2020年1月14日 (火)
ガンダムパワーワード 第122回「命がはじめたことは、命にしか終わらせられない」
第122回
命がはじめたことは、命にしか終わらせられない
――リタ・ベルナル
(『機動戦士ガンダムNT』より)
ナラティブガンダムとIIネオ・ジオングは、サイコフレームを介して共鳴してしまいました。その際、どこからともなくフェネクスが現れ、その共鳴を止めたのです。ナラティブガンダムのパイロットであったヨナ・バシュタは、その直後、リタ・ベルナルのこのような声を聞いたのでした。ニュータイプとして戦争の道具とされてしまったリタの悲壮なまでの決意が窺えます。
ここがポジティブ!
リタのこの言葉から読み取れるのは、人間によって生まれてしまった兵器や道具は、人間の力で終わらせるしかないという強い決意です。リタの場合、その意思に関係なく力を使われてしまったわけですが、その不幸を終わらせるのが自身の宿命・責任だと感じていたのではないでしょうか。
社会においても、新規にプロジェクトを立ち上げるのには多大な労力がかかりますが、それを軌道にのせ、目標に到達させることも大変です。また、プロジェクトが途中でダメになってしまったとき、その責任を取ってきちんと終止符が打てるのは、立ち上げた本人やチームだけなのです。
(ガンダムインフォ編集部)
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