リアルでもスマホでも遊べるカードゲーム「ガンダムクロスウォー」(以下GCW)では、「ハイパー・メガ粒子砲発射!!」地域No.1決定戦が、5月27日(土)に福岡で、5月29日(日)に愛知で開催された。
イベントは、戦艦カードの登場によって大きく環境が変わったGCW初の地域No.1を決める大会で、各地域からの遠征組も集結。本弾環境の最終仕上げともあって、大きな盛り上がりを見せた。
それではさっそく、各地の模様をレポートしていこう。
■福岡会場「イエローサブマリンマジッカーズ福岡店」(5/27開催)
イエローサブマリンマジッカーズ福岡店での地域No.1決定戦では、各地域からの遠征組も集結し、さながらプチ・ジャパンカップといえる大会となった。
その激戦を勝ち抜いて決勝に挑むのは、地元・福岡の星、黒タッチ赤デッキ使いの「リン」さん。戦艦はなんと唯一緑のカードとなる「BT06-057 マッド・アングラー」を使用した、ちょっとユニークなデッキとなっている。
対するは、2週間前の柏大会で準優勝を飾った遠征組の「TKマン」さん。使用するデッキは柏大会と同じく青黒デッキだが、戦艦カードを「PR-W001 エターナル」にチェンジし、デッキ構成も改修したニューバージョン。はたして勝つのはどちらか?
<強固、凶悪、強烈のロック・コンボ!がんじがらめの鎖が襲いかかる!>
1戦目、先攻はTKマンさん。
1、2ターンはお互いストックを貯めるのみ。3ターン目に早くもTKマンさんが、指定されたコストの敵ユニットが攻撃できなくなる【制圧】の効果を持つユニット「BT04-075 TR-4[ダンディライアン]」を出撃。リンさんの母艦を攻撃して先制の2ダメージ。
4ターン目、負けじとリンさんも「TR-4[ダンディライアン]」を出撃させ、お互い【制圧】によってにらみ合いのまま、動けなくなる状態に。
5ターン目、TKマンさんはさらに【制圧】持ちのユニット「BT03-087 マラサイ(ジェリド機)」を追加。しかし相手の【制圧】によって攻撃はできず、ターンエンド。
6ターン目、リンさんが出撃時にコスト2以下の敵ユニット1機を破壊する「BT04-078 ゼク・アイン」を出撃させ、TKマンさんの「TR-4[ダンディライアン]」を破壊。しかしこちらも相手の「マラサイ(ジェリド機)」がいるため、攻撃はできない。
ここまではお互い相手の防備を切り崩すためのジャブを繰り出しているといったところ。
7ターン目、TKマンさんは2機目の「TR-4[ダンディライアン]」と、特徴に《連邦》を持たないユニットは行動済の状態で出撃するようになる、相手からすれば非常にイヤらしい「SP02-001 ガンタンク」を出撃。【制圧】と組み合わせてガッチリと守りを固めた。
8ターン目、正面突破は難しいと考えたか、リンさんは「BT05-066 ボルトガンダム」を出撃させ、出撃時の効果でデッキからめくった「BT05-085 ガンダムローズ」を手札に追加。
出撃したユニットが「ガンタンク」によって行動済になってしまうため攻撃はできないが、相手の【制圧】を乗り越えたターンに備え、着々と準備を整えていく。
9ターン目、TKマンさんは主力ユニットの一角、「BT03-015 フルアーマー・ガンダム(イオ機)」を出撃。戦闘で敵のユニットや相手の母艦にダメージを与えると、その分自分の母艦を回復し、さらに自分の母艦が回復した時に相手母艦に3ダメージを与えるという、これだけでも十分フィニッシャーになりうる非常に強力な青のユニット。
コスト5のためリンさんのユニットの持つ【制圧】は効かず、母艦に攻撃。攻撃による3ダメージを与え、さらに自分の母艦を3回復。そして回復したことによる効果ダメージがさらに3で、合計で6ダメージがリンさんの母艦に与えられる。
