大ヒット上映中の『機動戦士ガンダムNT』では、1月11日(金)にTOHOシネマズ上野にて「UCスペシャル舞台挨拶」が行われた。
「UCスペシャル舞台挨拶」では、バナージ・リンクス役の内山昂輝さん、ミネバ・ラオ・ザビ役の藤村 歩さん、『機動戦士ガンダムUC』のリディ・マーセナス役の浪川大輔さん、脚本を務める福井晴敏さん、小形尚弘プロデューサーが登壇。『ガンダムNT』の宣伝大使でもある浪川さんがMCを務め、久々に『ガンダム』作品の舞台挨拶に登壇した心境や、『ガンダムUC』から引き続き、自身のキャラクターが登場したことへの想いなどが語られた。
『ガンダムNT』にて、自身のキャラクターが登場すると知った時の心境を問われ、内山さんは「びっくりしました。『UC』では大団円を迎えたので、再び登場すると聞いてどういう登場をするのかな?と思いましたが、最後おいしいところを持っていくような形になって、それも含めて驚きでした(笑)」(内山)、「『UC』では最後に演説もありましたし、自分の中での達成感がすごかったので、まさか『NT』にも登場させていただけるとは思いませんでした」(藤村)と、それぞれコメント。
キャラクターの一年後を演じる上で意識したところを問われると、内山さんは「年々、episode1のバナージの声を再現することが難しくなったので、ここらで一気に年を取らせようと言うことにしまして」と笑い交じりに思いの内を明かす。それを受けて小形さんは「しきりに『これ、いくつですか?何年後ですか?』ってアフレコ時に聞いてきましたもんね」とコメント。続けて内山さんは「『UC』では色々なことを経験をしたので、大人になったんだろうということにしまして、“バナージ2.0ver”を作りました」と、10年の時の流れを思い出しながら語った。
藤村さんは「『UC』の収録時、次のエピソードを録るたびに声がすぐ低くなってしまう所がありましたが、1年後は色々経験して成長してるし今回はちょっと低くなっていいのかな、と思いました」とコメントした。
バナージやミネバの登場シーンについて、内山さんは「タクヤも居ると言うのが注目ポイントでした」とコメントすると、浪川さんは「タクヤが出てきたのに…!」と、リディが出演できなかったことへの悔しさをこぼし、会場からは笑いが起こった。
藤村さんは「心なしか顔つきも大人っぽくなっている気がしました」とコメント。それを受けて小形プロデューサーが福井さんに“ミネバとバナージの立ち位置”を問うと、「ミネバの演説によって宇宙に住む民衆が『俺たちにも権利がある、我々の言うことを連邦は聞くべきでだ』と盛り上がっちゃって、ミネバが前面に立っていると再び戦争が起こりかねないので、ジオン共和国に身を引いている状況なんです。バナージはジンネマン達とミネバを守っている親衛隊のような存在です」と解説した。
また、ゾルタンについて福井さんは「ゾルタンには意図的に面白そうなセリフを集中して言わせました」と明かし、浪川さんは「術中にはまってますね僕。このキャラおもしろいなと思いました」と笑顔をこぼした。また、藤村さんは「フェネクス」のスタビライザーがお気に入りのようで、「鳥の尾羽の様な姿がきれいだなと思いました」と語った。
そして『UC』の話題になると、2月26日(火)に発売する「Blu-ray BOX Complete Edition [初回限定生産]」の特典シナリオにはリディが活躍するシナリオが収録されるとのことで、「リディの活躍、楽しみですね~!」と浪川さんは興奮気味にコメント。
最後に登壇者よりコメントがあり、舞台挨拶は幕を下ろした。
内山昂輝さん(バナージ・リンクス役)
『UC』が始まったころは、こんなにも付き合いが長くなる作品だとは思っていませんでした。時を超えて『NT』にも出演させて頂けて、人生何があるかわからないなと言うことを感じながら演じさせていただきました。『NT』は一視聴者としてもとても楽しませて頂きました。これからも『NT』やガンダムシリーズを皆さん楽しんでください。
藤村 歩さん(ミネバ・ラオ・ザビ役)
『ガンダム』の歴史はまだまだ終わらないというか、どんどん広がっていくんだなと感じました。台詞一つ一つがグッとくるものが多く、作品ごとに感じるものがあります。今後の展開を楽しみにしています。本日は本当にありがとうございました。
浪川大輔さん(『ガンダムUC』リディ・マーセナス)
『NT』は非常にせつないお話ではありましたが、それぞれのキャラクター同士の関係性や思惑が少しずつすれ違っていく様など、本当に心にぐっとしました。皆さまの歴史に『NT』が刺さると嬉しいと思いますし、これからも一生懸命宣伝していきますので、“リディ”のことも忘れずに、今後とも可愛がっていただけるとありがたいです。
福井晴敏さん(脚本)
また、バナージやミネバ、リディの声を、何かしらの形で聴くことはそう遠くないのではないかな?と思いますので、今後も引き続き応援を宜しくお願いします。
小形尚弘プロデューサー
『UC』を皆さまに応援していただいたおかげで『NT』があると思います。一旦『閃光のハサウェイ』へ進みますが、今後『UC』でもいろいろなお知らせが出来ると思いますので、ぜひこれからも楽しみにしていてください。
ゲストの皆様にメッセージを頂きました!
内山昂輝さん
『NT』の舞台挨拶で『UC』メンバーと喋るのが不思議な気分でしたが、暖かいお客様に囲まれてとても楽しい時間を過ごさせていただきました。本当に『NT』は魅力的な作品なので、これからも沢山の方に観ていただけることを願っております。本日は有難うございました。
藤村 歩さん
『NT』はモビルスーツ同士の戦いの迫力もありますが、主人公たちの人間模様にも注目していただきたい魅力的な作品だと思っております。ミネバが『UC』に続き『NT』に登場することで、また新しい楽しみかたを見つけてもらえたら嬉しいです。今後も沢山の方に楽しんでいただきたいです。
浪川大輔さん
一視聴者として『NT』をとても楽しませていただきました。1度より2度3度と、何度も見ていただいた方がきっとより深く作品を楽しめると思いますので、これからもぜひ楽しんでいただければと思います。かなり迫力も有りますので、まずは劇場でご覧ください。これからも宜しくお願いいたします。
福井晴敏さん
『UC』キャスト3人と揃って会うのは、とても久しぶりだったので懐かしく感じつつ、また頑張らなきゃなと思いました。ファンの皆さまにも今後の展開を楽しみにして頂けたらなと思います。
小形プロデューサー
『NT』はまだ上映続きますので、ぜひ2月は『シティーハンター』を見に行きつつ、『NT』も観て頂けるとありがたいです。これからもよろしくお願いします。
なお、『ガンダムNT』上映劇場では、入場者特典の配布やオリジナルグッズの販売を実施中。このほか、スタッフトーク付き上映会「Narra-TALK(ナラトーク)」も実施しているので、あわせてチェックしておこう。詳細は、『ガンダムNT』公式サイトをご覧ください。
(ガンダムインフォ編集部)
『機動戦士ガンダムNT』UCスペシャル舞台挨拶
[日時]2019年1月11日(金)
[会場]TOHOシネマズ上野
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