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2019年4月4日 (木)

機動戦士ガンダムAGE

機動戦士ガンダムAGE

【TV】全49話

2011年10月9日~2012年9月23日放送

 

ストーリー

地球連邦政府の発足によりA.G.(Advanced Generation)へと改暦した地球圏は、百年の平和を実現した。だがA.G.101、突如出現した謎の敵「UE(Unknown Enemy)」がスペースコロニー・エンジェルを破壊する「天使の落日」事件を引き起こす。この事態を受けた連邦政府は地球連邦軍を編制したものの、A.G.元年の「銀の杯条約」で軍事技術を制限されていた人類は苦戦を強いられた。
UEの散発的な攻撃が続いていたA.G.108、スペースコロニー・オーヴァンがUEの攻撃で壊滅する。この悲劇を生き残ったのが、MS鍛冶の名門アスノ家の子息で当時7歳の少年、フリット・アスノだった。かつて「救世主」と呼ばれた伝説的MS「ガンダム」を生み出したデータを収めたメモリーユニット「AGEデバイス」を受け継ぐフリットは、地球連邦軍の協力の下、UEに対抗可能なMSの開発を決意する。
「ガンダムAGE-1」が実用段階に入っていたA.G.115、フリットが移住していたスペースコロニー・ノーラがUEの襲撃を受けてしまう。ノーラが崩壊に向かう中、フリットはガンダムAGE-1でUEに立ち向かい、連邦軍艦艇「ディーヴァ」と共に戦いの航海へ漕ぎ出した。
戦いの中で暴露されるUEの正体、百数十年以上におよぶ陰謀と憎悪の歴史、そして火星圏国家「ヴェイガン」指導者フェザール・イゼルカントが進める「プロジェクト・エデン」――しかしフリットの死闘は、アスノ家三代にわたる長い戦いの序章に過ぎなかった。

スタッフ

[企画]サンライズ

[原作]矢立 肇・富野由悠季

[監督]山口 晋

[ストーリー/シリーズ構成]日野晃博

[キャラクターデザイン原案]長野拓造

[キャラクターデザイン]千葉道徳

[メカニックデザイン]海老川兼武・石垣純哉・寺岡賢司

[チーフメカアニメーター]大塚 建

[美術デザイン]中島美佳

[美術監督]近藤由美子

[色彩設定]手嶋明美

[SF考証]白土晴一

[シリーズ構成補佐]兵頭一歩

[音響監督]藤野貞義

[撮影監督]葛山剛士・田中 唯

[編集]野尻由紀子

[CGテクニカルディレクター]宮原洋平

[音楽]吉川 慶

[助監督]酒井和男・角田一樹

[プロデューサー]丸山博雄・小川正和

[企画協力]レベルファイブ

[制作協力]創通、ADK

[製作]サンライズ、毎日放送

 

 

キャスト

[フリット・アスノ]豊永利行(フリット編) / 井上和彦(アセム編~)

[アセム・アスノ]江口拓也(アセム編)

[キオ・アスノ]山本和臣

[キャプテン・アッシュ]鳥海浩輔

[グルーデック・エイノア]東地宏樹

[ユリン・ルシェル]早見沙織

[ゼハート・ガレット]神谷浩史

[ロマリー・ストーン(アスノ)]花澤香菜

[ウルフ・エニアクル]小野大輔

[デシル・ガレット]高垣彩陽(フリット編) / 寺島拓篤(アセム編)

[エミリー・アモンド(アスノ)]遠藤 綾

[ウェンディ・ハーツ]伊瀬茉莉也

[フレデリック・アルグレス]子安武人

[ミレース・アロイ]嶋村 侑

[ナトーラ・エイナス]佐藤利奈

[フェザール・イゼルカント]大友龍三郎

[ムクレド・マッドーナ]白熊寛嗣

[ララパーリー・マッドーナ]長沢美樹

[ギーラ・ゾイ]チョー

[フラム・ナラ]寿 美菜子

[ルウ・アノン]伊藤かな恵

 

 

キャラクター

フリット・アスノ

連邦軍協力の下で完成させたガンダムAGE-1を駆る。戦いの中でXラウンダーとして覚醒。幼少時に母親を殺されたうえ、心を通わせた少女ユリンも失ったことで、敵への憎悪を募らせていく。