さらに「ガンタンク」が【砲撃】の効果を使用し、母艦に2ダメージ。このターンの大ダメージで、リンさんの母艦耐久値は19に。
10ターン目、リンさんは先ほど手札にした「ガンダムローズ」にパイロット「BT01-154 パプテマス・シロッコ」を搭乗させて出撃。しかし「ガンタンク」によって行動済での出撃となるため攻撃できず、カウンターを1枚セットしてターンエンド。
11ターン目、TKマンさんはコスト4以下のユニット1機を破壊するイベントカード「BT03-100 センチメンタリズムな運命を感じられずにはいられない」を使用して、「ガンダムローズ」を破壊。
さらに「ガンタンク」の【砲撃】で2ダメージをリンさんの母艦に与えた後、「フルアーマー・ガンダム(イオ機)」で母艦に攻撃。しかしリンさんのカウンター「BT05-076 その名はエピオン」の発動により、「フルアーマー・ガンダム(イオ機)」がATK-3されて、母艦へのダメージはなし。よって効果による回復・ダメージも発生せず、ここはリンさんのナイスプレイ。
12ターン目、リンさんはイベントカード「BT05-094 ローゼスハリケーン」を使用し、ローゼス・ビット・ユニット・トークン4機を出撃。しかしイベントカードで出撃したユニットも「ガンタンク」の効果を受けて行動済になり、さらに「マラサイ(ジェリド機)」の【制圧】の対象でもあるため、このターンはこれでエンド。何とか主導権を取り返したいところだが、後手後手の状態からなかなか抜け出せず、もどかしい感じ。
13ターン目、TKマンさんは「エターナル」の【起動】効果を使用し、「フルアーマー・ガンダム(イオ機)」を強化。+1/+1のボーナスがついたところでリンさんの「TR-4[ダンディライアン]」を攻撃、破壊に成功。
さらに「マラサイ(ジェリド機)」でローゼス・ビットを攻撃して1機破壊、「ガンタンク」の【砲撃】で2ダメージを母艦に与える。リードを保ちつつカウンターをセットし、余裕のターンエンド。
14ターン目、リンさんのターン。場にはローゼス・ビット3機がいるものの、TKマンさんの「マラサイ(ジェリド機)」がいるために攻撃ができない。また、新たにユニットを出撃させても「ガンタンク」の効果で行動済にさせられ、返しのターンで破壊される、ロックがかかった状態に。
抜け出すきっかけをつかめないリンさんは、仕方なくこちらも【制圧】を持つ「マラサイ(ジェリド機)」と「TR-4[ダンディライアン]」をそれぞれ1機ずつ出撃させて守りを固め、ターンエンド。
15ターン目、TKマンさんはついにフィニッシャー「BT03-020 フルアーマー・ユニコーンガンダム(覚醒)」を出撃。出撃時の効果により、ローゼス・ビット×3と「マラサイ(ジェリド機)」、「TR-4[ダンディライアン]」が行動済となり、リンさんの母艦に13ダメージ。
これでリンさんの母艦は耐久値が0になり、あえなく撃沈。1戦目はTKマンさんの勝利。
<【制圧】ロックを噛み破れるか!?正念場、魂の叫ぶ2戦目!>
2戦目、先攻は再びTKマンさん。
序盤の展開は1戦目と全く同じ。1・2ターン目はお互いストックをチャージし、3ターン目に「TR-4[ダンディライアン]」でリンさんの母艦に2ダメージを与える。
4ターン目、リンさんは「BT04-079 ブレイズザクウォーリア」を出撃。このユニットはコスト3以下のイベントカード1枚をコストなしで使用できる【作戦:3】を持っており、その効果でファンネル・ユニット・トークン1機を出撃させるイベントカード「SP02-057 ターゲットをイメージしろ!」を使用。
即、ファンネルで「TR-4[ダンディライアン]」を攻撃し、相打ちで破壊すると、【制圧】がなくなって動けるようになった「ブレイズザクウォーリア」で母艦を攻撃し、TKマンさんに2ダメージを返した。
