『機動戦士ガンダム』や『Gのレコンギスタ』といった「ガンダム」シリーズをはじめ、数多くのオリジナルアニメーションを監督し、国内外のアニメシーンに多大な影響を与えてきた富野由悠季監督が、令和4年度 第71回「神奈川文化賞」を受賞した。
神奈川文化賞は、昭和27年から神奈川県と神奈川新聞社が共同で実施している事業。毎年、神奈川県の文化の向上発展に尽力し、その功績顕著な個人または団体に対して賞を贈呈している。
令和4年度は4人が受賞し、富野監督は「アニメーションを文化として発展させた功績」として、芸術分野で選出された。
11月3日(木・祝)に神奈川県民ホールで行われた贈呈式では、富野監督が「横浜の皆さんに、山下ふ頭の場所を貸してくださってありがとうございます」と、“18mの実物大ガンダムを動かす”という夢の実現を体感できる施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」の設置に関して謝辞を述べたほか、神奈川フィルハーモニー管弦楽団による祝賀演奏も実施され、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』より「MAIN TITLE」ほか計9曲が演奏された。
神奈川文化賞は、昭和27年から神奈川県と神奈川新聞社が共同で実施している事業。毎年、神奈川県の文化の向上発展に尽力し、その功績顕著な個人または団体に対して賞を贈呈している。
令和4年度は4人が受賞し、富野監督は「アニメーションを文化として発展させた功績」として、芸術分野で選出された。
11月3日(木・祝)に神奈川県民ホールで行われた贈呈式では、富野監督が「横浜の皆さんに、山下ふ頭の場所を貸してくださってありがとうございます」と、“18mの実物大ガンダムを動かす”という夢の実現を体感できる施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」の設置に関して謝辞を述べたほか、神奈川フィルハーモニー管弦楽団による祝賀演奏も実施され、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』より「MAIN TITLE」ほか計9曲が演奏された。
神奈川文化賞
富野由悠季(80歳)
●芸術●
アニメーションを文化として発展させた功績
アニメーション映画監督・脚本家・演出家として、多年にわたり数多くの作品を発表している。小田原市出身で、父は旧日本軍関連の軍需工場に勤務しており、高高度で飛行する戦闘機パイロットが着用するための与圧服の研究・開発等に携わっていた。父が残した与圧服の研究資料と太平洋戦争が日本敗戦で終わった1945年、氏が満4歳の時に、東京方面に空襲に向かうB29の姿が、戦争の記憶である。宇宙服を連想させるそれは、富野少年の視覚的原体験となり、その後制作することとなるアニメーション作品の世界観の礎となった。
『機動戦士ガンダム』などの作品やキャラクターも小田原の風土から影響を受けている。
2021年7月、小田原のふるさと大使に就任し、その縁から2022年2月に小田原市民功労賞を授与された。
2021年、観光戦略の一つとして小田原市が設置したガンダムをデザインしたマンホールは話題となり、市内の盛り上げに一躍買った。アニメーションによる観光振興を図るアニメツーリズム協会の会長でもある。
ガンダムは国や地域、世代を超えて人気となっており、プラモデルに留まらず、ガンダムの放送40周年を記念して実物大の動くガンダムが横浜市の山下ふ頭に建てられている。
2021年文化功労者に選出。
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