アセム・アスノ

フリットの息子。若くして連邦軍に入隊し、ガンダムAGE-2を任される。偉大な父親を目指して奮闘するが、自身がXラウンダーでないことや親友ゼハートの正体に苦悩する。ウルフの助言でスーパーパイロットを目指す。

キオ・アスノ

フリットの孫でアセムの息子。Xラウンダーであり、ガンダムAGE-3とガンダムAGE-FXのパイロット。祖父を尊敬し、その思想を信じていたが、イゼルカントやルウとの出会いを通して和平を志すようになる。

ユリン・ルシェル

ノーラで暮らしていた少女。ノーラがUEの攻撃を受けた際、出会ったフリットをXラウンダー能力で助けた。後に養子先のスペースコロニー・ミンスリーでフリットと再会し、心を通わせるが、その能力に目を付けたデシルに拉致されてしまう。

グルーデック・エイノア

連邦軍人。ノーラの連邦軍基地の副司令。妻子を殺したUEへの復讐に燃えており、ノーラ襲撃の混乱を利用して新型艦ディーヴァの艦長となる。地球圏におけるUEの拠点・宇宙要塞アンバットを独断で攻撃する。

ウルフ・エニアクル

"白い狼"の異名をとる連邦軍のエース。AGE-1のパイロットの座をめぐってフリットと対立するが和解し、よき戦友となる。後にアセムの上官となり、Xラウンダー適性を持たず苦悩するアセムにスーパーパイロットの道を示した。

ゼハート・ガレット

ヴェイガン軍人。突出した能力を持つXラウンダー。ガンダム奪取の特命を受け、アスノ家に接近するためアセムが通う学校に転入。アセムと絆を深め時に共闘するが、イゼルカントの意思を実現するため対立していく。

デシル・ガレット

ヴェイガン軍人。ゼハートの兄。Xラウンダーであり、7歳で優れたパイロット能力を示したが性格は残虐。軽視していたフリットに敗れたことから復讐を誓い、ユリンを利用するが返り討ちに遭う。以後、フリットに固執し続ける。

ギーラ・ゾイ

地球圏で破壊活動を行うヴェイガンの前線司令で、地球人類を激しく憎悪している。表向きは兵器商人ヤーク・ドレとして活動していた。

フェザール・イゼルカント

ヴェイガンの指導者。Xラウンダー。ヴェイガン建国の立役者であり、国民の圧倒的支持を背景にプロジェクト・エデンを進める。亡き息子に似るキオに心を許し真意を語る一方で、ゼハートに全権を託し地球との決戦に臨む。

 

メカニック

ガンダムAGE-1

フリットと地球連邦軍が共同開発したガンダム。MSを進化させるAGEシステムを搭載し、ガフランを超える戦闘力を持つ。四肢パーツの換装で性能傾向を変化させるウェアシステムに対応しており、タイタスウェア、スパローウェアなどを駆使して闘う。

ガンダムAGE-2

フリットの指揮下で連邦軍が開発した新たなガンダム。AGEシステムとウェアシステムをAGE-1から継承し、ダブルバレットウェアなどを使用する。最大の特徴は、通常の3倍の加速力を得られるストライダー形態への変形。

ガンダムAGE-3

フリットが退役後に開発した大出力ガンダム。AGEシステムを搭載した脱出ポッド兼用戦闘機「コアファイター」を中心に、ウェアシステムを発展させたMS本体「Gウェア」を合体させることでガンダムになる。フォートレス、オービタルといったウェアを使い分ける。当初は複座仕様で、後に単座へと変更された。

ガンダムAGE-FX

ガンダムAGE-3を基に開発されたXラウンダー用ガンダム。高度な機動性と小型追尾ユニット「Cファンネル」が特徴である。FXバーストモードでは機動力が最大限界まで向上するうえ、全身から多数のビームサーベルを展開する。

ガンダムAGE-2 ダークハウンド

宇宙海賊ビシディアンのリーダー、キャプテン・アッシュが運用していた黒いガンダムタイプ。ガンダムAGE-2ノーマルを改修した機体で、ワイヤーやビームサーベル、ハイパードッズライフルを組み合わせた槍「ドッズランサー」を主武装とする。

