共創パートナーに三菱重工業とispaceが参画決定！「ガンダムオープンイノベーション」4つの公認プロジェクトを発表！

バンダイナムコグループの横断プロジェクト「ガンダムプロジェクト」が2021年度から実施している「ガンダムオープンイノベーション」（GOI）に、新たに2社の共創パートナーの参画が決定し、社会課題を解決するための4つの公認プロジェクトが、本日10月27日（金）に発表された。

参画が決定した共創パートナーは、三菱重工業とispace。2社の追加により、GOIの共創パートナーは15社となった。

また、本日発表された公認プロジェクトは「TEAM SPACE LIFEプロジェクト」「モビルスーツの社会実装に向けた 新しい操縦ロボットのプロトタイピングプロジェクト」「グリーンコロニー・プロジェクト」「ビーム・サーベル～プラズマ農業プロジェクト」の4つ。
各プロジェクトの進行状況は、GOIの公式サイトやSNSにて随時公開される予定とのことなので、続報をお楽しみに。

なお、「ガンダムオープンイノベーション」とは、「ガンダム」を活用したサステナブルプロジェクト「GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION （GUDA）」の一環として、「宇宙世紀」を現代社会に捉えなおし、人口問題・地球環境問題の解決に向けた新しい発想や技術を募集する企画。
「ガンダム」で描かれている「まだ実現できていない新しい技術」や「可能性」を現実のものとし、ワクワクする未来に向かって発展していくために、多くの人々の創造力と知恵と情熱を結集し、人口問題、環境問題、宇宙進出などの未来社会につながるサステナブルなテーマや領域において、革新的なアイデアや技術などを幅広く募集している。

これまで13社・団体（11プロジェクト）の参画により進行していたGOIに、ものづくりとエンジニアリングのグローバルリーダーとして陸・海・空・宇宙という幅広いフィールドをステージに活躍する「三菱重工業」と、人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界を目指すスタートアップ企業「ispace」の参画が決定した。
GOIは、来るべき“現実の宇宙世紀”に向け、新たな共創パートナーを加えた15社で取り組んでゆく。

GOIは、『機動戦士ガンダム』と「未来技術」で未来の夢と希望を現実化するプログラムとして、公募に応じて送られた企画の実現に向けてディスカッションを重ねてきた。今回、社会課題を解決するための4つのプロジェクトを「公認プロジェクト」として決定した。

■TEAM SPACE LIFEプロジェクト
宇宙での暮らしを実現する上で重要になる、居住空間の実現（空間）、快適な環境の制御（環境）、サステナブルな資源の循環（資源）という3つの技術について、空間投影と遠隔コミュニケーションの融合、宇宙での健康影響を考慮するための自律分散センサの開発と軌道上での実験、資源循環プラットフォームの整備とデモンストレーションを実施。
これらの技術を中心として、人類の宇宙活動が地球と調和した循環型の「宇宙世紀」を実現させる。

参加パートナー：東京理科大学 スペースシステム創造研究センター、高砂熱学工業株式会社、国際医療福祉大学 宇宙医学研究会、株式会社NTT データSBC、avatarin 株式会社、大和大学 社会学部 SDG 研究推進室
協力団体：有人宇宙システム株式会社（JAMSS）、理研計器株式会社

■モビルスーツの社会実装に向けた 新しい操縦ロボットのプロトタイピングプロジェクト
ガンダムシリーズの劇中に登場するロボット「MS（モビルスーツ）」をモチーフに、現代社会に実装可能な大型汎用操縦機械を実現させる。このプロジェクトでは「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」に期間限定で登場した実物大（全長18ｍ）の“動くガンダム”の制作メンバーが中心となり、ガンダムのIP（Intellectual Property、知的財産）と連携し、2025年、大型汎用操縦機械の通称を「MS」にすることを目指す。

参加パートナー：株式会社乃村工藝社、アスラテック株式会社、Social Future LLC

■グリーンコロニー・プロジェクト
「宇宙世紀」の実現には、宇宙における住環境や食糧等の各種問題解決が必要不可欠。このプロジェクトでは、宇宙ならではの重力や閉鎖環境等による影響を研究するための実験環境を提供し、人類の宇宙での暮らしを実現する手助けを行う。

参加パートナー：三菱重工業株式会社、東北大学、自然科学研究機構 核融合科学研究所

■ビーム・サーベル～プラズマ農業プロジェクト
ガンダムに登場する架空の剣「ビーム・サーベル」に着想される科学技術に「プラズマ」がある。従来は真空中でしか維持できなかったプラズマは、近年の技術革命により空気中で維持でき、人や植物が触れても熱くない優しい制御が可能となった。これを農業に応用すると、植物成長促進、植物免疫向上、減農薬栽培が期待できる。
このプロジェクトでは、プラズマ農業による食糧問題解決に取り組む。

参加パートナー：東北大学、自然科学研究機構 核融合科学研究所