2008年2月2日 (土)
1/100スケール MG MS-06R 黒い三連星ザク Ver.2.0
1/100スケール MG MS-06R 黒い三連星ザク Ver.2.0
2008年1月発売
¥4,725(税5%)
ガンプラMG「MS-06J ザク Ver.2.0」といえば、2007年4月に発売されるやいなやモビルスーツの開発系譜を意識した新たな解釈での機体構造の再現や、ガンプラファンの夢であった前屈みポーズを可能にした可動領域などから、まさにガンプラにおける究極のザクとして高い評価を獲得したキットだ。ついには「日本の伝統的なデザインや機能、コンテンツと日本の高度な技術力や商品力とを融合させた」として 2007年「新日本様式」100選にも選ばれている。
そのMG ザク Ver.2.0のバリエーションとして「MS-06R 黒い三連星ザク Ver.2.0」が発売された。MS-06Rの特徴は脚部や背部の強化されたスラスターユニットだが、“モビルスーツの開発系譜を意識して”立体化されたMG MS-06J ザク Ver.2.0をもとにその発展型であるMS-06R 黒い三連星ザク Ver.2.0においては、まさしく実際の工業製品的なアプローチで強化された各部の構造が再現されている。今回は発売されたばかりのこのキットをお届けしよう。
▲パッケージ画像はMS-06R-1Aを駆る黒い三連星の活躍を描いている。組み立て説明書内の解説によれば、U.C.0079年10月に起こったグラナダ付近での戦闘のようだ。実はパッケージの天面に使用されているのはイラストの一部で、全体像はパッケージ横面か組み立て説明書で確認できる。1983年4月に発売されたMSVのガンプラ「1/144 ザクII R-1型」(高機動型ザク)のパッケージ画像と同じ構図で描かれているのが往年のファンには感涙もの。
▲パッケージサイズは39×31×9cm。16種類のパーツとパイプスプリング2本、カラーシール、マーキングシール、ガンダムデカール、組み立て説明書が同梱されている。パッケージ底面(裏面)には、MS開発系譜の連続性を意識してキット化されたMG ザク Ver.2.0のシリーズらしく、MS-06 ザクII各タイプの開発経緯や機体の解説が掲載されている。
▲全24ページの組み立て説明書。「ジオン公国MS開発史」などの解説も充実している。今回ぐるぐるの撮影に使用したのは、裏表紙(右)に掲載されている「06」とマーキングの入ったモデル。他に「02」「03」の機体が説明書内の写真で確認できる。「03」にはブレードアンテナが付いているのでガイア大尉の機体とすれば、「06」はマッシュ中尉かオルテガ中尉の機体?
▲MG ザク Ver.2.0といえばコレ!というくらい画期的な動力パイプの構成パーツ。もちろん黒い三連星仕様なのでパイプ部は黒いパーツとなっている。これで
「青春ほろ苦ガンプラ道」のみゆき青年のような失敗をする恐れはなくなった!?
▲MS-06Rの特徴である機体背面。F型から発展した背部スラスターユニットや脚部スラスターの精密なディテールが目を惹く。特に脚部は機体構造(モノコック構造)まで考慮されたパーツで構成されている。
▲背面と脚部のパーツ。MS-06Rは大腿部に大容量プロペラント・タンクが内装されているという設定で、それらの内部構造もしっかり再現されている。
▲MS-06Rのキモともいえる脚部の組み立て工程。片脚だけで3ページにもなっている。複雑な構成だがわかりやすく解説されているので間違うことはないだろう。最後の最後(右脚の場合、行程7<11>)で動力パイプの組み立てがめんどくさい人に罠(笑)が待ち受けているので、完成するまで気を抜くな!
協力 : バンダイ ホビー事業部
Flash VR制作 : SUNRISE D.I.D.
ガンダムインフォ編集部
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