これで場が動くかと思われたが、5ターン目にTKマンさんが、6ターン目にはリンさんが、それぞれ「マラサイ(ジェリド機)」を出し、さらに続く7ターン目にはTKマンさんが「ガンタンク」を出撃。またしてもロック・コンボとにらみ合いの状態に。
8ターン目にリンさんが「ゼク・アイン」を出し、出撃時の効果で「ガンタンク」を破壊。TKマンさんの【制圧】と行動済ロックの半分が解除されるが、まだ外れ切ってはいない。
9ターン目、TKマンさんがカウンターセット・ストックチャージのみでエンド。
10ターン目、リンさんは「ボルトガンダム」+「パプテマス・シロッコ」を出撃。
「ボルトガンダム」の出撃時効果で、デッキからイベントカード「ローゼスハリケーン」を手札にする。その後、カウンターをセットしてターンエンド。着々と反撃の準備を整えていくリンさん。
ところが11ターン目、TKマンさんがなんとここで「BT05-072 マスターガンダム」を出撃。コスト8のユニットなので、ブリッジにカードが6枚のこのターンには本来なら出撃させられないが、ブリッジには「マスターガンダム」のコストを下げるウェポンカード「BT05-117 風雲再起」の姿が。
この奇襲で「ボルトガンダム」を除くリンさんのユニットがすべて破壊され、さらに「ガンタンク」の【砲撃】が追い打ちをかける。続けて「マラサイ(ジェリド機)」が母艦に攻撃を仕掛けるが、こちらはカウンター「その名はエピオン」によってダメージなし。
12ターン目、またしても苦しい立場に置かれたリンさん。
唯一残った「ボルトガンダム」で「マラサイ(ジェリド機)」に攻撃を仕掛けるも、TKマンさんもセットしていたカウンター「その名はエピオン」によって破壊に失敗。ならば、とイベントカード「センチメンタリズムな運命を感じられずにはいられない」を使用して「ガンタンク」を破壊し、行動済ロックを解除することにようやく成功した。最後に「TR-4[ダンディライアン]」を出撃させ、ターンエンド。
13ターン目、TKマンさんは、「フルアーマー・ガンダム(イオ機)」を出撃させる。
「エターナル」の【起動】効果で「フルアーマー・ガンダム(イオ機)」を+1/+1強化すると、先ほど出撃したばかりの「TR-4[ダンディライアン]」を攻撃し、撃破。リンさんの【制圧】が消えてしまう。さらに攻撃時の効果により母艦回復、連携して相手母艦への効果ダメージ3が発生。
そして「マスターガンダム」で「ボルトガンダム」を攻撃して破壊し、攻撃時の効果で母艦を回復。ここでまた「フルアーマー・ガンダム(イオ機)」の効果でリンさんの母艦に追撃の3ダメージと、華麗なコンボを見せつけた。
リンさんの場が一掃されたのち、「マラサイ(ジェリド機)」で母艦を攻撃し、2ダメージ。ターンで合計8ダメージを与えることに成功し、カウンターをセットしてターンエンド。
14ターン目、リンさんは「ガンダムローズ」+「パプテマス・シロッコ」を出撃させ、「マラサイ(ジェリド機)」を攻撃。しかしTKマンさんのカウンター「その名はエピオン」が発揮し、撃破はならず。結局、前の手番と同じくイベントカード「センチメンタリズムな運命を感じられずにはいられない」を使用して「マラサイ(ジェリド機)」を破壊し、ようやく【制圧】を解除することに成功。
その後、「ローゼス・ハリケーン」を使用してローゼス・ビット×4を出撃させ、場には計5機のローゼス・ビットが並ぶことに。しかしカウンターの効果がまだ有効なため、ATKは0。攻撃はせず、ストックをチャージしてターンエンド。
15ターン目、TKマンさんは「ボルトガンダム」を出撃。出撃時の効果でデッキから「マスターガンダム」を手札にする。
続けて前のターン出した「マスターガンダム」で「ガンダムローズ」を攻撃し、破壊。効果でTKマンさんの母艦が4回復し、「フルアーマー・ガンダム(イオ機)」の効果が誘発してリンさんの母艦に3ダメージ。
