機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN
【OVA】全2話
2013年7月26日発売
ストーリー
スペースコロニー・エンジェル破壊事件「天使の落日」に始まった地球連邦と火星国家ヴェイガンの戦争が40年目を迎えていたA.G.140、コロニー・トルディアで2人の少年――アセム・アスノとゼハート・ガレット――が出会う。2人は同級生として友情を深めていくが、アセムは地球連邦軍司令フリット・アスノの息子、ゼハートの正体はヴェイガンの潜入工作員であった。
そして卒業式の日、アセムはゼハートの正体を知ってしまう。友情と現実の板挟みになりながらも敵対する道を選んだ2人が、20年以上に及ぶ苦悩と戦いの末、辿り着いた結論とは?
スタッフ
[企画]サンライズ
[原作]矢立 肇・富野由悠季
[監督]綿田慎也
[構成・脚本]木村 暢
[ストーリー監修]日野晃博
[キャラクターデザイン原案]長野拓造
[キャラクターデザイン]千葉道徳
[メカニックデザイン]海老川兼武・石垣純哉・寺岡賢司
[チーフメカアニメーター]大塚 建
[美術デザイン]中島美佳
[美術監督]近藤由美子
[色彩設定]手嶋明美
[SF考証]白土晴一
[音響監督]藤野貞義
[撮影監督]葛山剛士・田中 唯
[編集]野尻由紀子
[CGテクニカルディレクター]宮原洋平
[音楽]吉川 慶
[制作協力]創通、ADK
[企画協力]レベルファイブ
[製作]サンライズ・MBS
キャスト
[アセム・アスノ]江口拓也
[ゼハート・ガレット]神谷浩史
[キャプテン・アッシュ]鳥海浩輔
[ロマリー・ストーン]花澤香菜
[フリット・アスノ]井上和彦
[ウルフ・エニアクル]小野大輔
[フェザール・イゼルカント]大友龍三郎
[デシル・ガレット]寺島拓篤
[フラム・ナラ]寿 美菜子
キャラクター
アセム・アスノ
連邦軍司令フリット・アスノの息子。友情で結ばれたゼハートの正体、Xラウンダーになれない自分の力不足に思い悩む。入隊後、ガンダムAGE-2のパイロットに。ダウネス攻防戦後、任務中に行方不明となるが、宇宙海賊キャプテン・アッシュとして活動する。
ゼハート・ガレット
ヴェイガンの軍人。潜入先で友情を育んだアセムとは地球制圧軍司令として敵対するが、度々命を助けたうえダウネスの破壊工作では共闘。無数のヴェイガン人の死やイゼルカントの真意に苦悩しつつも、地球連邦そしてアセムとの決戦に臨む。
ロマリー・ストーン
アセムの幼馴染の少女。アセムとゼハートと同じ学校に在籍し、満ち足りた学園生活を過ごす。連邦軍入隊後、正体が発覚したゼハートとアセムの対立を止めようとするが叶わなかった。ダウネス攻防戦後にアセムと結婚し、息子のキオを授かる。
フリット・アスノ
アセムの父親で、ガンダムAGEシリーズの開発に関与した人物。A.G.140頃には連邦軍司令の地位にあり、退役後も大きな影響力を持つ。アセムに軍人の道を示し、ガンダムAGE-1やAGE-2を任せる。
フェザール・イゼルカント
ヴェイガンの最高指導者。「プロジェクト・エデン」の実態を国民に隠し、選民的平和世界実現のための戦争を進める。ゼハートがプロジェクトの実態を知ると自身の狂気性を半ば認めつつ、ゼハートに全権を託した。
メカニック
ガンダムAGE-1
フリットが最初に開発したガンダム。A.G.140年時で15年前に開発された機体だったが大幅に強化されており、一線級の性能を持つ。アセムが初陣を飾った機体であり、卒業式の日の戦闘ではソーディア装備でゼハートのゼダスRと交戦した。
ガンダムAGE-2
アセムの戦闘データを受けて開発されたガンダム。ストライダー形態に変形可能である。パイロットはアセム。初陣ではゼハートのゼイドラに圧倒されるも、ダウネス攻防戦ではダブルバレット装備で出撃し威力を見せ付けた。
ガンダムAGE-2 ダークハウンド
宇宙海賊がガンダムAGE-2を改修した機体。変形機構をそのままに、突撃用の武器「ドッズランサー」を装備するなど、より多彩な攻撃が可能となった。パイロットはキャプテン・アッシュを名乗るアセム。ヴェイガン戦争末期、ゼハートのガンダムレギルスと死闘を演じた。
ゼイドラ
ヴェイガンのXラウンダー専用MSで、Xラウンダー対応能力が大幅に強化された。赤い機体色は火星を象徴し、専任パイロットであるゼハートへの期待の高さがうかがえる。初投入時、アセムのガンダムAGE-2を撃破寸前に追い込んだ。
ガンダムレギルス
ヴェイガンのXラウンダー専用ガンダム。ゼハートに譲られる際、赤く塗装された。A.G.164当時最強級のMSで、ゼハートの能力を十全に引き出せる。地球との決戦では単機で多数の連邦軍機を撃破し、ダークハウンドと対峙した。
作品解説
TVシリーズ『機動戦士ガンダムAGE』の総集編にあたる作品。前編、後編の2話構成。フリット編を省略し、アセム編、キオ編、三世代編を再構成した内容だが、ストーリーはアセムとゼハートの関係に重点を置いており、特に2人のファンには必見の内容となっている。後編がゼハートの内面を濃密に描いている点も特徴である。メカニック面では、「ガンダムAGE-1 ソーディア」や赤いカラーリングの「ガンダムレギルス」など、新登場の機体が活躍する。
TV版との相違
アセムとゼハートの友情や対立が物語の中心に据えられており、三世代にわたる歴史叙事詩だったTV版から大きく印象が変わっている。物語の主題と構成上、フリットやキオのエピソードは少なく、フリット編に至っては割愛された。ゼハートの苦悩、ダークハウンドとレギルスの戦闘等は新規作画が追加され、濃密に描かれている点も特徴である。アセムとロマリーが幼馴染となり、一部メカの差し替えや追加といった細かい変更もなされた。
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