▲左から柿谷太一朗さん、石井マークさん、小形尚弘プロデューサー
大ヒット全国ロードショー中の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の公開を記念して、7月7日(水)に東京・新宿ピカデリーで、スタッフトーク付き上映会が実施された。
スタッフトークには、劇場版『Gのレコンギスタ』でベルリ・ゼナム役を務める石井マークさん、バンダイナムコアーツの柿谷太一朗さん、MCにサンライズの小形尚弘プロデューサーが登壇。本編の制作のために実施されたフィリピン・ダバオでのロケハンをテーマに、ロケハン時のエピソードや作品にどのように生かされたのかについて、裏話がたっぷりと語られたのでその模様をレポートしてこう。
また、公開劇場全館にて販売されている「劇場販売Blu-ray」の売り上げ枚数が、6月11日(金)~7月5日(月)の24日間でついに90,000枚を突破したことが発表された。こちらもあわせて紹介しよう。
スタッフトークには、劇場版『Gのレコンギスタ』でベルリ・ゼナム役を務める石井マークさん、バンダイナムコアーツの柿谷太一朗さん、MCにサンライズの小形尚弘プロデューサーが登壇。本編の制作のために実施されたフィリピン・ダバオでのロケハンをテーマに、ロケハン時のエピソードや作品にどのように生かされたのかについて、裏話がたっぷりと語られたのでその模様をレポートしてこう。
また、公開劇場全館にて販売されている「劇場販売Blu-ray」の売り上げ枚数が、6月11日(金)~7月5日(月)の24日間でついに90,000枚を突破したことが発表された。こちらもあわせて紹介しよう。
3人がロケハンの舞台裏をたっぷりと語る!スタッフトーク付き上映会イベントレポート
冒頭のゲストの紹介で、小形プロデューサーより「フィリピンを代表する声優」と紹介され、「『閃光のハサウェイ』のイベントに登場するというよくわからない状態なんですけれど……」と苦笑いを浮かべつつ石井マークさんが登場。劇場版『G-レコ』第3部の上映を目前に控えていることに加えて、実は4歳までフィリピンで生まれ育ったという縁もあり、今回のダバオ・ロケハントークにゲストとして参加することとなった。
まずはじめに、ダバオにロケハンへ行くことになったきっかけについて。原作小説もダバオを舞台していたものの、制作当時は現地の情勢が不安定だったこともあり、村瀬修功監督や小形プロデューサーはGoogle Mapsで済ませてしまおうと考えていたという。しかし、小形プロデューサーと柿谷さんが訪れた恵比寿の焼肉屋の店長が偶然にもダバオとつながっており、そこからダバオをアテンドしてもらうよう手配してもらった、という驚きのエピソードを披露。石井さんも「その人、本当に焼肉屋の店長なんですか!?」とリアクションをするなど、会場は驚きに包まれた。
ここからは、本題であるダバオでのロケハントークへ。現地で撮影された写真も交えながら、思い出を振り返った。
劇中でも登場したフィリピンを代表するファーストフード店「Jollibee(ジョリビー)」について、石井さんは「本編を見ていてJollibeeが出てきてびっくりしました!フィリピンに住んでいた頃、誕生日会を開いたこともあったんです」と、フィリピン育ちならではの思い出を語った。
また、ハサウェイ・ノアとミヘッシャ・ヘンスらが落ち合う植物園「フィリピン イーグルセンター」をはじめとしたさまざまな場所を訪れたそうで、柿谷さんは「村瀬監督は360度カメラを用いてたくさんの写真を撮影したり現地の音も録音するなど、リアルな描写に対して情熱を注いでいた」と当時の様子を振り返った。
スライドに映されたロケハン写真と劇中の場面写について、柿谷さんが「どっちが写真でどっちがアニメなのかわからないですね」と感想を述べると、小形プロデューサーは「監督から『背景は写真みたいに書いてください』というオーダーが出たが、背景さんから『写真でいいじゃん』と言われてしまった」という裏話を明かし、会場は笑いに包まれた。
劇中でハサウェイが渡った桟橋も、ロケハン時の写真をほぼそのまま背景に起こしており、石井さんも「本当にそのまんまだ!」と驚きの表情を浮かべた。
さらに、現地のホビーショップにも訪れ、ガンプラ売場も視察。小形プロデューサーは「ちょうど『新機動戦記ガンダムW』のガンプラを買っていた家族がいたので、この人(村瀬監督)『ガンダムW』のキャラクターデザインですよ、と伝えたら大喜びされた」と語り、ガンダムがフィリピンでも愛されていることがわかるエピソードも披露。