続けて「ボルトガンダム」でローゼス・ビット1機を攻撃したところで、勝ち筋が見えなくなったリンさんが投了を宣言。
辛うじてロックを脱出したリンさんだが、その先にさらに「マスターガンダム」という切り札を用意していたTKマンさんが安定した戦いぶりで2戦目も勝利し、セットカウント2-0で優勝を決めた。
優勝者 TKマンさんのデッキ
MSデッキ | ||
---|---|---|
No. | カード名 | 枚数 |
ユニットカード | ||
BT03-015 | フルアーマー・ガンダム(イオ機) | 4枚 |
BT03-020 | フルアーマー・ユニコーンガンダム(覚醒) | 2枚 |
BT03-087 | マラサイ(ジェリド機) | 4枚 |
SP02-001 | ガンタンク | 4枚 |
BT04-075 | TR-4[ダンディライアン] | 4枚 |
BT05-014 | ゴッドガンダム | 4枚 |
BT05-066 | ボルトガンダム | 4枚 |
BT05-072 | マスターガンダム | 4枚 |
イベントカード | ||
BT03-100 | センチメンタリズムな運命を感じられずにはいられない | 2枚 |
カウンターカード | ||
BT04-023 | ドーム球場 | 3枚 |
BT05-076 | その名はエピオン | 4枚 |
戦艦カード | ||
PR-W001 | エターナル | 1枚 |
キャラデッキ | ||
---|---|---|
No. | カード名 | 枚数 |
パイロットカード | ||
BT01-159 | 三日月・オーガス | 1枚 |
BT05-117 | 風雲再起 | 4枚 |
クルーカード | ||
ST02-010 | フレデリック・アデス | 2枚 |
BT01-147 | バスク・オム | 2枚 |
BT02-110 | ジャマイカン・ダニンガン | 1枚 |
BT04-122 | レコア・ロンド | 4枚 |
BT04-123 | フランクリン・ビダン | 4枚 |
BT05-019 | ホシノ・フミナ | 1枚 |
BT05-077 | ギルバート・デュランダル | 1枚 |
サイドボード | ||
---|---|---|
No. | カード名 | 枚数 |
ユニットカード | ||
BT03-020 | フルアーマー・ユニコーンガンダム(覚醒) | 2枚 |
BT04-090 | デスティニーガンダム | 1枚 |
イベントカード | ||
SP02-045 | また戦争がしたいのか!アンタたちは! | 2枚 |
BT06-108 | 行けよ! ファング! | 1枚 |
カウンターカード | ||
BT05-017 | 受けて立つさ、真っ向からな! | 1枚 |
パイロットカード | ||
BT01-153 | クワトロ・バジーナ | 1枚 |
BT05-105 | サイ・サイシー | 1枚 |
BT05-121 | ファトゥム-01 | 1枚 |
■愛知会場「トレーディングカードショップ193大須店」(5/28開催)
本弾「ハイパー・メガ粒子砲発射!!」地域No.1決定戦の最後の舞台は、名古屋へと戻って、トレーディングカードショップ193大須店。
日本の中心に位置する名古屋は、今回のシリーズでも2回大会が開かれ、クロスウォー聖地と言ってもいいくらいの盛り上がりを見せている地域。6弾環境の最終仕上げとなるであろうこの大会の決勝に挑むのは、速攻緑単デッキ使いの「ヒロキ」さんと、黄色のソレスタルビーイングを中心に、黒のカードを組み込んだユニット回復デッキ使いの「マスダ」さん。
ファイナルバトル、ライバルを下して勝利を手にするのはどちらか、決勝レポート・スタート!
