2021年10月4日 (月)
ガンダムパワーワード第202回「私は関知しているものではない」
第202回
私は関知しているものではない
ジレ・クリューガー
(『機動戦士ガンダムF91』より)
カロッゾ・ロナの腹心であったジレ・クリューガーが、大型のMA(モビルアーマー)、ラフレシアについてザビーネ・シャルから問いただされたときの返答。カロッゾが考える「バグ」や「ラフレシア」を用いた無差別殺戮作戦のことを以前から把握していたクリューガーですが、作戦に反発するザビーネの追及から逃れるため、しらを切ったのです。
ここがポジティブ!
嘘を突き通すことはそう簡単なことではありません。表情や振る舞いにはどうしても動揺が出てしまいますし、動かぬ証拠が発見されれば糾弾されてしまう可能性もあるからです。それでもしらを切るという選択をしたクリューガーは、リスクを承知でカロッゾ・ロナへの忠誠心を示そうとした、と言えるでしょう。結局はザビーネの怒りを買うだけで、その場しのぎにもなりませんでしたが、窮地でどう振る舞うべきなのか、考えさせられるシーンともなっているのです。
(ガンダムインフォ編集部)
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