浜辺で音楽を重低音で響かせながらパーティーが行われていたことを振り返り、小形プロデューサーが「メッサーが突入する場面のダンスシーンは、ここにヒントがあったんじゃないかな?」と語ると、柿谷さんが「プロデューサーがそう言ったら、そういうことになっちゃいますよ」とツッコミを入れた。
2日目は劇中でハサウェイが歩いたサマル島の浜辺へ。小形プロデューサーは「とにかくきれいでリゾートとしても素晴らしく、(作品としても)位置関係がわかったので行ってよかった」と感想を述べた。
続いて、劇中でメッサーが戦闘を行った公園でのロケハンの裏話を紹介。柿谷さんは「訪れるのが遅くなり公園が閉鎖されて真っ暗になってしまったが、なんとか頼み込んでライトアップし直してもらった」というアクシデントを振り返りつつ、「ダバオの人はすごく協力的だった」と現地の人の温かさについて語った。
ロケハンを通して感じたダバオの印象について、柿谷さんは「フィリピンといえばマニラやセブが有名だけれど、ダバオもすごく良い場所だった」とコメント。小形プロデューサーも「夜に外を歩いていても怖い思いをすることなく、治安も良かった」と語った。これに対して石井さんは「夜のフィリピンって結構危険な場所もあるので、治安が良いときいてびっくりしました」と、自身の記憶とのギャップについて触れた。
最後の挨拶では、柿谷さんは「本日の裏話を踏まえて『閃光のハサウェイ』をみていただけると、もっと楽しめるのではないかと思うので、ぜひ何度も見ていただけると嬉しいです」と新たな視聴スタイルを提案。
石井さんは「『閃光のハサウェイ』のイベントにも関わらず、『G-レコ』から参加させていただきました。『閃光のハサウェイ』も素敵な作品ですが、7月22日(木・祝)から上映が始まる劇場版『G-レコ』第3部もすごく良い作品になっているので、ぜひ足を運んでください」と、作品の垣根を超えて魅力をアピールした。
小形プロデューサーは、「次はオーストラリアに行きたいですが、こういった情勢なので、いろいろな手を使ってやりたいと思います。『G-レコ』第3部も7月22日(木・祝)から始まりますし、『閃光のハサウェイ』もまだまだ続くので、ぜひどちらも応援してください」と参加者にメッセージを贈り、イベントを締めくくった。
まずはじめに、ダバオにロケハンへ行くことになったきっかけについて。原作小説もダバオを舞台していたものの、制作当時は現地の情勢が不安定だったこともあり、村瀬修功監督や小形プロデューサーはGoogle Mapsで済ませてしまおうと考えていたという。しかし、小形プロデューサーと柿谷さんが訪れた恵比寿の焼肉屋の店長が偶然にもダバオとつながっており、そこからダバオをアテンドしてもらうよう手配してもらった、という驚きのエピソードを披露。石井さんも「その人、本当に焼肉屋の店長なんですか!?」とリアクションをするなど、会場は驚きに包まれた。
ここからは、本題であるダバオでのロケハントークへ。現地で撮影された写真も交えながら、思い出を振り返った。
劇中でも登場したフィリピンを代表するファーストフード店「Jollibee(ジョリビー)」について、石井さんは「本編を見ていてJollibeeが出てきてびっくりしました!フィリピンに住んでいた頃、誕生日会を開いたこともあったんです」と、フィリピン育ちならではの思い出を語った。
また、ハサウェイ・ノアとミヘッシャ・ヘンスらが落ち合う植物園「フィリピン イーグルセンター」をはじめとしたさまざまな場所を訪れたそうで、柿谷さんは「村瀬監督は360度カメラを用いてたくさんの写真を撮影したり現地の音も録音するなど、リアルな描写に対して情熱を注いでいた」と当時の様子を振り返った。
スライドに映されたロケハン写真と劇中の場面写について、柿谷さんが「どっちが写真でどっちがアニメなのかわからないですね」と感想を述べると、小形プロデューサーは「監督から『背景は写真みたいに書いてください』というオーダーが出たが、背景さんから『写真でいいじゃん』と言われてしまった」という裏話を明かし、会場は笑いに包まれた。
劇中でハサウェイが渡った桟橋も、ロケハン時の写真をほぼそのまま背景に起こしており、石井さんも「本当にそのまんまだ!」と驚きの表情を浮かべた。
さらに、現地のホビーショップにも訪れ、ガンプラ売場も視察。小形プロデューサーは「ちょうど『新機動戦記ガンダムW』のガンプラを買っていた家族がいたので、この人(村瀬監督)『ガンダムW』のキャラクターデザインですよ、と伝えたら大喜びされた」と語り、ガンダムがフィリピンでも愛されていることがわかるエピソードも披露。