<親の七光りではない!?ガルマ、電撃作戦!>
1戦目、先攻はマスダさん。
5ターン目までお互い動きはなく、中盤に備えて戦艦にストックをチャージしていく。
6ターン目、ヒロキさんが動く。後攻のため、【スクランブル】の効果で緑1コストで出せる「BT05-027 MS-05 ザクI(シャア機)」を出撃させ、マスダさんの母艦に先制攻撃、4ダメージを与える。
7ターン目、マスダさんはブリッジのカードがパイロット3枚に対しクルー1枚と引きが良くなく、ストックをチャージしてエンド。
8ターン目、ヒロキさんは戦艦カード「BT06-057 マッド・アングラー」Lv1の【起動】効果を使用し、味方のユニット全てをこのターンの間、ATK+1する。
続けて「BT06-035 ザクII(ガルマ機)」を出撃。出撃時の効果により、次に出撃させるコスト1の緑ユニットがコスト0になる。この効果によって「BT01-039 アッガイ」をノーコストで出撃。
「マッド・アングラー」の支援を受け、攻撃力をアップした3機がマスダさんの母艦に襲いかかり、合計で12ダメージを叩きだす。マスダさんの残り耐久値が一気に14点まで減ってしまう。
さらにカウンターをセットしてターンエンド。速攻デッキの真骨頂を見せつけるターンとなった。
9ターン目、ようやくマスダさん側もユニットが出撃。「BT06-069 ガンダムエクシアリペア」、出撃時の効果で、ブリッジのカード2枚をキャラデッキに戻して引き直せる能力を持つユニット。この効果でブリッジのパイロットカード2枚をデッキに戻し、クルーカードを引き直す。
そして「ガンダムエクシアリペア」で「MS-05 ザクI(シャア機)」を攻撃。破壊には成功するものの、カウンター「BT05-037 Eフィールド防衛戦」が発動し、ヒロキさん側にオッゴ・ユニット・トークン2機が出撃してしまう。
10ターン目、ヒロキさんは母艦特攻ユニット「BT05-020 ゼーゴック」を出撃させ、加えて再び「マッド・アングラー」Lv1の【起動】効果を使用。味方ユニット全てがATK+1され、母艦に一斉攻撃で合計14ダメージを与えて撃沈。
たった5回の手番で相手母艦を撃沈する鮮やかな手腕で、1戦目はヒロキさんの勝利。
<ガンダムは三度立ち上がる!?エクシア、反撃を開始する!>
2戦目、今度の先攻はヒロキさん。
1、2ターンはお互いストックをチャージのみ。3ターン目にヒロキさんが「BT04-026 アッガイ(アカハナ機)」を出撃させ、先制の2ダメージをマスダさんに与える。
しかし今回はマスダさんも黙ってやられはしない。4ターン目、攻撃時にATK・DEFがそれぞれ+2される「SP02-024 ガンダムキュリオス(飛行形態)」を出撃。ヒロキさんの「アッガイ(アカハナ機)」を攻撃し、あっさりと爆散させる。
5ターン目、ヒロキさんは「ゼーゴック」に「BT01-159 三日月・オーガス」を搭乗させて出撃。マスダさんの母艦に特攻し、「ゼーゴック」自身の効果により自爆するも4ダメージを与えた。さらに2機目となる「アッガイ(アカハナ機)」を出撃させ、初代の仇討ちとばかりに「ガンダムキュリオス(飛行形態)」を攻撃。攻撃性能は高いものの防御時はもろいユニットのため、あえなく破壊される。
6ターン目、マスダさんは「BT03-087 マラサイ(ジェリド機)」を出撃。このユニットの持つ【制圧:コスト0~4】により、ヒロキさん側は、パイロットの搭乗していないコスト0~4のユニットは攻撃ができなくなってしまう。さらに「マラサイ(ジェリド機)」で母艦を攻撃し、2ダメージを稼ぐ。
7ターン目、ヒロキさんは「マッド・アングラー」Lv1の【起動】効果を使用し、さらに2機目の「ゼーゴック」+「三日月・オーガス」を出撃。ATK+1された状態で「マラサイ(ジェリド機)」を攻撃し、相打ちで破壊する。
【制圧】が解けたところで「BT04-027 ヴァッフ」、3機目の「アッガイ(アカハナ機)」を出撃させ、元々いた「アッガイ(アカハナ機)」とあわせて3機で母艦にアタック。戦艦によるボーナスと「アッガイ(アカハナ機)」の持つ【士気:《水陸両用》+1】のボーナスも追加されて、合計8ダメージをマスダさんの母艦に与えた。これで残りの耐久値は14に。
8ターン目、リードを広げられてしまったマスダさんだが、ここで出撃時に敵のユニット全てに2ダメージを与える「BT03-065 ガンダムナドレ」が出撃。この効果でヒロキさんのユニットが全滅してしまう。
そしてがら空きになったヒロキさんの母艦に「ガンダムナドレ」が攻撃、4ダメージ。まだ差は開いているものの、これが反撃の狼煙となるか?
