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2019年6月10日 (月)

「Q.「GGG シーマ」原型初展示!『0083』で商品化してほしいキャラクターは?」はコウ・ウラキが1位!【5/27~6/2】

ガンダム国勢調査 第613回

Q.「GGG シーマ」原型初展示!『0083』で商品化してほしいキャラクターは?

ああっ、シーマ様。あなたはなぜシーマ様なのでしょう。なぜ、そんなに大きく腰を曲げても大丈夫なのでしょう。その長い髪の毛はなぜ華麗にたなびくことができるのでしょう。そして、手に持ったムチをどうしようというのでしょうか。私をたたかないでください。いや、ちょっとたたいて欲しいかも。ああっシーマ様、あなたを飾っておきたい。という気持ちの方、安心してください。5月25日(土)行われた「メガホビEXPO 2019Spiring」に、予告通り「GGG 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY シーマ・ガラハウ」の麗しく華麗な原型が展示されていた。

そして、シーマの独断専行を許さぬように当日、初公開されたのが「GGG 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY アナベル・ガトー」である。グレーの原型の展示ではあったが、凛々しく流麗な腰の反り具合は左右対称になっていて、シーマとガトーを並べて飾るのが良さそうだ。このGGGのシリーズのハイクオリティな仕上がりは、どこか人の情念に訴えかけてくる形をしているんだなぁ。

ということで『0083』で商品化してほしいほかのキャラクターを調査してみた。

 

 

が30ポイントを超える支持を集めた。トリントン基地では、試作1号機に乗り、アナベル・ガトーの試作2号機奪取を阻止しようとするのだが、ひよっこだの未熟だのと罵られ、果てには「君も将校だろう。だたの兵でないのなら大局的にものを見ろ」とガンダム泥棒(ガトー)に説教される羽目に。ニナやモンシア中尉、そしてバニング大尉のおかげで、人参が苦手な若者から、ニナの前で「俺の、ガンダムだからな」と言えるまでに成長していく。「僕」から「俺」に一人称がバージョンアップしたコウは、最終話でガトーに対峙し、思わず「待っていたのか、俺の為に…!」と口にする。顔はたくましくなり、デンドロビウムも使いこなせるようになった。しかし、みなさんが商品化を願っているのは初めの頃のかわいいコウの方だろうなぁ。

 

 

が16ポイント強の支持を集めた。なんとライバルのニナに勝ってしまった。調査始めには、ニナに倍以上の差をつけていたのだが、ニナファンもラストスパートをかけ3ポイント弱まで詰め寄った。「ねえ、ウラキ中尉を譲って」とニナに持ち掛けたルセット。バスローブ姿のコウの横に座り、試作3号機(デンドロビウム)の資料を見せ「どう?乗りこなせる?」をつぶやく。うーん、これでガンダムが関わっていなければ、ニナからコウを奪う悪い女に見えちゃうぞ~。ブロンド(金髪)のニナと、ブルネット(黒髪)のルセットの対比が印象的だった。そういえば海外では、ブロンドの人気が高いのであるが、ブルネットはエキゾチックな東洋を感じるらしく人気があるらしい。

 

 

ガトーとシーマの商品化が決まったのは、人気も高かったからであろう。二人とも「滅びの美学に殉じた人」である。劇場版で「ジオンの残光」という副題がつくように、『機動戦士ガンダム0083』はジャンルとして人気のある「悪者小説(ピカレスクロマン)」ともいえる。主人公であるコウの成長という王道ストーリーを描くには、敵対するアンチヒーローが必要になってくる。そして、たいていの場合、悪役は目立つ特徴を持っているので、人気が出やすいのである。ガトーは銀髪のポニーテールだったり、シーマはムチを持っていたりとかなり個性的だ。

あ~、現実の生活にもピカレスク的な刺激が欲しい。かっこいいポーズの「GGG ガトー」と「GGG シーマ」の2体を、普段見えるところに飾っておきたいものだ。きっと私を成長させてくれることだろう。

 

 

(ガンダムインフォ編集部)

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