浜辺で音楽を重低音で響かせながらパーティーが行われていたことを振り返り、小形プロデューサーが「メッサーが突入する場面のダンスシーンは、ここにヒントがあったんじゃないかな?」と語ると、柿谷さんが「プロデューサーがそう言ったら、そういうことになっちゃいますよ」とツッコミを入れた。
2日目は劇中でハサウェイが歩いたサマル島の浜辺へ。小形プロデューサーは「とにかくきれいでリゾートとしても素晴らしく、(作品としても)位置関係がわかったので行ってよかった」と感想を述べた。
続いて、劇中でメッサーが戦闘を行った公園でのロケハンの裏話を紹介。柿谷さんは「訪れるのが遅くなり公園が閉鎖されて真っ暗になってしまったが、なんとか頼み込んでライトアップし直してもらった」というアクシデントを振り返りつつ、「ダバオの人はすごく協力的だった」と現地の人の温かさについて語った。
ロケハンを通して感じたダバオの印象について、柿谷さんは「フィリピンといえばマニラやセブが有名だけれど、ダバオもすごく良い場所だった」とコメント。小形プロデューサーも「夜に外を歩いていても怖い思いをすることなく、治安も良かった」と語った。これに対して石井さんは「夜のフィリピンって結構危険な場所もあるので、治安が良いときいてびっくりしました」と、自身の記憶とのギャップについて触れた。
最後の挨拶では、柿谷さんは「本日の裏話を踏まえて『閃光のハサウェイ』をみていただけると、もっと楽しめるのではないかと思うので、ぜひ何度も見ていただけると嬉しいです」と新たな視聴スタイルを提案。
石井さんは「『閃光のハサウェイ』のイベントにも関わらず、『G-レコ』から参加させていただきました。『閃光のハサウェイ』も素敵な作品ですが、7月22日(木・祝)から上映が始まる劇場版『G-レコ』第3部もすごく良い作品になっているので、ぜひ足を運んでください」と、作品の垣根を超えて魅力をアピールした。
小形プロデューサーは、「次はオーストラリアに行きたいですが、こういった情勢なので、いろいろな手を使ってやりたいと思います。『G-レコ』第3部も7月22日(木・祝)から始まりますし、『閃光のハサウェイ』もまだまだ続くので、ぜひどちらも応援してください」と参加者にメッセージを贈り、イベントを締めくくった。
(ガンダムインフォ編集部)
『閃光のハサウェイ』Blu-ray劇場販売枚数 9万枚突破!
6月11日(金)に封切りされた本作は、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』以来33年ぶりに興行収入10億円を超え、今週頭には15億円を超えたことがわかった。
さらに、公開劇場全館にて販売されている「劇場販売Blu-ray」の売り上げ枚数が6月11日(金)~7月5日(月)の24日間で、ついに90,000枚を突破したことが発表された。2019年5月に一般発売した前作『機動戦士ガンダムNT』の累計販売枚数94,648枚を一ヶ月もたたずに劇場販売のみで上回る勢いだ。
何度も観てじっくりと考察したい本作に最適な『閃光のハサウェイ』Blu-rayは、上映劇場にて絶賛発売中。残りわずかとなっているので、お見逃しなく。
さらに、公開劇場全館にて販売されている「劇場販売Blu-ray」の売り上げ枚数が6月11日(金)~7月5日(月)の24日間で、ついに90,000枚を突破したことが発表された。2019年5月に一般発売した前作『機動戦士ガンダムNT』の累計販売枚数94,648枚を一ヶ月もたたずに劇場販売のみで上回る勢いだ。
何度も観てじっくりと考察したい本作に最適な『閃光のハサウェイ』Blu-rayは、上映劇場にて絶賛発売中。残りわずかとなっているので、お見逃しなく。
■『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』Blu-ray販売数
・劇場限定版 52,989枚
・劇場先行通常版 37,694枚
合計90,683枚
※上映全215館<主要93劇場6月11日(金)~7月5日(月)(24日間)+その他122劇場6月11日(金)~7月5日(月)(24日間)>
※『機動戦士ガンダムNT』(2018年11月30日上映/90館/興収6.7億):累計販売枚数 94,648枚
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