原点 THE ORIGIN 2017年3月10日発売 著者 : 安彦良和、斉藤光政 定価 : 1,800円(税抜) 判型 : 四六判 / 352ページ 発行 : 岩波書店 ISBN 978-4-000-6-1192-3 |
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」など数多くの作品を手掛けてきた漫画家・安彦良和氏と、東奥日報編集局次長・斉藤光政氏によるエッセイ「原点 THE ORIGIN」が、本日3月10日(金)に岩波書店より発売される。価格は1,800円(税抜)。
本書では、『機動戦士ガンダム』の生みの親の一人でもある安彦氏の知られざる“原点”に迫っている。戦い、殺し合ってしまう人間を、なぜ、そしてどのように描いてきたのか。安彦氏の生い立ちからアニメ・マンガ界での出会いと模索など、作品世界のバックにある人間観が凝縮された1冊となっている。書店に立ち寄った際はぜひとも手に取ってみよう。
目次
○はじめに 安彦良和
○本書の成り立ちについて 斉藤光政
○第1章 冷戦の落とし子ガンダム
ある学習塾の風景─―「虹色のトロツキー」 / ガンダム作家の“ルーツ”は津軽 / 人間くさい主人公たち─―「アリオン」 / 冷戦が生んだ終末観 / ガンダムのテーマとは / ユーゴ内戦にショック / 物語作家としての覚悟─―「ヴイナス戦記」 / なぜ日本はまちがえたのか─―「王道の狗」 / 寄せる波、返す波 / 日中間に突き刺さる深いトゲ
《安彦良和 私の原点1》「ガンダム」と「戦争」・「日本」
○第2章 北辺の地の少年
独学から生まれた天才的タッチ / マンガ家へのあこがれ / “おもしろさ”へのこだわり / 歴史教育のウソっぽさ / ベトナム戦争への疑問 / マンガ家を断念し南へ
《安彦良和 私の原点2》オホーツクの地から――父のこと・生い立ちのこと
○第3章 弘前大学での“闘い”
党派への違和感 / 「ベトナムさん」との出会い / 弘前大学全共闘の誕生 / 暴力学生とよばれて / 一方的なアジ演説に反発
《安彦良和 私の原点3》弘前大学で、あのころ
○第4章 怒れる若者たち、その後
「わかりあえない」が出発点 / 東大安田講堂事件で仲間逮捕 / いつも雨が降っていた / 若者とマンガブーム / 弘前大学本部占拠事件 / そして逮捕 / 長き沈黙の正体 / 「山に入る」ことの意味
《安彦良和 私の原点4》すべての終わり。そこからの「始まり」
○第5章 サブカルチャーの波
アニメーションの世界へ / マッチラベル描きがルーツ / 「宇宙戦艦ヤマト」への挑戦 / 宮崎駿という壁 / 青森から照射する日本─―「ナムジ」「神武」 / 日本動漫文化 / オタクの功罪
《安彦良和 私の原点5》サブカルで、生きる
○第6章 世界をリアルに見る
アイランちゃんの衝撃 / 小林よしのりとの対談 / 国なき民の悲劇─―「クルドの星」 / イスラム国と戦う少年兵 / 植民地支配を問う─―「天の血脈」 / 東アジア和解への道 / アジアの盟主をめぐる争い / 歴史を知らない若者たち / リアルを見つめているか
《安彦良和 私の原点6》ふたたび、「社会」を見つめて
○あとがき 安彦良和
○付録――安彦良和エッセイなどなど
山の子・鉄人・横山さん――横山光輝『鉄人28号』解説
ユーゴ・栄光と愚行と――坂口尚『石の花』解説
『銀座』とぼく
西田洋文氏に訊く――弘前大学全共闘の記憶と記録
読んできた本、おすすめの本
○安彦良和作品リスト
○はじめに 安彦良和
○本書の成り立ちについて 斉藤光政
○第1章 冷戦の落とし子ガンダム
ある学習塾の風景─―「虹色のトロツキー」 / ガンダム作家の“ルーツ”は津軽 / 人間くさい主人公たち─―「アリオン」 / 冷戦が生んだ終末観 / ガンダムのテーマとは / ユーゴ内戦にショック / 物語作家としての覚悟─―「ヴイナス戦記」 / なぜ日本はまちがえたのか─―「王道の狗」 / 寄せる波、返す波 / 日中間に突き刺さる深いトゲ
《安彦良和 私の原点1》「ガンダム」と「戦争」・「日本」
○第2章 北辺の地の少年
独学から生まれた天才的タッチ / マンガ家へのあこがれ / “おもしろさ”へのこだわり / 歴史教育のウソっぽさ / ベトナム戦争への疑問 / マンガ家を断念し南へ
《安彦良和 私の原点2》オホーツクの地から――父のこと・生い立ちのこと
○第3章 弘前大学での“闘い”
党派への違和感 / 「ベトナムさん」との出会い / 弘前大学全共闘の誕生 / 暴力学生とよばれて / 一方的なアジ演説に反発
《安彦良和 私の原点3》弘前大学で、あのころ
○第4章 怒れる若者たち、その後
