを僕自身も掴むのに時間がかかってしまって。やり取りの中で監督の言う真意を掴んでいって、ようやく書けたのが先ほど劇中で聞いていただいた楽曲です。あの曲に関しては、新曲ということもあって僕自身思い入れが強く、印象に残っていますね」と答えた。
また、クライマックスのクレッセント・シップのシーンで使用されたもうひとつの新曲に関しては、「最後のたたみ込むようなシーンということで、ちょっと長めの曲として書かせていただきました。今まで使ってきた「Gの閃光」のイメージを崩さず、新鮮に見ていただけるといいなという思いを込めて書いています」と自身の思いが明かされた。
次の質問は「TVシリーズの頃の『G-レコ』への音楽側からの関わり方について教えてください」というもの。ハセガワさんは「当時、僕は菅野さんのアシスタントとして『G-レコ』の楽曲作りのお手伝いをしていて、曲の中でエレキギターを弾かせてもらっているんです。『G-レコ III』の劇中でもその曲はちょっと聞こえてきたので、”やった!”と思いましたね」と振り返る。菅野さんも「TVシリーズはもの凄く過酷だったよね」と振ると、ハセガワさんは「僕は、人生で初めて三日間徹夜しました」と同意。
続けて、菅野さんは「本当に大変な作業でした。関わったどの作品も大切で本気でやっているんですけど、富野監督とのお仕事というのは、ある意味命がけで。富野監督自身がガチンコで、自分の人生をかけてぶつかってくる感じがあるので、僕らの方も“一歩間違えたら死ぬんじゃないのか?”という気持ちでぶつかっていかないと、監督には納得してもらえないようなところがありました。それは音楽のクオリティとかそういうところだけでは無いので、きちんと言葉にするのは難しいんですが、やっぱり本気でぶつかっていかなければ戦えない人だなというところは印象に残っていますね」と富野監督と一緒に仕事をする過酷さや本気度を語った。
次の話題は、ハセガワさんが歌を担当している楽曲「Gの閃光」についてに移ったが、ハセガワさんが歌を担当することに至るまでの驚きの事実が明らかにされた。
「僕はもともとシンガーソングライターとして活動していたんですが、自分の実力的にも年齢的にも歌手になるのは難しいだろうと思って。そこで、偶然菅野さんと出会い、歌手は諦めて音楽作家になろうと弟子入りしたんです。そんな中で、菅野さんから“君、歌を歌えるよね?”という形で、『Gの閃光』のデモテープに仮歌を入れさせていただいたのがきっかけなんです」とハセガワさんが関わった経緯が語られた。
それに対して、菅野さんは「当時、彼は完全に無名で。”TVシリーズのEDテーマである『Gの閃光』を誰が歌うか”という話になった時に、富野監督が『デモテープの歌はすごく素敵じゃないか。この人でいいんじゃないの?』と言っていただいて、まさかのデビューをすることになった。今まで燻っていて、歌手をあきらめようと僕に弟子入りしたら、まさかの歌手になれたという。そこから今はすごく活躍するようになっていった。だから、人生って何があるかわからないし、新しい可能性が開くこともあるんだなとハセガワ君を見て思いますね」と当時を振り返った。
これを受けて、ハセガワさんは「本当に、『G-レコ』と菅野さん、そして富野監督には本当に感謝しています」と感謝を述べる。菅野さんも「ハセガワ君は、何に対しても一生懸命やる人なので、そこが歌を通して富野監督に届いたのかなというのと、歌の実力とか才能みたいものを監督が見出してくれて、今のハセガワ君があると思うので。もちろん、才能があっての話なんですが、人生って面白いなと思いますね」とコメントした。
この話に、ハセガワさんは「僕自身、ちょっと泣きそうで」と語った後、持参したギターを手に、即興で「Gの閃光」を披露。一時期はストリートミュージシャンもやっていたということから、床に座ってアコースティックギターを奏でながら歌うストリートバージョンの「Gの閃光」を高らかに歌い上げる。歌い終えたハセガワさんは「今の話の流れで、ここで歌うことができたのは、結構ヤバかったです。お客さんは全員泣いてますよ(笑)。僕は売れてない当時、駅前とかで歌っていたので、それも思い出しましたね」と感慨深げに語った。
ハセガワさんの生歌披露による盛り上がりから戻って、トークも後半戦へ。ここでは、菅野さんと富野監督による楽曲制作におけるやり取りの話題に。
