2016年1月12日 (火)
「Q.『サンダーボルト』アニメ第1話配信中!あなたはどっち派?」【12/21~12/27】
ジャズ | 65.5% |
ポップス | 34.5% |
(回答 1,083人)
Q.『サンダーボルト』アニメ第1話配信中!あなたはどっち派?
戦争映画というものは、いかにその臨場感を感じさせることができるかが勝負といってもよい。その要素として音はとても重要である。
『プラトーン』では軍用ヘリの風切り音が、『プライベート・ライアン』では耳元をかすめる銃弾の音が、怖さを表現していた。また、音楽の印象も強く残りやすい。有名なのは『地獄の黙示録』で使われたワーグナーの「ワルキューレの騎行」だ。奇襲攻撃の際に、兵士とともに、現地のベトナム兵や村人にも流して聞かせていたという。
『機動戦士ガンダム サンダーボルト』では、それがジャズとポップスであった。作品のテイストを、一気に形作ってしまうこともあるのが音楽だ。ということで、今回は音楽の印象について調査してみた。
が3分の2近い支持を集めた。
冒頭、音楽プレーヤーから流れる即興演奏は一気に『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の世界観をアダルト(大人)領域へと引き上げる。これは「大人がたしなむことができるアニメ」だと宣言しているようだ。
ジャズというと、通な大人好みの音楽という印象がある。なかでもイオが好きなのはジャズの中でもフリージャズと呼ばれる、自由で束縛のない演奏形式である。ジャズの中でも好みの分かれるジャンルといってもよいだろう。定番のコードなどに縛られず、新たな体験を生む可能性もあるが、伝統的なジャズが好きな方にとっては、理解できない音楽ととらえるときもあるようだ。
が3分の1強の支持を集めた。
イオのデジタルなプレーヤーに対して、ダリルのプレーヤーはアナログなラジオのようだ。そして流れる音楽はポップスである。ポップスとは、日本ではポピュラー音楽の意味で使われている。つまり、広く多くの人に好まれる音楽のことである。
ジャンルとしてはロック、ポップ、ソウル、レゲエ、ラップ、ダンスミュージックなど多くのものが含まれる。海外では「ビートルズ」やキングオブポップと呼ばれる「マイケル・ジャクソン」など、そして日本では「AKB48」、「モーニング娘。」などのアイドルグループの曲もポップスの中に含まれる。いわゆる明るく元気なヒット曲やアイドル曲と考えていいだろう。
そんなポップスを友とするダリルは両足が欠損している。ハンディキャップにより、ついネガティブに考えがちになりそうなのではと思うが、その気持ちをポップスで、明るくやる気のある方向に向けようとしているのかもしれない。
調査開始当初はそれほどの差がなかったのだが、後半約2倍の差がつく結果となった。PVや冒頭配信映像でポップスが流れていなかったのが要因のひとつと考えられるだろう。
通常はポップスの方が、大衆向けなので人気を集めやすい。しかも対するのは、ジャズの中でも通好みのフリージャズだ。しかし第1話の配信を観てみて、ジャズの印象が強かったのだろう。そちらに傾く人が増えていった。
昨年ヒットした洋画に『アメリカン・スナイパー』がある。タイトル通り、160人以上を射殺した現実のスナイパーがモデルの作品だ。この作品で監督は、追悼の意を込めて、あえて音楽を排したという。逆にポップスを聞きながら、ジムを次々とスナイプするダリル。音楽によって、スナイパーの印象が大きく左右されることが実感できる2作だ。比較してみると、スナイパーの気持ちにちょっと近づけるような気がする。
(ガンダムインフォ編集部)
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