「わかりあえない」が出発点 / 東大安田講堂事件で仲間逮捕 / いつも雨が降っていた / 若者とマンガブーム / 弘前大学本部占拠事件 / そして逮捕 / 長き沈黙の正体 / 「山に入る」ことの意味
《安彦良和 私の原点4》すべての終わり。そこからの「始まり」
○第5章 サブカルチャーの波
アニメーションの世界へ / マッチラベル描きがルーツ / 「宇宙戦艦ヤマト」への挑戦 / 宮崎駿という壁 / 青森から照射する日本─―「ナムジ」「神武」 / 日本動漫文化 / オタクの功罪
《安彦良和 私の原点5》サブカルで、生きる
○第6章 世界をリアルに見る
アイランちゃんの衝撃 / 小林よしのりとの対談 / 国なき民の悲劇─―「クルドの星」 / イスラム国と戦う少年兵 / 植民地支配を問う─―「天の血脈」 / 東アジア和解への道 / アジアの盟主をめぐる争い / 歴史を知らない若者たち / リアルを見つめているか
《安彦良和 私の原点6》ふたたび、「社会」を見つめて
○あとがき 安彦良和
○付録――安彦良和エッセイなどなど
山の子・鉄人・横山さん――横山光輝『鉄人28号』解説
ユーゴ・栄光と愚行と――坂口尚『石の花』解説
『銀座』とぼく
西田洋文氏に訊く――弘前大学全共闘の記憶と記録
読んできた本、おすすめの本
○安彦良和作品リスト
著者略歴
安彦良和(やすひこ よしかず)
1947年北海道生まれ。弘前大学入学、学生運動の結果、除籍。上京後、虫プロでアニメーターに。フリーとなってからは『機動戦士ガンダム』、『巨神ゴーグ』などを生み出し、のち漫画家に転身。作品に「アリオン」、「クルドの星」、「ナムジ 大國主」、「虹色のトロツキー」、「王道の狗」、「天の血脈」、「ヤマトタケル」、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」など。
斉藤光政(さいとう みつまさ)
1959年岩手県生まれ、青森県育ち。東奥日報編集局次長。早稲田大学ジャーナリズム研究所招聘研究員。軍事・防衛および歴史分野を専門とする。著書に「米軍「秘密」基地ミサワ」、「在日米軍最前線」、「偽書『東日流外三郡誌』事件」、「戦場カメラマン沢田教一の眼」、「ルポ 下北核半島」(鎌田慧と共著)など。
安彦良和(やすひこ よしかず)
1947年北海道生まれ。弘前大学入学、学生運動の結果、除籍。上京後、虫プロでアニメーターに。フリーとなってからは『機動戦士ガンダム』、『巨神ゴーグ』などを生み出し、のち漫画家に転身。作品に「アリオン」、「クルドの星」、「ナムジ 大國主」、「虹色のトロツキー」、「王道の狗」、「天の血脈」、「ヤマトタケル」、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」など。
斉藤光政(さいとう みつまさ)
1959年岩手県生まれ、青森県育ち。東奥日報編集局次長。早稲田大学ジャーナリズム研究所招聘研究員。軍事・防衛および歴史分野を専門とする。著書に「米軍「秘密」基地ミサワ」、「在日米軍最前線」、「偽書『東日流外三郡誌』事件」、「戦場カメラマン沢田教一の眼」、「ルポ 下北核半島」(鎌田慧と共著)など。
■芳林堂書店 高田馬場店にて安彦良和先生「トーク&サイン会」開催決定!
東京・神保町「書泉グランデ」での サイン会、ジュンク堂書店池袋本店での トークイベントに続き、4月11日(火)には芳林堂書店 高田馬場店にて、安彦良和先生の「トーク&サイン会」の開催が決定した。イベントは抽選による80名限定。本書を3月11日(土)から4月4日(火)の期間中に芳林堂書店 高田馬場店にて購入すると「イベント参加抽選応募券」がもらえ、4月5日(水)に芳林堂書店公式サイトにて当選番号が発表される。詳細は芳林堂書店公式サイトの イベントページをご覧ください。
さらに、書泉グランデと芳林堂書店 高田馬場店では、漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の複製原画展も開催される。どのイベントもファン必見の内容となっているので、ぜひ参加してみよう。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」複製原画展
【書泉グランデ 2F】
2017年3月10日(金) ~ 4月10日(月)
【芳林堂書店 高田馬場店 3F・5F】
2017年3月11日(土) ~ 4月30日(日)
※複製原画は各店で同一の絵柄となります。
【書泉グランデ 2F】
2017年3月10日(金) ~ 4月10日(月)
【芳林堂書店 高田馬場店 3F・5F】
2017年3月11日(土) ~ 4月30日(日)
※複製原画は各店で同一の絵柄となります。
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