「『G-レコ』では50曲くらい、トータルだと70〜80曲くらい書いていると思うんですが、まずは監督にデモテープを聴いてもらうんです。一般的な作品の場合は、『6番目の曲はもっとテンポを早くしてもらえますか』とか、『10曲目は悲しい感じを足して欲しい』とか2~3曲のリテイクが来たりする感じで。でも『G-レコ』の場合は、まず監督から直筆のお手紙が来まして、1曲目から順番に感想というか“思い”が書いてあるんです。基本的に褒めてくださっているんですけど、読んでいくと“もっとこうしたらいい”とかも全部の曲に書いてある(笑)。そうすると、50曲全部にリテイクが来ていることになるんですね(笑)。監督からいただいた手書きの手紙は宝物だなと思いながら、当時は血反吐を吐きながらやったという記憶がありますね。富野監督からそういった思いのこもった手紙をいただけるということ自体が、作曲家の中でどれだけいるかということを考えたら、本当に貴重な体験で。映像に対して、音楽がどういう風にアプローチしていくかということも、もの凄くたくさん学ばせていただきました」と、菅野さんと富野監督の音楽制作における濃密なやり取りの一端が披露された。
続いて、少し前に話題となった、富野監督のインタビュー記事について。インタビューで富野監督は、DREAMS COME TRUEと菅野さんが楽曲の扱いを巡って揉めているようなこと、そして菅野さんがその扱いに対して不満を持っているようだと答えていた。
これに対して。菅野さんは「富野監督が『僕は菅野祐悟に滅茶苦茶嫌われている』と言ってましたが、そんなことはなくて滅茶苦茶大好きです。さらに、ドリカムさんとはまったく揉めていないです(笑)。大好きでお会いしたい歌手ですし、1度もお会いしていないですから、ぜひお会いしたいです。なぜか、僕がドリカムさんに嫉妬心を燃やしているみたいに監督が言っていますが、まったくそんなことはありません(笑)」と否定。
仲プロデューサーからは「インタビューの時に楽曲の話になると、どうしてもそういうコメントが出てきちゃうんですけど、監督としては『G-レコ』の世界観を菅野さんの楽曲で作っていただいた中で、相談もせずに勝手にドリカムさんにお願いしてしまったところで『そんなことをしたらやっぱり怒っているよね』と。つまり嫌われていると監督の中では思っているんでしょうね」と補足が入る。菅野さんは「直接何かあったわけでもないですし、監督のことは大好きだとお伝えください」と会場を笑わせた。
ハセガワさんは「監督は、菅野さんのこと絶対大好きですよね。ドリカムの中村さんのラジオに監督がゲストで出られた時も、菅野さんの名前を何度も出していましたから」とフォローする場面も。
続いて、仲プロデューサーから「『G-レコ』の第4部に期待することは?」という質問が振られた。
菅野さんは「第4部の曲はハセガワ君と一緒に作っているんですが、なかなかOKが出ないんです(笑)」と現状を報告。第4部でボーカル曲を担当するハセガワさんも「ノドをカラカラになるほどやりきる形で1回レコーディングしたんですが、全部やり直しになりました(笑)」と現在も産みの苦しみを味わっている状態であることを語った。
菅野さんからは「第4部は新作パートが多いと聞きましたが?」と質問が飛び出し、仲プロデューサーより「全体の半分くらいが新作パートになるので、これまでとは全然違う感じになると思います」と第4部に関する新たな情報が開示された。
そして、楽しいスタッフトークも終了の時間に。
「今回は音楽を中心とした話ということで、『G-レコ III』から新たに新曲で彩っていただいており、第4部、第5部と新曲を使わせていただく予定となっていますので、そちらの方もこの後楽しみにしていただければと思います」(仲)、「僕は『G-レコ』と出会ってすごく人生が変わって。自分の中で“元気のG”はガンダムの“G”であり、始まりの“G”でもあるので、すごく大切な作品です。なので、第4部で僕が引き続き歌えるかはまだわかりませんが(笑)、ぜひ僕が歌えるようみなさん応援していただければと思います」(ハセガワ)、「今日、僕とハセガワ君が登壇するということで、お客さんが来なかったら『僕らって人気がないってことがバレちゃうね』という話をしていたんですが、たくさんのお客さんに来ていただいて嬉しいです。これからも第4部、第5部と続きますし、新曲も新規パートもあります。皆さん、最後まで応援よろしくお願いいたします」(菅野)と各々からメッセージが送られ、本イベントは締めくくられた。
続いて、菅野さんは「ベルリ・ゼナムとアイーダが姉弟であることがわかってしまった後、TVシリーズにはなかったベルリが庭園で慟哭するシーン。あのシーンが加わることで、ある意味大人の残酷さやベルリの悲しみみたいなものの感情がすごく伝わってきましたね。その結果、主人公2人の関係性を深く見ることができて、より作品が見やすくなりました」と新作パートの効果について語った。
