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2019年4月4日 (木)

機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線

機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線

【OVA】全3話

2008年10月24日~2009年4月24日発売

 

ストーリー

ジオン公国軍が地球降下作戦によって地球の大半を勢力下に収め、キシリア・ザビ少将は、演説で「重力戦線」の構築を宣言する。対する連邦軍は、ジオン公国軍のMSの前に敗走を重ねていた。
U.C.0079.04、ヨーロッパに展開する第44機械化混成連隊もまたMSに苦戦を強いられていた。機甲戦力の再編のための時間稼ぎを必要としていた同部隊は、ベン・バーバリー中尉が率いる対MS特技兵小隊を派遣する。そして戦力を再編した第44機械化混成連隊の61式戦車部隊だったが、敵MS部隊との戦闘で全滅。しかし、マシントラブルから出撃できなかったハーマン・ヤンデル中尉は、ヨーロッパ北方戦線において自身が仇敵と見なす“ホワイト・オーガー”エルマー・スネル大尉を撃破するのだった。
連邦軍は鉱山基地の攻略を目的とするオデッサ作戦を計画。MSの配備を受けた第44機械化混成連隊は「独立混成第44旅団」と改称し、作戦に参加していた。前進を阻む敵ダブデ級陸戦艇を撃破するため、独立混成第44旅団に「RTX-440 陸戦強襲型ガンタンク」が配備される。陸戦強襲型ガンタンク部隊を指揮する囚人兵のアリーヌ・ネイズンは、ある決意を胸に作戦に参加していた……。

スタッフ

[原作]矢立 肇、富野由悠季(『機動戦士ガンダム』より)

[監督]今西隆志

[脚本]大熊朝秀

[演出]松田剛吏

[ベースメカニカルデザイン]大河原邦男

[スーパーバイザー]出渕 裕

[デザインワークス]山根公利、出渕 裕、荒牧伸志、草彅琢仁、片貝文洋

[CGスーパーバイザー]小畑正好

[音響監督]藤野貞義

[音楽]大橋 恵

[協力]バンダイホビー事業部

[製作協力]バンダイビジュアル

[企画・製作]サンライズ

 

 

キャスト

[ミケーレ・コレマッタ]東地宏樹

[死神]井上喜久子

[キシリア・ザビ]小山芙美

[ベン・バーバリー]てらそままさき

[パパ・シドニー・ルイス]檜山修之

[ハーマン・ヤンデル]磯部 勉

[レイバン・スラー]小西克幸

[エルマー・スネル]大塚明夫

[アリーヌ・ネイズン]井上喜久子

[クライド・ベタニー]遊佐浩二

[ミロス・カルッピ]楠 大典

[ドロバ・クズワヨ]伊藤健太郎

 

 

キャラクター

ベン・バーバリー

地球連邦軍の対MS特技兵小隊の指揮官と第1分隊長を兼任する。コレマッタ少佐の命令でヨーロッパ南方のマリアージュに展開し、ザクIIと交戦。小隊は全滅するが、2機のザクIIを撃破する。階級は中尉。

パパ・シドニー・ルイス

バーバリー中尉の右腕的な存在で、第1分隊では射手を務めた。敵MSを攻撃しようと接近した際にSマインを受けて戦死した。階級は対MS特技曹長。

ハーマン・ヤンデル

第301戦車中隊の第1小隊の指揮官を務める中尉。戦車兵としては極めて優秀で、撃破記録の保持者でもある。ジオン公国軍のエルマー・スネルを仇敵と見なしており、彼の操縦するザクIIJ型とヨーロッパ北方戦線で対峙する。

レイバン・スラー

ヤンデル中尉が搭乗する61式戦車のドライバーとして着任。彼の戦車兵としての技量を認めつつも、その言動に恐れを抱くようになる。戦闘直前にヤンデルに憑りついた死神を目の当たりにする。階級は軍曹。

アリーヌ・ネイズン

独立混成第44旅団に派遣されたガンタンク小隊の指揮官。軍事法廷で終身刑に処された囚人である。パイロットとしての腕は確かで、陸戦強襲型ガンタンクを操り敵陣を突破、ダブデ級陸戦艇を撃破している。階級は技術中尉。

ミロス・カルッピ

アリーヌ、ドロバと同じく囚人兵のひとり。陸戦強襲型ガンタンク2番機のパイロットを務め、自爆攻撃でダブデ級のうち1隻を撃破した。階級は技術少尉。

ドロバ・クズワヨ

陸戦強襲型ガンタンク3番機のパイロットで階級は曹長。アリーヌらと同じく囚人兵である。敵陣に進攻した際に、ザクIの攻撃で重傷を負い、敵MSと共に自爆した。

ミケーレ・コレマッタ

第44機械化混成連隊(後に独立混成第44旅団)の大隊指揮官。冷酷な人物で、皮肉な物言いをすることも多い。味方部隊への競争意識に加え、陸戦強襲型ガンタンクの活躍に興奮する一面もあった。階級は少佐。

