2010年4月26日 (月)
「Q.桜が終われば新緑の季節。ところでガンダムで緑といえば?」は量産型ザクが1位!【2010年4月12日~2010年4月18日】
■第144回 2010年4月12日~2010年4月18日
Q.桜が終われば新緑の季節。ところでガンダムで緑といえば?
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新緑の若葉が美しい季節になったと書きたいところだが、4月も下旬だというのに寒い。お茶畑の新芽も枯れてしまったりしている。しかしこれからは気温も上がるようなので、萌えるような若草の緑がそこかしこで見られることだろう。ということで、ガンダムで緑のイメージを探った。 |
第1位は量産型ザクが6割近い支持を集めた。なぜザクは緑なのだろうか。新緑の鮮やかな緑というよりは陸軍の迷彩色にも使われるオリーブグリーンに近い濃緑色である。旧ザク(ザクI)の時には藍色のタイプもあったがザク(ザクII)ではほとんどが緑である。どちらかというと軍事色を感じる色である。デモンストレーション効果としては、戦意高揚があり、カモフラージュ効果としては、宇宙でというより地上での効果を狙ったものではないだろうか。ジオン独立戦争の際に「決戦は地上で」という意図があったのかもしれない。 | ||||
第2位は降格されたディアッカ。SEED DESTINYでは一般兵の制服に身を包んで登場した姿が衝撃的だったのかもしれない。「降格されたディアッカ」としたが、ザフトには階級が存在しないので本当は「赤服でなくなった」というのが正しい。だが、事実上の降格であった。士官学校の卒業成績上位者に認められる赤服の着用だったが、一度寝返った反逆者に対してはさすがに内部での反発もあったと思われる。隊長となり白服を着るイザークが身近に置き、庇護することでディアッカもなんとか軍で活躍できたのだろう。 |
緑は葉や森のイメージがあり自由や平和の象徴とされる場合もあるのだが、軍事的には迷彩柄などでも使われ兵器のイメージもある。葉の緑は葉緑素(クロロフィル)の影響である。実はクロロフィルのマグネシウムを鉄に換えると、血のヘモグロビンとよく似た構造になる。きっと緑に見えているものも、ちょっとの違いで赤く見えたりすることもあるのだ。つまり、赤ザクも緑ザクもあまり変わりはなく、平和と戦争もちょっとの違いなのではないのだろうか。う~ん緑色は深いな。 |
ガンダムインフォ編集部
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