2012年9月10日 (月)
「Q.ガンダムレギルス本気モード!ところで顔が怖いガンダムといえば?」はセラヴィーガンダム(の背中の顔)が1位!【2012年8月27日~2012年9月2日】
■第268回 2012年8月27日~2012年9月2日
Q.ガンダムレギルス本気モード!ところで顔が怖いガンダムといえば?
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ガンダムレギルスと言われても、ヴェイガンのMSの眼をもつレギルスをガンダムと呼ぶのには違和感を感じていた方も多かったのではないだろうか。しかし、破壊者シドとの戦いでレギルスの目が開くと、そこには2つの緑色の眼が出現。もともと色は伝統的なトリコロールのガンダムカラーではだったが、やはり精悍なふたつの眼があってこそ、ガンダムの名にふさわしいのだと、改めて実感した。面積でいったら全体のほんの数パーセントでしかない眼や顔がこれほど印象を左右するのはなぜだろう。ということで、今回は怖い顔のガンダムを調査してみた。 |
第1位はセラヴィーガンダム(の背中の顔)が2分の1近くの支持を得た。『00』セカンドシーズンにティエリアが搭乗した機体だ。デザイン発表時からとても話題となったのはその背中にドンと構える黒いガンダムフェイスの存在だった。ガンダム同士が変形合体した時の顔だとか、輸送艦トレミーが変形して合体するとかさまざまな憶測が流れたが、実は分離、変形するセラフィムガンダムのボディであった。そう、セラフィムガンダムの顔は別にあるので実際は顔ではない。しかし、みなさんが一番怖さを感じたのは顔の形をしたものだった。 |
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第2位はガンダムGP02が3分の1の支持を得た。『0083』でガトーに奪取されたガンダム試作2号機である。核兵器を禁止する南極条約に違反して、核兵器を搭載した機体であった。発売当時から凶悪顔のガンダムとの呼び声が高く、怖いガンダム顔の代名詞であったが、今回、セラヴィーガンダムの背中にその座を譲ることになった。ところで、GP02をなぜ怖い顔と感じたのだろう? 長いアンテナや大きすぎる頭部、そして、巨大な頭のダクトなどいくつか要素を挙げることはできる。しかし根本的な要因は、そのマッチョな体躯と比較することで顔をより小さく感じたからではないだろうか。 |
人の場合、顔の作り出す表情がコミュニケーションにとって非常に重要である。私たちは「顔色をうかがう」というように、まずは相手の表情から感情を推し量ろうとする。それは本能的に、敵なのか、味方なのか判別しようとしているのだ。体躯が大きいとその分、力も強いだろう。相対的に顔が小さく見えるということは体格がよいということなので強さを感じ、そして畏怖を感じる。そして、もっと怖いのは本来あるはずのない所に顔がある時だ。お化けや妖怪の類にも、頭の後ろに顔があるのはあったが、背中に顔があるというのは聞いたことがない。しかも、巨大な顔(の形)である。そういった意味では、セラヴィーガンダム(の背中の顔)は、なるほど意表をついた怖さを感じるデザインであった。 |
ガンダムインフォ編集部
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