2012年5月21日 (月)
「Q.ガンプラ「RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II」発売!ガンダムMk-IIといえば?」は黒いガンダムが1位!【2012年5月7日~2012年5月13日】
■第252回 2012年5月7日~2012年5月13日
Q.ガンプラ「RG 1/144 RX-178 ガンダムMk-II」発売!ガンダムMk-IIといえば?」は黒いガンダムが1位!
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みなさん、金環日食観ましたか~。日本の広い範囲で観えるのは数百年ぶりらしい。次回は数百年後だという。肉眼では明るすぎて昔の人は観測は大変だったろう。しかし宇宙に出て移動すれば、いつでも月に隠れた太陽を観ることができる。もちろん地球で隠すこともできる。サイド3ではたぶん地球で隠れたものを観測していたのだろう。観るものが違えば、考え方も変わってくるのかもしれない。ということで、今回は所属によって色を塗り替えられたガンダムMk-IIを調査してみた。 |
第1位は黒いガンダム。3分の2近くの圧倒的な支持を得た。まずは『Ζガンダム』の第1話のサブタイトル「黒いガンダム」というショッキングなタイトルでビックリさせられた。当時のガンダムは白いという先入観をバッサリ裏切られたのだ。しかし、サブタイトルからはっきりと言い切るところに、このガンダムはひと味もふた味も違うんだぞという作り手の意思表示を感じた。第1話ではテスト段階ということもあり動きはぎこちなかったが、それがユーモラスでもあり、ちょっとぶきみでもあった。 |
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第2位はエマ・シーンが10ポイント強の支持を得た。エマというと白いガンダムという印象が個人的にはあるのだが、最初は黒いガンダムに乗っていたのだ。元ティターンズなので当然なのだが、どうも黒いガンダムに乗っているエマは本来のエマではないような気がする。ガンダムMk-II返還交渉に行って、結局、ガンダムMk-II3機ともすべてをエゥーゴにもたらすキーパーソンになったからだ。だまされて黒いガンダムに乗っていたが、事実を知り白いガンダムに乗るところが心は白いという印象を与えているのだと思う。 |
作劇の歴史を紐解けば、江戸時代に生み出された善玉、悪玉という手法によって、観客はどちらが悪い方かすぐに分かるようになった。色という手法で敵味方を区別するのもその手法の一つだ。しかし、複雑な現実を反映し、勧善懲悪という子供向けアニメの手法を打ち破ったのがガンダムである。モビルスーツは道具であり、使うパイロットや所属する体制によって、正しくもなり悪にもなる。黒が悪とは限らないところがガンダムらしい。白いMk-IIと黒いMk-IIは、太陽と月のように陰陽の関係に近いのかもしれない。 |
ガンダムインフォ編集部
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