実物大“動くガンダム”の公開施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」(GFY)のグランドフィナーレイベント「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA GRAND FINALE~To the New Stage~」が、3月31日(日)に開催された。
当日は、16:00までの通常営業時間の入場チケットが早々に完売。動くガンダムの最後の雄姿を見届けようと多くのファンが駆けつけ、大盛況となった。
営業終了後に実施されたグランドフィナーレイベントでは、「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」のディレクター3人とメディアアーティストの落合陽一さんによるプロジェクトの振り返りや、富野由悠季総監督からの挨拶、最後の起動実験の演出を披露。
演出は、2020年12月18日(金)に実施されたオープニングイベントのストーリーの続きとなるようなシチュエーションのもと、約1,000機のドローンによるオリジナルドローンアートショーや打ち上げ花火も加えた大迫力な内容となった。
さらに、イベント終了後には、フィナーレに立ち会った西川貴教さん、SUGIZOさんを交えたフォトセッションも実施されたので、さっそくレポートしていこう。
当日は、16:00までの通常営業時間の入場チケットが早々に完売。動くガンダムの最後の雄姿を見届けようと多くのファンが駆けつけ、大盛況となった。
営業終了後に実施されたグランドフィナーレイベントでは、「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」のディレクター3人とメディアアーティストの落合陽一さんによるプロジェクトの振り返りや、富野由悠季総監督からの挨拶、最後の起動実験の演出を披露。
演出は、2020年12月18日(金)に実施されたオープニングイベントのストーリーの続きとなるようなシチュエーションのもと、約1,000機のドローンによるオリジナルドローンアートショーや打ち上げ花火も加えた大迫力な内容となった。
さらに、イベント終了後には、フィナーレに立ち会った西川貴教さん、SUGIZOさんを交えたフォトセッションも実施されたので、さっそくレポートしていこう。
「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA GRAND FINALE~To the New Stage~」レポート
2020年のオープン以来、2度の期間延長を経て、3月31日(日)にフィナーレを迎えた実物大“動くガンダム”。
その最後を飾る「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA GRAND FINALE~To the New Stage~」は、GFYで開催されてきたさまざまなイベントの記録とともに、その歩みをまとめた映像からスタートした。
続いて、「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」より、テクニカルディレクターの石井啓範さん、クリエイティブディレクターの川原正毅さん、システムディレクターの吉崎 航さんに加え、メディアアーティストの落合陽一さんが登壇し、プロジェクトを振り返った。
石井さんから落合さんへ「“動くガンダム”にクリエイティビティを喚起されたことはありますか?」と質問が投げかけられると、落合さんは「初めて“動くガンダム”を拝見させていただいた時に、“大きな人型のもの”から『人間て面白いスケール感でものを考えているんだな』ということを圧倒的に感じました。『奈良の大仏が動き出したらどうしよう』みたいなことが喚起されました」と答える。
石井さんも「人型であることの影響は、私もすごく感じます」と同意。「“動くガンダム”は脳みそが別の場所にあるので、頭はほんと空っぽなんです。メカのエンジニアからすると正直、『頭なんて飾り』だと思っていました。しかし、実際に頭を乗せた瞬間、“ガンダム”になった。人型をとっていることで、存在感が大きく変わったと感じました」と、巨大なメカというだけでなく“人型であること”の重要性を語った。
また、「ガンダム GLOBAL CHALLENGEからつながるプロジェクトとして、次に何をしてみたいか?」との質問に、石井さんは「今回は、安全性の問題や開発期間、コストの面から、“人が乗る”という形にはできなかったので、次は“人が乗る”ガンダムにチャレンジしてみたいです」と話しつつ、「あと“動くザク”にチャレンジしたいです!」と個人的な野望も明かすと、会場からは大きな拍手が巻き起こった。
その最後を飾る「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA GRAND FINALE~To the New Stage~」は、GFYで開催されてきたさまざまなイベントの記録とともに、その歩みをまとめた映像からスタートした。
続いて、「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」より、テクニカルディレクターの石井啓範さん、クリエイティブディレクターの川原正毅さん、システムディレクターの吉崎 航さんに加え、メディアアーティストの落合陽一さんが登壇し、プロジェクトを振り返った。
石井さんから落合さんへ「“動くガンダム”にクリエイティビティを喚起されたことはありますか?」と質問が投げかけられると、落合さんは「初めて“動くガンダム”を拝見させていただいた時に、“大きな人型のもの”から『人間て面白いスケール感でものを考えているんだな』ということを圧倒的に感じました。『奈良の大仏が動き出したらどうしよう』みたいなことが喚起されました」と答える。
石井さんも「人型であることの影響は、私もすごく感じます」と同意。「“動くガンダム”は脳みそが別の場所にあるので、頭はほんと空っぽなんです。メカのエンジニアからすると正直、『頭なんて飾り』だと思っていました。しかし、実際に頭を乗せた瞬間、“ガンダム”になった。人型をとっていることで、存在感が大きく変わったと感じました」と、巨大なメカというだけでなく“人型であること”の重要性を語った。
また、「ガンダム GLOBAL CHALLENGEからつながるプロジェクトとして、次に何をしてみたいか?」との質問に、石井さんは「今回は、安全性の問題や開発期間、コストの面から、“人が乗る”という形にはできなかったので、次は“人が乗る”ガンダムにチャレンジしてみたいです」と話しつつ、「あと“動くザク”にチャレンジしたいです!」と個人的な野望も明かすと、会場からは大きな拍手が巻き起こった。
