2022年4月25日 (月)
ガンダムパワーワード第230回「むくなものは無軌道なのではない。自由なのだ、心が」
第230回
むくなものは無軌道なのではない。自由なのだ、心が
――トレーズ・クシュリナーダ
(『新機動戦記ガンダムW』第25話より)
OZの総帥として兵士たちから信奉されていたトレーズ・クシュリナーダは、人間同士が戦うことに美意識を感じていました。ところが、OZを資金面で支えるロームフェラ財団は、モビルドールと呼ばれる無人機の導入を進めていたのです。それにトレーズは公然と異を唱え、いかに人間同士の戦いが世の中を変えてきたかを演説しました。さらにガンダムのパイロットを務める5人の少年たちを念頭に、このような哲学めいた言葉を残したのです。
ここがポジティブ!
一瞬、高尚かつ哲学的すぎて何を言っているのかわからないこのトレーズの名言。ガンダムパイロットたちの、組織に縛られない戦い方に「心の自由」を感じた――という意味かと思われますが、確かに無垢であるがゆえの奔放さは、組織に属する立場からすれば羨ましくも感じます。会社を辞めるときや、組織・派閥などから脱退するとき、その解放感を表すかのように額に手を当てながらつぶやいてみたいセリフですね。
(ガンダムインフォ編集部)
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