君はこの子供たちのために戦えるか? | 36.1% |
いいんだ アムロ君はとてもいいことをしてくれたんだ | 36.1% |
戦うだけが強さじゃない | 22.2% |
大したものだよ 自然の力は… | 5.7% |
(回答948人)
Q.『ククルス・ドアンの島』WOWOWで10/14放送!印象的なドアンのセリフは?
昨年2022年に公開された『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が、10月14日(土)にWOWOWシネマで放送される。この作品は『機動戦士ガンダム』テレビシリーズ第15話「ククルス・ドアンの島」のリメイク作品である。本筋から外れたサイドストーリーとされているが、戦争を描く「ガンダムシリーズ」の中でも、戦時中に生きている子供たちを描くことで、痛みや悲しみなど、その本当の姿を描写しようとした意欲的な回であった。とてもメッセージ性の強い印象的なストーリーである。
ということで今回は、このエピソードの主役とも言えるククルス・ドアンのセリフを調査してみた。
ということで今回は、このエピソードの主役とも言えるククルス・ドアンのセリフを調査してみた。
が、なんと同数の36ポイント強の支持を集めた。
ジオンのサザンクロス隊とホワイトベースの捜索隊がアレグランサ島に集まってきて、騒然とする子供たち。ザクで出ようとするドアンに、アムロ・レイは「僕も行きます!」と声をかけた。その時、ドアンがアムロに覚悟を確認した言葉が前者であった。その戦いが終わり、アムロがドアンのザクを海に投げ捨てたことで動揺する子供たちに、アムロへの感謝を示した言葉が後者である。
後者はテレビシリーズにもあったセリフだが、前者は劇場版ならではのセリフである。テレビシリーズにあった「俺は…子供達を…殺させはしない!」や「私は子供達が見ている限り 戦い続ける」のような、自分の決意を表明するセリフのかわりに、アムロの意志を問うセリフが印象的に描かれていたように思う。すでに自分の意志は確固たるもので、その気持ちを引き継いでくれるのか?という次の世代への魂の継承を表現する言葉だったと言えよう。両者とも、この作品と戦争の本質をえぐる象徴的なセリフであった。
第3位は「戦うだけが強さじゃない」が22ポイント強の支持を集めた。潜水艦がある地下洞窟で、ガンダムに乗って戦いたいというマルコスに向けた一言。「戦って相手を倒す」のはわかりやすい強さの表現であるが、自分に与えられた役割をまっとうして、「子供たちの命を守る」ことも強さの証になるという意味だと思われる。
第4位は「大したものだよ 自然の力は…」が6ポイント弱の支持を集めた。火山灰に覆われ不毛の地と思われていたアレグランサ島だが、地中では作物を実らせる黒土に変化していた。そんな大地の力に感謝を込めた一言だった。
個人的には、このエピソードの最後でアムロが発する次のセリフと行動が、一番印象に残っている。「あなたの体に染みついている戦いのにおいが追跡者を引き寄せるんじゃないでしょうか」「それを消させてください」と言って、ドアンのザクを捨てる。子供の時は、テレビを見ながら「戦いのにおいか〜」とわかったような気になっていたが、『ククルス・ドアンの島』という映画で改めてこのストーリーに触れて、その奥深さをようやく理解することができた。
武器や力を持つからこそ、敵からも武器や力を向けられる。かといって無防備であれば、打ち捨てられたり、略奪されたりする恐れがある。とくに子どもたちは無防備である不安と恐怖の中、生き延びていかなければならない。それでも、ドアンがわざわざ子供たちの前で「アムロ君はとてもいいことをしてくれたんだ」語っているのは、カーラやマルコスや子供たちに、ドアンの考える戦争の本質を伝えようとしていたからなのかもしれない。何度も観ているとじわじわ沁みてくる、深い作品だ。
ジオンのサザンクロス隊とホワイトベースの捜索隊がアレグランサ島に集まってきて、騒然とする子供たち。ザクで出ようとするドアンに、アムロ・レイは「僕も行きます!」と声をかけた。その時、ドアンがアムロに覚悟を確認した言葉が前者であった。その戦いが終わり、アムロがドアンのザクを海に投げ捨てたことで動揺する子供たちに、アムロへの感謝を示した言葉が後者である。
後者はテレビシリーズにもあったセリフだが、前者は劇場版ならではのセリフである。テレビシリーズにあった「俺は…子供達を…殺させはしない!」や「私は子供達が見ている限り 戦い続ける」のような、自分の決意を表明するセリフのかわりに、アムロの意志を問うセリフが印象的に描かれていたように思う。すでに自分の意志は確固たるもので、その気持ちを引き継いでくれるのか?という次の世代への魂の継承を表現する言葉だったと言えよう。両者とも、この作品と戦争の本質をえぐる象徴的なセリフであった。
第3位は「戦うだけが強さじゃない」が22ポイント強の支持を集めた。潜水艦がある地下洞窟で、ガンダムに乗って戦いたいというマルコスに向けた一言。「戦って相手を倒す」のはわかりやすい強さの表現であるが、自分に与えられた役割をまっとうして、「子供たちの命を守る」ことも強さの証になるという意味だと思われる。
第4位は「大したものだよ 自然の力は…」が6ポイント弱の支持を集めた。火山灰に覆われ不毛の地と思われていたアレグランサ島だが、地中では作物を実らせる黒土に変化していた。そんな大地の力に感謝を込めた一言だった。
個人的には、このエピソードの最後でアムロが発する次のセリフと行動が、一番印象に残っている。「あなたの体に染みついている戦いのにおいが追跡者を引き寄せるんじゃないでしょうか」「それを消させてください」と言って、ドアンのザクを捨てる。子供の時は、テレビを見ながら「戦いのにおいか〜」とわかったような気になっていたが、『ククルス・ドアンの島』という映画で改めてこのストーリーに触れて、その奥深さをようやく理解することができた。
武器や力を持つからこそ、敵からも武器や力を向けられる。かといって無防備であれば、打ち捨てられたり、略奪されたりする恐れがある。とくに子どもたちは無防備である不安と恐怖の中、生き延びていかなければならない。それでも、ドアンがわざわざ子供たちの前で「アムロ君はとてもいいことをしてくれたんだ」語っているのは、カーラやマルコスや子供たちに、ドアンの考える戦争の本質を伝えようとしていたからなのかもしれない。何度も観ているとじわじわ沁みてくる、深い作品だ。
(ガンダムインフォ編集部)
あなたへのオススメ
編集部イチオシ
PREMIUM BANDAI
プレミアムバンダイ