そしてカウンターをセットし、ターンエンド。
9ターン目、ヒロキさんは戦力の集中を待ち、カウンター2枚をセットするだけにとどまる。
10ターン目、マスダさんは「ガンダムナドレ」で母艦に攻撃、4ダメージを与えるものの、カウンター「Eフィールド防衛戦」が発揮し、オッゴ・ユニット・トークン×2機が出撃する。
マスダさんはさらに「SP01-034 ガンダムエクシア」+「SP01-082 刹那・F・セイエイ」を出撃させ、オッゴの1機を攻撃する。2枚目の「Eフィールド防衛戦」が発揮してさらにオッゴ×2が出撃するが、1機を破壊して残りは3機。
カウンターをセットしてマスダさんはターンエンド。
11ターン目、ヒロキさんは「PR-U001 シャア専用ズゴック」に、母艦への攻撃時にATK+4のボーナスが付くウェポンカード「BT05-114 対艦ライフル」を付けて出撃させ、母艦へと攻撃する。
対してマスダさんのカウンター「BT05-056 流星隊!行っくぜぇぇぇぇっ!」が発揮。味方ユニット全てに【防衛】が付き、さらに攻撃してきたユニットに5ダメージを与える強力なカウンターだ。
本来ならDEF4の「シャア専用ズゴック」は破壊されて攻撃も無効になるところだが、「BT05-114 対艦ライフル」によってDEF+2されていたためにギリギリで破壊を免れ、反撃をかいくぐって母艦への攻撃を成功させる。ボロボロになりつつも単機で9点もの大ダメージを与え、マスダさんの残り耐久値を5まで減らした。
12ターン目、ぎりぎりまで追い込まれたマスダさんだが、ここから大爆発を見せる。
「ガンダムエクシア」で「シャア専用ズゴック」を攻撃。DEFを超えるダメージを受けて、ウェポンカードの「対艦ライフル」が失われ、さらにパイロット「刹那・F・セイエイ」の効果でヒロキさんの母艦に2ダメージが飛ぶ。
続けて2機目の「ガンダムキュリオス(飛行形態)」+「三日月・オーガス」を出撃、再度「シャア専用ズゴック」を攻撃してとどめを刺した。さらに特徴《ソレスタルビーイング》を持つユニットが攻撃したことで、「ガンダムエクシア」が未行動に戻る。
「ガンダムエクシア」で母艦を攻撃し、7ダメージ。残り耐久値は11。
そして「ガンダムナドレ」で母艦を攻撃、4ダメージ。残り耐久値7。
再度、「ガンダムエクシア」が未行動に戻り、相手母艦へ3度にわたるアタックを行って、ヒロキさんの耐久値はぴったり0に。
このターンだけで20点のダメージをマークし、残り5点からまさかの大逆転。マスダさんが2戦目を制し、勝負は最終の3戦目へともつれ込んだ。
<残り耐久値、1vs2!激戦の果てに勝利の女神が微笑むのはどちらか!?>
3戦目、先攻はマスダさん。
序盤から最終戦にふさわしい激戦が開始された。先手を取ったのはヒロキさん、4ターン目に「MS-05 ザクI(シャア機)」で母艦を攻撃すると、返す5ターン目にマスダさんの「ガンダムキュリオス(飛行形態)」がそれを撃墜。6ターン目に2機目の「MS-05 ザクI(シャア機)」でさらに「ガンダムキュリオス(飛行形態)」を破壊するといった具合。
お互いユニットを削りつつも母艦へのアタックも繰り返し、9ターン目終了時には残り耐久値がマスダさん18、ヒロキさん19と約1/3が削れていた。
10ターン目、ヒロキさんのターン。泥沼のような殴り合いに決着をつけるべく、ユニットを大量出撃させて勝負に出る。
まず特徴《ザク》を持つユニットのコストを安くする「BT04-025 ルッグン」を出撃させ、その効果でコストの下がった「BT06-034 ザクIIF2型(ビッター機)」+「三日月・オーガス」を出撃。「ザクIIF2型(ビッター機)」の効果で戦艦Lvが+1され、Lv2に。