次に、『機動戦士ガンダム』の富野由悠季総監督が挨拶。
「このようなプロジェクトが実現できたのは、ファンの方がいたおかげです。絵空事でない経験と社会的な勉強ができたと当時に、みなさん(ファン)のお顔を拝見することができました。また、これ以後“技術”というものをどのように行使していかなければならないか、ということをそれぞれの立場の方が検討することができた。そういう場所を手に入れることができたことは非常にありがたく思っております」
「アニメでしかものを考えることができなかった僕のような立場の人間が、リアリズム、つまり社会、そしてみなさんがいるからこそ、こういったことができた、ということを本当に学習できました。そういう機会を手に入れさせていただき、心から感謝します」と、“動くガンダム”がもたらした学びと、それを実現させるに至ったファンからの支えに感謝を述べた。
「このようなプロジェクトが実現できたのは、ファンの方がいたおかげです。絵空事でない経験と社会的な勉強ができたと当時に、みなさん(ファン)のお顔を拝見することができました。また、これ以後“技術”というものをどのように行使していかなければならないか、ということをそれぞれの立場の方が検討することができた。そういう場所を手に入れることができたことは非常にありがたく思っております」
「アニメでしかものを考えることができなかった僕のような立場の人間が、リアリズム、つまり社会、そしてみなさんがいるからこそ、こういったことができた、ということを本当に学習できました。そういう機会を手に入れさせていただき、心から感謝します」と、“動くガンダム”がもたらした学びと、それを実現させるに至ったファンからの支えに感謝を述べた。
そしていよいよ、「RX-78F00 ガンダム」最後の起動実験へ。
RX-78F00に搭載されたアムロ・レイの記憶、オリジナルAIの「この起動を最後に僕は、F00は長い眠りにつく。再び僕が目覚めるときは、モビルスーツやガンダムが、人々の幸せのために活躍する平和な時代だ。そういう時代が、いつかきっとやってくる」
「未来への希望はいつも君たちの中にある」「君たちが、ここで生まれた人々の絆を未来へと繋いでくれ……!」というメッセージとともに、ガンダムは最後の起動を迎えた。
そして、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のテーマ曲「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~」に乗せて、花火と約1,000機のドローンが、アムロとシャア、ガンダムのラストシューティングを夜空に描き出す。
さらに、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』オープニングテーマの「祝福」に乗せて、スレッタとミオリネ、ガンダム・エアリアルが登場。
また、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』主題歌「FREEDOM」とともに、キラとラクス、フリーダムガンダムが次々と登場する。
最後には、ガンダム40周年のテーマ曲「THE BEYOND」が流れると、夜空に「Thank you YOKOHAMA」の文字が浮かび上がり、 “動くガンダム”の最後の夜が彩られた。
RX-78F00に搭載されたアムロ・レイの記憶、オリジナルAIの「この起動を最後に僕は、F00は長い眠りにつく。再び僕が目覚めるときは、モビルスーツやガンダムが、人々の幸せのために活躍する平和な時代だ。そういう時代が、いつかきっとやってくる」
「未来への希望はいつも君たちの中にある」「君たちが、ここで生まれた人々の絆を未来へと繋いでくれ……!」というメッセージとともに、ガンダムは最後の起動を迎えた。
そして、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のテーマ曲「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~」に乗せて、花火と約1,000機のドローンが、アムロとシャア、ガンダムのラストシューティングを夜空に描き出す。
さらに、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』オープニングテーマの「祝福」に乗せて、スレッタとミオリネ、ガンダム・エアリアルが登場。
また、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』主題歌「FREEDOM」とともに、キラとラクス、フリーダムガンダムが次々と登場する。
最後には、ガンダム40周年のテーマ曲「THE BEYOND」が流れると、夜空に「Thank you YOKOHAMA」の文字が浮かび上がり、 “動くガンダム”の最後の夜が彩られた。
イベントが終わると、SUGIZOさん、西川貴教さんも登場。「実物大のガンダムを見て、モノづくりをやりたい、とか、新しいことに挑戦したい、と言ってくれる姿がとても素晴らしかったです。今後も色々なことを通じて感じてもらえるようなことをやろう、という勇気をもらえました」(西川貴教さん)、「子どもの頃から僕が見てきた最強のエンターテイメントであるこのカルチャーが、まだまだこれからよりパワフルになっていくということに、1ファンとして期待しています」(SUGIZOさん)と、それぞれガンダムの未来への期待を語った。
なお、「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA GRAND FINALE~To the New Stage~」の模様は、YouTube ガンダムチャンネルにてアーカイブ配信中。“動くガンダム”最後の勇姿をお見逃しなく。
(ガンダムインフォ編集部)
GUNDAM FACTORY YOKOHAMA GRAND FINALE~To the New Stage~
開催日:2024年3月31日(日)
開催場所:GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(神奈川県横浜市中区山下町279番25 山下ふ頭内)
開催日:2024年3月31日(日)
開催場所:GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(神奈川県横浜市中区山下町279番25 山下ふ頭内)
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