オープニングセレモニーに富野総監督＆LUNA SEA登場！「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」関連記事まとめ

本日12月18日（金）に執り行われたオープニングセレモニーでは、初めに主催者として一般社団法人ガンダムGLOBAL CHALLENGEの宮河恭夫 代表理事が挨拶。2009年に東京・お台場 潮風公園で実物大ガンダム立像を公開し60日間で415万人の来場者があったことが、今回のプロジェクトのきっかけとなったと明かし、2014年から、2019年のガンダム40周年に向けて実物大ガンダムを動かすことを目標とする「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」をスタートさせたと振り返る。
宮河氏は、監修を担当した橋本周司 早稲田大学名誉教授の「技術が進歩した結果、現実がファンタジーに追い付いてしまった」「技術が、チャレンジすべき夢を見失ってしまった」「夢の見方を教えたい」という言葉が今でも強く残っているという。
そして、この“動くガンダム”を出発点として、多くの世代の人々と一緒に次のガンダムを語ってゆきたい、次の技術を語ってゆきたいとし、「この“動くガンダム”の一歩が、次の技術の一歩に、そして明るい未来への一歩になれば」と願いを述べた。

また、来賓の林 文子 横浜市長は「世界初の壮大な夢の舞台に横浜が選ばれて大変光栄」としたうえで、横浜らしい港の景観をバックにそびえたつガンダムを、ぜひ多くの人に間近で見上げて欲しいと語った。

最後に、『機動戦士ガンダム』の富野由悠季 総監督が登壇。出来上がった“動くガンダム”を見ると、今まで以上に「ヒトの形は素晴らしい」ことと「“おもちゃカラー”がどれほど素晴らしいか」を教えてくれた、と語る。そして、この大きさのヒトの形が動いたときの“優しさ”を、子どもたちは本能的に知っているはずなのに、大人たちというのは想像力が無くって、本当におバカさんだったと反省。
最後に「今回、そのようなことを勉強させていただけた、ということを本当に嬉しく思っています。見ていってください。ガンダムは優しかったんです」とほほ笑んだ。

ここで、“動くガンダム”のセレモニー特別演出をお披露目。18mのマシンが滑らかに大きく動く様子を見せた。
そして、シークレットゲストのLUNA SEAがガンダム40周年のテーマ曲「THE BEYOND」を生演奏し、圧巻のパフォーマンスで会場を魅了した。

続いて行われた富野総監督とLUNA SEAのRYUICHIさん、SUGIZOさんによるスペシャルトークタイムでは、富野総監督が、「実物大のガンダムを本気になって作ってくださる方がいるとは思っていなかったので、どうもありがとうございます。ご苦労様でした」とスタッフの労をねぎらう。
また、かながわ観光親善大使も務めるRYUICHIさんは「世界に先駆けて横浜に動くガンダムですよ！」と興奮。さらに、自らを「基本的にはジオン公国民」と語るSUGIZOさんは、“動くガンダム”を見て、問答無用で根源的に訴えかけてくる姿に思わず涙してしまったという。「ガンダムの前で演奏させていただけて感無量で、それを富野監督に聞いていただけたことは、子どもの頃の自分にこんなに誇らしいことはない。でも、50周年では動くザクを！」と熱い想いを迸らせていた。

「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」は、2022年3月31日（木）までの期間限定オープン。
公式サイトでチケットを事前購入した上で、ぜひとも足を運んでみよう。

（ガンダムインフォ編集部）