11月23日開催「機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影」劇場上映舞台挨拶レポート

▲左から金監督、清水理沙、阪口周平、谷口プロデューサー。

全国15館の劇場にて同時上映が行われている『機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER』と『機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影』では、11月23日（木・祝）に東京・新宿ピカデリーにて舞台挨拶が行われ、『Twilight AXIS』よりアルレット・アルマージュ役の清水理沙さん、ダントン・ハイレッグ役の阪口周平さん、金 世俊監督、谷口 理プロデューサーが登壇。
当初配信のみの展開予定だった本作が、『赤き残影』として劇場上映されることへの熱い思いなどを語った。


今の率直な気持ちを聞かれた金監督は、「半年前くらいに『サンダーボルト』との同時上映が決まり、作品が大きくなっていると感じた。それと同時に心配と期待感もありましたが、多くの人に見てもらえる機会が増えたことはうれしいです」とその胸中を語ると、谷口プロデューサーからは「最初はArk Performanceさんとピクチャードラマ作ろうとして、金監督、阿部慎吾さんと相談してたら、アニメにしちゃえとなって……」と制作の経緯を明かし、「こうして劇場にかけられて嬉しいです」とその喜びを口にした。
アルレット役の清水さんからは、「4月のアフレコでは配信のみと聞いていたので、劇場上映が決定したときは大興奮でした。昨日はあまり眠れなかったので、『逆襲のシャア』を見ていました」と作品への思いが語られた。

登場キャラクターやアフレコ時の話では、アルレットがシャア専属のエンジニアでありニュータイプということで、清水さんは「大佐への気持ちを大切に、演じようと心掛けました」とのこと。またアフレコ現場では「ファンネルは凄いんだぞ」とメーメット役の小野さんやクァンタン役の増田さんから熱弁されていたことも明かした。
ダントン役の阪口さんは「役が決まった時は、事前に何の連絡もなく事務所から“ガンダム”というパワーワードを聞かされ、びっくりしました。役としても、赤いザクIII改に乗れて嬉しかったです」とその喜びを語った。

2人のキャスティングについて、オーディションはボイスサンプルで行ったとのことで、金監督は「主役2人は短い尺の中でキャラクターの過去と現在を演じる必要があるので、大変だとは思いましたが、2人の声の雰囲気がピッタリだったので、お願いしたいと思った」とのこと。また、阪口さんはもともとメーメットの候補として上がっていたが、監督の意向でダントン役になったという。


最後に各人より一言ずつコメントがあり、舞台挨拶は盛況のうちに幕を閉じた。

清水理沙（アルレット・アルマージュ役）
30分という尺ですが、スタッフ・キャストの熱がこもっている作品だと思います。映像を通して、アルレットやダントン達がどんな気持ちでアクシズへ向かったのか、思いを馳せていただけると嬉しいです。

阪口周平（ダントン・ハイレッグ役）
とにかく映像を楽しんでください。特にモビルスーツ同士の戦いはかっこいいので注目して下さい。今日はありがとうございました。

金 世俊（監督）
作品というのは、お客さんがいて初めて完成するものだと思います。感じ方は人それぞれで、その人の数だけ作品が生まれているのだと思います。本日はありがとうございました。

谷口 理（プロデューサー）
金監督が良いコメントをしていて感動しました。本当に、お客さんあっての作品ですので、今日はお会いできて嬉しかったです。またぜひ劇場に足を運んで頂ければと思います。ありがとうございました。

▲観客に向けたフォトセッションも行われ、スクリーンにはパネルを持った登場モビルスーツのイラストが映し出された。

『機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER』と『機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影』は、全国15館にて12月1日（金）までの2週間限定で同時上映中だ。

上映劇場では、初回限定版「機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER Blu-ray Disc COMPLETE EDITION」や、「オリジナル・サウンドトラック『機動戦士ガンダム サンダーボルト』2 / 菊地成孔」の完全生産限定盤アナログレコード、劇場限定ガンプラ、各種グッズを販売しているほか、週替わりの入場者プレゼントも配布している。
詳しくは、アニメ公式サイトの「INFORMATION」をご覧ください。

ガンダムシリーズ2作品のクロスオーバーを、ぜひ劇場に足を運んで観てみよう。


※本文中、一部敬称略