その新作シーンでは、今作用の書き下ろしの楽曲が使われていたという仲プロデューサーからの説明に続いて、「『G-レコ III』で新たに制作していただいた楽曲に関して、どんなエピソードがありましたか?」との質問。これに関して菅野さんは「ベルリが泣き叫ぶシーンの曲に関しては、富野監督と何度もやり取りをしました。あのシーンの本当の意味みたいなものを僕自身も掴むのに時間がかかってしまって。やり取りの中で監督の言う真意を掴んでいって、ようやく書けたのが先ほど劇中で聞いていただいた楽曲です。あの曲に関しては、新曲ということもあって僕自身思い入れが強く、印象に残っていますね」と答えた。
また、クライマックスのクレッセント・シップのシーンで使用されたもうひとつの新曲に関しては、「最後のたたみ込むようなシーンということで、ちょっと長めの曲として書かせていただきました。今まで使ってきた「Gの閃光」のイメージを崩さず、新鮮に見ていただけるといいなという思いを込めて書いています」と自身の思いが明かされた。
次の質問は「TVシリーズの頃の『G-レコ』への音楽側からの関わり方について教えてください」というもの。ハセガワさんは「当時、僕は菅野さんのアシスタントとして『G-レコ』の楽曲作りのお手伝いをしていて、曲の中でエレキギターを弾かせてもらっているんです。『G-レコ III』の劇中でもその曲はちょっと聞こえてきたので、”やった!”と思いましたね」と振り返る。菅野さんも「TVシリーズはもの凄く過酷だったよね」と振ると、ハセガワさんは「僕は、人生で初めて三日間徹夜しました」と同意。
続けて、菅野さんは「本当に大変な作業でした。関わったどの作品も大切で本気でやっているんですけど、富野監督とのお仕事というのは、ある意味命がけで。富野監督自身がガチンコで、自分の人生をかけてぶつかってくる感じがあるので、僕らの方も“一歩間違えたら死ぬんじゃないのか?”という気持ちでぶつかっていかないと、監督には納得してもらえないようなところがありました。それは音楽のクオリティとかそういうところだけでは無いので、きちんと言葉にするのは難しいんですが、やっぱり本気でぶつかっていかなければ戦えない人だなというところは印象に残っていますね」と富野監督と一緒に仕事をする過酷さや本気度を語った。
次の話題は、ハセガワさんが歌を担当している楽曲「Gの閃光」についてに移ったが、ハセガワさんが歌を担当することに至るまでの驚きの事実が明らかにされた。
「僕はもともとシンガーソングライターとして活動していたんですが、自分の実力的にも年齢的にも歌手になるのは難しいだろうと思って。そこで、偶然菅野さんと出会い、歌手は諦めて音楽作家になろうと弟子入りしたんです。そんな中で、菅野さんから“君、歌を歌えるよね?”という形で、『Gの閃光』のデモテープに仮歌を入れさせていただいたのがきっかけなんです」とハセガワさんが関わった経緯が語られた。
それに対して、菅野さんは「当時、彼は完全に無名で。”TVシリーズのEDテーマである『Gの閃光』を誰が歌うか”という話になった時に、富野監督が『デモテープの歌はすごく素敵じゃないか。この人でいいんじゃないの?』と言っていただいて、まさかのデビューをすることになった。今まで燻っていて、歌手をあきらめようと僕に弟子入りしたら、まさかの歌手になれたという。そこから今はすごく活躍するようになっていった。だから、人生って何があるかわからないし、新しい可能性が開くこともあるんだなとハセガワ君を見て思いますね」と当時を振り返った。
これを受けて、ハセガワさんは「本当に、『G-レコ』と菅野さん、そして富野監督には本当に感謝しています」と感謝を述べる。菅野さんも「ハセガワ君は、何に対しても一生懸命やる人なので、そこが歌を通して富野監督に届いたのかなというのと、歌の実力とか才能みたいものを監督が見出してくれて、今のハセガワ君があると思うので。もちろん、才能があっての話なんですが、人生って面白いなと思いますね」とコメントした。
この話に、ハセガワさんは「僕自身、ちょっと泣きそうで」と語った後、持参したギターを手に、即興で「Gの閃光」を披露。一時期はストリートミュージシャンもやっていたということから、床に座ってアコースティックギターを奏でながら歌うストリートバージョンの「Gの閃光」を高らかに歌い上げる。歌い終えたハセガワさんは「今の話の流れで、ここで歌うことができたのは、結構ヤバかったです。お客さんは全員泣いてますよ(笑)。僕は売れてない当時、駅前とかで歌っていたので、それも思い出しましたね」と感慨深げに語った。
ハセガワさんの生歌披露による盛り上がりから戻って、トークも後半戦へ。ここでは、菅野さんと富野監督による楽曲制作におけるやり取りの話題に。