ジェノアス

ヴェイガン戦争初期の地球連邦軍の主力MS。「銀の杯条約」により軍事テクノロジーが制限された時代のMSとしては高度な性能を誇り、汎用・拡張性にも優れている。しかし、ガフランを始めとするUEには太刀打ちできなかった。

アデル

ヴェイガン戦争中期の地球連邦軍の主力MS。ガンダムAGE-1と同じ基本フレームをベースに開発されており、AGE-1のウェアシステムにも対応する。戦闘能力は初期のAGE-1を上回っており、ヴェイガンの主力MSに対抗可能であった。

ガフラン

UEのMS型兵器。宇宙での長距離航行に適する飛行形態に変形可能である。ガンダムAGE-1が登場するまで連邦軍相手に無敵を誇り、「天使の落日」を始めとする地球圏での破壊活動およびデータ収集に多用された。

ダナジン

ヴェイガンが地球侵攻を本格化させた戦争後期の主力MS。多様な自然環境が並存する地球上での運用を前提に開発された結果、肉食恐竜を思わせる特徴的シルエットを持つに至った。自由飛行可能な飛行形態に変形可能である。

ガンダムレギルス

ヴェイガン製のXラウンダー専用ガンダム。鹵獲したガンダムAGE-3のデータとヴェイガンの軍事技術を融合する形で開発された。その性能限界は極めて高く、ゼハートのXラウンダー能力を限界まで引き出すことができる。

ヴェイガンギア・シド

ヴァイガン製MSの源流であり「銀の杯条約」以前の技術で建造された大型MSヴェイガンギアと、EXA-DBを守る自律・自己進化式MSシドが合体した姿。制御はシド側から行われ、連邦・ヴェイガン双方を相手に戦争に介入する。

 

作品解説

ゲーム制作会社として知られるレベルファイブが企画協力に参加したTVシリーズ。全49話。主人公一族三代にわたる歴史叙事詩的ストーリーが特徴で、各世代の主人公を中心に描かれたフリット・アスノ編、アセム・アスノ編、キオ・アスノ編、大団円を迎える三世代編からなる。物語序盤で敵の正体が伏せられている点もガンダム作品としては特殊。一方でガンダム作品定番の記号も多く採用され、スペースコロニー、ニュータイプ的な特殊能力者(Xラウンダー)、仮面のライバルキャラ、敵組織のガンダムなどが見られる。

 

 

世界観

かつての大戦争への反省から軍事技術を大幅に制限し、地球連邦政府の統治が行き渡った地球圏が物語の舞台。平和な地球圏に混乱をもたらしたヴェイガンは、かつての火星圏移住計画「マーズバースデー計画」に参加しながら連邦政府(の前身)の裏切りで火星圏に取り残されたうえ、情報隠蔽により絶滅したとされた人々の末裔だった。封印された軍事技術を入手したヴェイガンは連邦軍を圧倒するが、同レベルの技術を再現したMSガンダムの登場、フリット・アスノによる連邦政府内の親ヴェイガン派の粛清により、事態は全面戦争に突入していく。

 

 

AGEシステム

MS鍛冶の一族である「アスノ家」の歴代ガンダムに移植されてきた自己進化システム。データ収集用のシステム中枢であるガンダム(胸部搭載の端末が狭義のAGEシステム)、プロテクションキーとデータストレージを兼ねるAGEデバイス、データの分析を受けて新装備を製造するAGEビルダーで構成される。AGEシステムが生み出した機器として、ガンダムAGE-1のドッズライフルやウェアシステムなどがある。

EXA-DB(エグザ・ディービー)

コロニー国家戦争後、「銀の杯条約」で封印された軍事技術を集積したデータベース。自律式MSシドによって守られている。当時の連邦政府が隠匿したものだが、「天使の落日」が発生した頃には所在不明となっていた。戦争初期のヴェイガン製MSが連邦軍を圧倒できたのは、イゼルカントがEXA-DBの一部を入手していたことによる。

プロジェクト・エデン

イゼルカントが主導するヴェイガンの国家計画。エデン=地球を軍事制圧し帰還するプロジェクトだと考えられていた。火星圏は貧しいうえ、不治かつ致死性の風土病「マーズレイ」が存在するため、ヴェイガンにとって地球帰還は宿願だった。だが実際には、ヴェイガンと地球種(ヴェイガン側の地球圏居住人類の呼称)の双方から優秀な者を選び、戦争のない世界を実現するのが目的だった。

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