『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を4DX上映するユナイテッド・シネマとしまえんでは、9月16日(月・祝)に舞台挨拶が行われ、モビルスーツデザインの出渕 裕氏と、アニメ評論家の藤津亮太氏が登壇した。
今回が初となる『逆襲のシャア』の4DX化は、ガンダム40周年を記念して最新の上映システムでガンダムシリーズ作品を上映する「ガンダム映像新体験TOUR」の1つとして実現。
今なお根強い人気を誇る名作を、シーンと連動して動く座席や吹きつける水・風といった多彩な特殊効果で、臨場感たっぷりに楽しむことができる。
舞台挨拶に先駆けて4DXを体感した2人は、「コックピットでガタガタする芝居が多いので、その動きを体感できるのは非常に良い(出渕)」、「戦闘シーンを“ここはうるさいところ”、それ以外を“ここは静かなところ”とする、作り手の演出が体で感じられる(藤津)」と、映画のシーンに合わせて前後上下左右に座席が動くモーション・シートを絶賛。
さらに、冒頭の戦闘でリ・ガズィのビームをサザビーが撃ち落とした後、一瞬「止め」になるシーンにおいて、座席の小さな揺れが余韻のようで面白かったと、4DXならでは演出にも注目していた。
また、「熱風もあったけど、宇宙空間では熱は伝わらないんじゃ…」、「クェスがツバを吐くシーンは、水が出ても面白かったのでは」といったコメントで会場の笑いを誘う場面も。
そして、改めて劇場で観た『逆襲のシャア』という作品については、「何度も観ると色々と発見があって面白い。噛めば噛むほど味が出るスルメのような作品(出渕)」、「ドラマをぶった切る富野監督の編集は、テンポが良くて気持ちいい(藤津)」と語られたほか、出渕氏からは、クェスが生身で宇宙空間に飛び出すシーンで富野監督に「これはおかしい」と意見したところ、「NASAでも数秒間なら大丈夫って言われてるんだよ!お前は何も分かっていない!」と返されたが、後で自分の作業スペースに来た富野監督が「出渕君。さっきのあれ、そんなに気になる?」と聞くので「気になりますね」と返したら、「…いじわる」と言って帰っていったのは可愛かった、ちょっとキュンとしたという制作当時の思い出も明かされた。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の4DX上映は、全国20館のユナイテッド・シネマにて9月26日(木)まで実施中だ。
国内初上陸の『機動戦士ガンダムNT』4DX上映もあるので、こちらもお見逃しなく。
また、「ガンダム映像新体験TOUR」は今後も続き、9月27日(金)から全国11館のイオンシネマにて『劇場版 機動戦士ガンダムI~III』、『機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場 HDリマスター』、『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』のULTIRA上映が順次スタート。
2020年初春からは『劇場版 機動戦士ガンダムI~III』のDOLBY CINEMA™上映が予定されている。
詳しくは「ガンダム40周年」公式サイトの特設ページをご覧ください。
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