2012年11月19日 (月)
「Q.HGUC 1/144 バイアラン・カスタム発売!バイアランといえばジェリド・メサ。ジェリドといえば?」は汚名挽回が1位!【2012年11月5日~2012年11月11日】
汚名挽回(56.69%) 口は災いのもと(11.89%) ガンダムMk-IIを墜落させた上に奪われた(10.44%) 多数のMSに搭乗した(8.16%) もっと活躍すると思ってた(4.62%) なぜかモテる(3.13%) カミーユに対して詰めが甘い(2.68%) 意外と仲間思いで情に厚い(2.39%) (回答4694人) |
Q.HGUC 1/144 バイアラン・カスタム発売!バイアランといえばジェリド・メサ。ジェリドといえば?
ジェリド・メサ。残念な男として、不名誉な名を遺したティターンズの軍人。しかし、どこかかわいいところもあり、憎み切れない男でもあった。ガンプラ「HGUC 1/144 バイアラン・カスタム」の発売によって、その名が再浮上することとなった。ということで、彼の印象に迫ってみたい。
が過半数を超えた。テレビシリーズ第4話でジェリドの発したこの言葉はイタイ言い間違いとして、有名になってしまった。ただ、なんとなく「名誉挽回」「汚名返上」の意味に近いものだろうことは想起できるので、うっかり聞き流してしまいそうだ。そのあたりが日本語の難しさで、特に話言葉では往々にしてあることである。ましてやジェリドならこういう言い間違いをしてもおかしくない人に思えるところが悲劇であった。少なくとも過半数の人が、ガンダムで「汚名挽回」というと、すなわちジェリドを差す言葉と認識していることになる。
ジェリドは一応エースパイロットである。少なくとも地球連邦軍の精鋭部隊ティターンズの中でもテストパイロットに選ばれる技量を有していたはずだ。しかし、黒いガンダムMk-IIをビルに落としてしまい、さらにはカミーユに奪われるという大失態を演じてしまう。以降、乗るMSを次々と撃破され、目立った活躍ができなかった。そもそもがプライドやエリート意識から出た軽口が原因で、カミーユから鉄拳をくらうところから始まるのだが、パイロットとしての技量がカミーユの成長速度に追いつくことはなく、まさに「口は災いのもと」といえよう。
『Ζガンダム』はその時代に生きる子供たちに向けて作られたアニメである。作家の福井氏が言うようにカミーユの姿に自らの姿を垣間見た人も多かったようだ。同じようにジェリドに自らの姿を感じ、嫌悪感や反省をした人も多いのではないだろうか。彼も現実社会によくいるタイプである。中の上くらいの技量を持ち、生まれも中流の上で、考え方は今風で、それなりに自分に自信を持っている人。自分にはそれなりの才能があって、条件が違えば、もっとうまくできると思いこんでしまうタイプ。悪い人ではないのだが、不用意な発言が意外と人を傷つけていて、そして、それに気が付けない人。
アレ? 考えれば考えるほど、なんか自分のような気がしてきた。モテたことはないのだが、モテるとしても、なんとなくジェリドにはなりたくない。これからは発言には気を付けよ~うと。
ガンダムインフォ編集部
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