2020年4月13日 (月)
ガンダムパワーワード 第135回「あたしは、故あれば寝返るのさ!」
第135回
あたしは、故あれば寝返るのさ!
シーマ・ガラハウ
(『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』第12話より)
艦隊を率いてデラーズ・フリートに協力しておきながら、最後の最後にデラーズを裏切り、地球連邦側(バスク・オム)についたシーマ・ガラハウ。一年戦争の際には汚れ役をやらされた彼女は、ジオン公国に対して憎しみを抱いていました。そうした思いが、“星の屑作戦”の最終段階にきてその行動とセリフにも表れたのです。
ここがポジティブ!
一度組織に属してしまうと、全体の方針や命令に逆らうことはなかなか難しいものです。シーマも、いくら汚れ役を任されたとは言え、裏切るには相当な決意が必要だったはず。ただ、組織に自分の本意を曲げられた、もしくは虐げられた者たちには、十分な「故」=「理由」はあるのです。この理由が怒りや憎しみとなって組織の論理を上回ったとき、多少の無茶や不義理をしてでも足抜けしてしまう方が、後悔のない人生につながるのです。
(ガンダムインフォ編集部)
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