2011年6月20日 (月)
「Q.最近海賊流行ってる!?ところでガンダムで海賊っぽいのは?」はクロスボーン・バンガードが1位!【2011年6月6日~2011年6月12日】
■第204回 2011年6月6日~2011年6月12日
Q.最近海賊流行ってる!? ところでガンダムで海賊っぽいのは?
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最近は海賊が人気らしい。人はみな、強くてカッコイイものにあこがれる。家族や仲間のために金品や食料をかき集め、軍隊を翻弄する海賊は勇敢で自由な生き方に見えるのだろう。実は犯罪行為なのだが、矛盾した法律や誤った秩序に一石を投じる行為だったりもする。秩序の乱れる戦争や紛争のさなかには、無法な海賊行為も増えると思われる。ということで、ガンダムの中で海賊っぽいものを調査してみた。 |
第1位はクロスボーン・バンガードがおよそ3分の2の支持を集めてほかを圧倒した。海賊といえば「海賊旗」。しゃれこうべに大腿骨2本を組んだものが有名だ。クロスボーン自体が×印の骨の意味だから、まさしく海賊を意識したネーミングだったといっていい。コスモ・バビロニアという理想国家建設のために、あえてアウトローな破壊活動を行う組織だった。いわゆる海賊行為である略奪をするためではなく、「海賊旗」を想わせるビームフラッグを使うことで、仲間を鼓舞し、相手を威圧する意図があったものと思われる。 | ||||
第2位はシーマ艦隊が13ポイント強の支持を集めた。選択肢の中で略奪行為をする本当の海賊といえるのはこのシーマ艦隊とアルゴ・ガルスキーだろう。シーマはキシリア・ザビ配下のジオン公国軍海兵隊時代に、コロニーへの毒ガス注入などいわゆる汚れ仕事を命じられていた。そのため1年戦争終戦後にジオン公国残存勢力のアクシズへの亡命が拒否され、しかたなく海賊として生きてきたのだ。女性であるハンデを超えて、荒くれ者たちを御していけたのは、シーマのパイロットとしての優秀な腕のおかげだったのだろう。 |
海賊とはいえ、毎回戦闘していたのでは、仲間は傷つくし物資は少なくなってしまう。だから、最も理想的な戦い方とは相手を降伏させることだ。黒地に白いドクロが描かれた「海賊旗」の目的は相手を降伏させることだった。降伏の印は「白旗」だ。降伏しない船には「赤旗」を揚げて戦いを挑んだという。その場合は容赦してはいけない。その惨劇が噂に広まって、次回からの「海賊旗」の効果を増すことになるのだ。人から嫌われ、疎まれた人間の切実な生き方を続けるためには、利用価値の高い「海賊旗」が重要だったのだろう。そしてそれは、自由で強い者たちの象徴として、カッコイイものでなければならない。やっぱり、ビームフラッグはカッコよかったな~。 |
ガンダムインフォ編集部
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