SFアニメと戦争

『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』『超時空要塞マクロス』『新世紀エヴァンゲリオン』……などなど、数々のSFアニメ作品で描かれてきた戦争観を国際政治学の視点で読み解こうと試みた、当代一の安全保障のエキスパートにして、SFアニメにも極めて精通する著者にしかできない一冊。過去の戦争や現在進行形の戦争に照らし合わせながら、各作品の設定や世界観、戦争の様相、登場兵器などについて、多くの図版も交えながら解説していきます。それら作品の深淵やメッセージ性にも触れつつ、来たるべき未来、そしてあらためて「戦争」について考えるきっかけとなることを願っています。特別対談「富野由悠季監督×著者」も収録。

【構成】
第1章 SFアニメが描いてきた戦争の「リアリティ」
第2章 国際政治学から見たSFアニメの「戦争」
第3章 SFアニメで描かれてきた戦争
第4章 SFアニメにおける兵器
第5章 SFアニメにおける人工知能
第6章 人気SFアニメにおける戦争
各種コラム
特別対談 富野由悠季×高橋杉雄

【著者】
高橋杉雄
防衛省のシンクタンクである防衛研究所防衛政策研究室長。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。専門は国際安全保障、現代軍事戦略論、核抑止論、日米関係論。日本の防衛政策を中心に研究・発信する、我が国きっての第一人者。また、SF系を中心としたアニメ作品にも精通している。プライベートでは熱心なサッカーファンとしても知られ、日本代表と川崎フロンターレの20数年来のサポーターでもある。また、大のスイーツ好きという顔も持ち、自家製ジャムを作ったり、スイーツ写真をSNSに投稿したりといった一面も。