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2019年5月13日 (月)

「Q.平成初期に放送された思い出のガンダム(宇宙世紀以外)は?」は新機動戦記ガンダムWが1位!

ガンダム国勢調査 第609回

Q.平成初期に放送された思い出のガンダム(宇宙世紀以外)は?

人民を統治するには「時・金・法」の3つを支配することが重要である。時は暦、時計、金は通貨、税金、法は法律、宗教などである。統治者はその三つを決めることができ、それらを使って領民の生き方をコントロールするのである。中でも「時」は生活に大きな影響を及ぼす。明治6年(1873年)1月1日、グレゴリオ暦(太陽暦)に改暦されるまで日本では旧暦(太陰太陽暦)が使われていた。それまで週5日制だったのが、週7日制に大きく変化した。平成は20世紀の終わりに始まり、2019年5月1日(水)に改元が行われ「令和」の時代が始まった。平成の初期、ガンダム作品には大きな変化があった。今回はその頃の思い出に残る作品を調査してみた。

 

 

が38ポイントの支持を集めた。タイトルを見るとわかりやすいのだが頭に「機動戦士」が付かない作品である。そんな新冠の第1作『機動武闘伝Gガンダム』の次に放送された作品が『新機動戦記ガンダムW』であった。『ガンダムW』は5人のイケメンパイロットを中心に華麗な戦いを繰り広げる。美しい王女様も出るし、仮面で赤服のスペシャルなパイロットも登場する。女性にも支持され人気が高まった。OVA『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』も制作され、さらに「特別篇」が劇場公開されるに至った。また、アメリカで最初に放送されたガンダム作品でもある。

 

 

が21ポイントの支持を集めた。この作品はいわゆる冠が付かない初の作品である。「宇宙世紀」でない富野作品ということがタイトルからもすぐわかるのだ。第3位の『機動武闘伝Gガンダム』とは0.5ポイント、第4位の『機動新世紀ガンダムX』とは2.2ポイントの差しかなかった。非常に僅差であったが、調査期間中にちょうど「∀ガンダム」や「ターンX」などをデザインしたシド・ミード氏の展覧会が行われていた事で注目度が上がったようである。ミード展に行ってびっくりしたのは、1983年にガンダムを題材にした作品を描かれていた事である。「∀ガンダム」のデザイン依頼をする10年以上前である。ザクが宇宙空間を飛び回り、ブレッド(弾丸)状のビームライフルが飛び交っていた。

 

 

上位2作品は共に劇場公開もされた作品であった。平成の初期はOVAが隆盛し、CDやDVDでコレクションすることがブームとなった。そして、メディアもブルーレイやネットになり、映画館に行かずとも作品を見ることができるようになった。だが、そのあと、劇場もデジタル上映に対応し、シネコン化されサッカーなどのパブリックビューイングや応援上映、爆音上映など、大画面、音響設備を生かして、上映がイベント化していった。そう、平成は劇場が変化し、新たな価値を創出していった時代でもあったのだ。劇場で作品を上映するということは、やはり特別な印象を残すのだ。

次の劇場作品『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は、ガンダムのメインストリームである「宇宙世紀」が舞台。ああっ早く見たい!5月11日(土)・12(日)に一般公開された「静岡ホビーショー」には「HGUC ペーネロペー」が展示してあった。だんだん盛り上がってきたぞー!なぜだか劇場作品は期待値がいつもより上がってしまうんだよなぁ。

 

 

(ガンダムインフォ編集部)

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