「『G-レコ』では50曲くらい、トータルだと70〜80曲くらい書いていると思うんですが、まずは監督にデモテープを聴いてもらうんです。一般的な作品の場合は、『6番目の曲はもっとテンポを早くしてもらえますか』とか、『10曲目は悲しい感じを足して欲しい』とか2~3曲のリテイクが来たりする感じで。でも『G-レコ』の場合は、まず監督から直筆のお手紙が来まして、1曲目から順番に感想というか“思い”が書いてあるんです。基本的に褒めてくださっているんですけど、読んでいくと“もっとこうしたらいい”とかも全部の曲に書いてある(笑)。そうすると、50曲全部にリテイクが来ていることになるんですね(笑)。監督からいただいた手書きの手紙は宝物だなと思いながら、当時は血反吐を吐きながらやったという記憶がありますね。富野監督からそういった思いのこもった手紙をいただけるということ自体が、作曲家の中でどれだけいるかということを考えたら、本当に貴重な体験で。映像に対して、音楽がどういう風にアプローチしていくかということも、もの凄くたくさん学ばせていただきました」と、菅野さんと富野監督の音楽制作における濃密なやり取りの一端が披露された。
続いて、少し前に話題となった、富野監督のインタビュー記事について。インタビューで富野監督は、DREAMS COME TRUEと菅野さんが楽曲の扱いを巡って揉めているようなこと、そして菅野さんがその扱いに対して不満を持っているようだと答えていた。
これに対して。菅野さんは「富野監督が『僕は菅野祐悟に滅茶苦茶嫌われている』と言ってましたが、そんなことはなくて滅茶苦茶大好きです。さらに、ドリカムさんとはまったく揉めていないです(笑)。大好きでお会いしたい歌手ですし、1度もお会いしていないですから、ぜひお会いしたいです。なぜか、僕がドリカムさんに嫉妬心を燃やしているみたいに監督が言っていますが、まったくそんなことはありません(笑)」と否定。
仲プロデューサーからは「インタビューの時に楽曲の話になると、どうしてもそういうコメントが出てきちゃうんですけど、監督としては『G-レコ』の世界観を菅野さんの楽曲で作っていただいた中で、相談もせずに勝手にドリカムさんにお願いしてしまったところで『そんなことをしたらやっぱり怒っているよね』と。つまり嫌われていると監督の中では思っているんでしょうね」と補足が入る。菅野さんは「直接何かあったわけでもないですし、監督のことは大好きだとお伝えください」と会場を笑わせた。
ハセガワさんは「監督は、菅野さんのこと絶対大好きですよね。ドリカムの中村さんのラジオに監督がゲストで出られた時も、菅野さんの名前を何度も出していましたから」とフォローする場面も。
続いて、仲プロデューサーから「『G-レコ』の第4部に期待することは?」という質問が振られた。
菅野さんは「第4部の曲はハセガワ君と一緒に作っているんですが、なかなかOKが出ないんです(笑)」と現状を報告。第4部でボーカル曲を担当するハセガワさんも「ノドをカラカラになるほどやりきる形で1回レコーディングしたんですが、全部やり直しになりました(笑)」と現在も産みの苦しみを味わっている状態であることを語った。
菅野さんからは「第4部は新作パートが多いと聞きましたが?」と質問が飛び出し、仲プロデューサーより「全体の半分くらいが新作パートになるので、これまでとは全然違う感じになると思います」と第4部に関する新たな情報が開示された。
そして、楽しいスタッフトークも終了の時間に。
「今回は音楽を中心とした話ということで、『G-レコ III』から新たに新曲で彩っていただいており、第4部、第5部と新曲を使わせていただく予定となっていますので、そちらの方もこの後楽しみにしていただければと思います」(仲)、「僕は『G-レコ』と出会ってすごく人生が変わって。自分の中で“元気のG”はガンダムの“G”であり、始まりの“G”でもあるので、すごく大切な作品です。なので、第4部で僕が引き続き歌えるかはまだわかりませんが(笑)、ぜひ僕が歌えるようみなさん応援していただければと思います」(ハセガワ)、「今日、僕とハセガワ君が登壇するということで、お客さんが来なかったら『僕らって人気がないってことがバレちゃうね』という話をしていたんですが、たくさんのお客さんに来ていただいて嬉しいです。これからも第4部、第5部と続きますし、新曲も新規パートもあります。皆さん、最後まで応援よろしくお願いいたします」(菅野)と各々からメッセージが送られ、本イベントは締めくくられた。
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