死神

宇宙から地上へと舞い降りた謎の存在。戦場に魅入られた人物に憑りつき、破滅への道を歩ませた。憑りついた人物以外に見えることは稀だが、レイバン・スラーなどはその姿を確認している。

 

メカニック

M-101A3 リジーナ

ジオン公国軍のMSに対抗するために、地球連邦軍が配備した対MS重誘導弾。対戦車ミサイルを流用したもので、対MS特技兵によって運用される。マリアージュでの戦闘では、部隊は全滅したが、2機のザクIIを撃破している。

M61A5 61式戦車

地球連邦軍の主力戦車で、一年戦争初期においてはMSに対抗できる貴重な戦力だった。ヤンデル中尉は、8輌(実際は9輌)の61式戦車5型による待ち伏せ攻撃で、ジオン公国軍のエルマー・スネル大尉機をはじめ、3機のザクIIJ型を撃破した。

MS-06J ザクIIJ型

ジオン公国軍の主力MSであるザクIIの重力下仕様。地球侵攻作戦に投入され、各地で連邦軍部隊を撃破、ジオン公国軍の進撃を支えた。

MS-06J ザクIIJ型 エルマー大尉専用機

ジオン公国軍のエースパイロットであるエルマー・スネル大尉専用のザクIIJ型。指揮官用のブレードアンテナのほか、シールドにはトカゲのマーキングが施されている。機体色が白いことから“ホワイト・オーガー”のふたつ名で呼ばれる。

RTX-440 陸戦強襲型ガンタンク

ジオン公国軍のMSに対抗するために急造された機動兵器。220ミリ滑腔砲のほか、ボッブガンなど多数の兵器を備え、突撃砲形態への簡易的な変形機構を有する。アリーヌたち囚人兵が運用し、オデッサ作戦ではMSをはじめダブデ級陸戦艇を撃破した。

RGM-79G 陸戦型ジム

地球連邦軍の陸戦タイプMSで、最初期に量産された。オデッサ作戦に参加した独立混成第44旅団にも配備されていたが、大規模な濠やダブデ級陸戦艇からの砲撃で多数が撃破された。

MS-07B-3 グフ・カスタム

MS-07B グフを再設計し、汎用性を向上させた機体。オデッサにも配備されており、防衛任務に就いていたが、陸戦強襲型ガンタンクなどの攻撃で撃破された。

MS-09 ドム

ジオン公国軍が地上用に開発した重MS。熱核ホバーによる高い機動性が特徴。144高地を巡る戦いでは、2機がダブデ級陸戦艇の護衛を行っていた。

ダブデ級陸戦艇

ジオン公国軍の陸戦艇で、前線での移動司令部としても運用された。オデッサ作戦における144高地の戦闘では2隻のダブデ級が砲撃を行い、地球連邦軍の独立混成第44旅団の前進を阻んだ。

 

作品解説

フルCGで描かれた『機動戦士ガンダム MS IGLOO』シリーズの第二弾。前作と異なり、連邦軍から見た一年戦争の地球降下作戦からオデッサ作戦までの地上戦が舞台となっている。特定の主人公は存在せず、各話ごとに異なる登場人物によって物語が紡がれていく。各話の主人公たちは、物語の途中で死神を目の当たりにし、目的を達成するものの全員が死亡する。このように戦場の非情さを描いている点も特徴である。

 

 

世界観

舞台となるのは、一年戦争初期にジオン公国軍が行った地球降下作戦後のヨーロッパ。ジオン公国軍の電撃的な作戦とMSの威力に地球連邦軍が苦戦を強いられ、敗走を重ねていた。
しかし、戦線の膠着期間を利用して戦力の再編に成功した地球連邦軍は、失地を回復するため大規模な反攻作戦――オデッサ作戦を実行に移した。両軍が大戦力を投入したこの戦いは連邦軍の勝利に終わり、一年戦争のターニングポイントとなった。

地球降下作戦

地球制圧を目指すジオン公国軍が実施した作戦。U.C.0079、3月の第1次降下作戦をはじめ、数度にわたって部隊が地球に降下。事前の攻撃やMSの存在もあって、地上の大半を勢力下に収めることに成功した。しかし、部隊の急速な展開に補給線は伸び切り、戦線の膠着状態を招くこととなる。この膠着期間が地球連邦軍に反撃のための戦力再編の時間を与えた。

 

オデッサ作戦

連邦軍による大規模な反攻作戦で、オデッサの鉱山基地攻略を目的としていた。作戦はU.C.0079.11.07に開始され、連邦軍部隊が各方面から攻撃目標に向け進撃、各地でジオン公国軍部隊と戦闘を開始した。圧倒的な物量を誇る連邦軍部隊に対し、ジオン公国軍も善戦し、敵の侵攻を食い止めていた。しかし、11.09には最終防衛戦を突破されジオン公国軍は敗北した。なお、この戦いは両軍ともにMSを投入したことでも知られる。

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