あー、またしても都合が悪く、行けなかった「第57回 静岡ホビーショー」。

お小遣いをためて、新幹線に乗り、静岡の駅に立つと、そこはプラモデルの聖地である。新作も気になるのだが、割引販売される商品や、レアな商品を探す楽しいイベントなのだ。圧巻は会場の半分を占めるモデラーズクラブの作品展である。この1年、いや数年をかけて製作された完成品が競って展示されている。すばらしい加工技術に驚嘆し、驚異的な執念に感嘆するのである。

もちろん、ガンダムファンにとっては、今年発売される商品に初めて会えるということで、今年のガンプラ購入の予定を立てる機会でもある。

が30ポイント強の支持を集めた。人気の高い機体で、映像作品では『機動戦士Ζガンダム』に登場している。

『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』にジム・スナイパーが、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』にジム・スナイパーIIが登場し、その人気を不動のものにした。オリーブグリーンを基調としたカラーリングと遠距離狙撃に特化したことで、ミリタリーファンに人気が高い。こちらは「ホビーオンラインショップ」の通販アイテムなので、準備数量に限りがあるようである。気になる方は早めにチェックしておいた方がよいだろう。

が23ポイント強の支持を集めた。こちらは昨年から月刊ガンダムエースで連載中のコミック「機動戦士MOONガンダム」に登場する主役機である。ストーリーが『機動戦士ガンダムUC』、『機動戦士ガンダムNT』の福井晴敏氏ということで、密度の高い設定と深いストーリー展開が人気となっている。この機体の最大の特徴はバックパックに搭載された三日月型の装備である。おなじみのV字型アンテナの他に頭頂部にもアンテナらしきものがある。こちらも気になる。まだ謎の多い機体ではあるが、すでに注目度が上がっているようだ。

ミリタリーファンに人気が高いジム・スナイパーカスタムであるが、その人気を女子に広げたのは『機動戦士ガンダム00』であろう。超高高度の遠距離射撃用に開発されたガンダムデュナメスはそのカラーリングといい、射撃時にバイザーやV字アンテナが降りて、スナイプ用のカメラに切り替わるなど、ジム・スナイパーカスタムをグレードアップしたような装備が特徴であった。もちろん、パイロットのロックオン・ストラトスの影響もあると思うが、射撃用ガンダムの人気を高めたのは間違いない。

今年は『機動戦士ガンダムNT』が控えているので、福井氏が手掛ける2作品のガンダムに注目があつまりそうである。

（ガンダムインフォ編集部）