さらに「ゼーゴック」+「対艦ライフル」のスーパー対艦ユニットを出撃させ、ダメ押しとばかりに「マッド・アングラー」の【起動】効果を使用。ヒロキさんのユニット全てがATK+2される。
そして、全ユニットでマスダさんの母艦に吶喊。「ルッグン」で3ダメージ、「ザクIIF2型(ビッター機)」で5ダメージ、そして「ゼーゴック」でなんと9ダメージ。合計17ダメージを与え、マスダさんの残り耐久値は1。
「ゼーゴック」は母艦に攻撃したことで自身の効果で破壊、ただし捨て札になる代わりにウェポンカード「対艦ライフル」が除外となり、ユニット数は減らず。マスダさん大ピンチとなる。
11ターン目、マスダさんのターン。
まずはすでに場に出ていた「ガンダムエクシアリペア」、「ガンダムキュリオス(飛行形態)」で母艦に攻撃し、合計7ダメージ。
続けて【防衛】持ちユニットの「SP01-037 ガンダムヴァーチェ」を出撃させ、こちらも母艦に攻撃、6ダメージ。
そして「ガンダムナドレ」を出撃。「ルッグン」、「ゼーゴック」が出撃時効果で破壊され、さらに母艦へと攻撃、4ダメージ。
これで合計17ダメージとなり、ヒロキさんの残り耐久値は2に。
しかしこのターンではこれ以上の攻撃はできず、お互いワンパンで撃沈するチキンレース状態となった。
12ターン目、ヒロキさんのターン。母艦に攻撃を通せば勝ち確定だが、マスダさんの母艦には仁王のごとくDEF5の【防衛】「ガンダムヴァーチェ」が立ちはだかる。
まずは「ヴァッフ」を出撃。お互い手札を1枚ドローし、カードの引き運に賭ける。
続けて2機目の「ザクIIF2型(ビッター機)」を出し、戦艦がLv2に。
最後に「BT01-040 マゼラアタック」を出撃させ、ここがファイナルとばかりに「マッド・アングラー」が【起動】効果でヒロキさんのユニットをATK+2する。
まずは「ザクIIF2型(ビッター機)」+「三日月・オーガス」が「ガンダムヴァーチェ」に対して攻撃。止まるんじゃねえぞ、と相打ちで「ガンダムヴァーチェ」を破壊し、突破口を開いた。
その間隙に「マゼラアタック」が母艦へ突撃し、4ダメージ。残り耐久値1だったマスダさんの母艦はこれがとどめとなり、激戦の果てに散った。
かくして3戦目をヒロキさんが取り返し、これまでにない大激戦を制し、セットカウント2-1で、ヒロキさんが優勝を手にした。
優勝者 ヒロキさんのデッキ
MSデッキ | ||
---|---|---|
No. | カード名 | 枚数 |
ユニットカード | ||
BT01-039 | アッガイ | 4枚 |
BT01-040 | マゼラアタック | 2枚 |
BT01-056 | シャア専用ザクII | 2枚 |
BT03-038 | 高機動型ザクII後期型(ジョニー・ライデン機) | 3枚 |
BT04-025 | ルッグン | 3枚 |
BT04-026 | アッガイ(アカハナ機) | 3枚 |
BT04-027 | ヴァッフ | 3枚 |
BT05-020 | ゼーゴック | 4枚 |
BT05-027 | MS-05 ザクI(シャア機) | 4枚 |
BT06-034 | ザクIIF2型(ビッター機) | 4枚 |
BT06-035 | ザクII(ガルマ機) | 3枚 |
PR-U001 | シャア専用ズゴック | 1枚 |
カウンターカード | ||
BT05-037 | Eフィールド防衛戦 | 3枚 |
戦艦カード | ||
BT06-057 | マッド・アングラー | 1枚 |
キャラデッキ | ||
---|---|---|
No. | カード名 | 枚数 |
パイロットカード | ||
BT01-159 | 三日月・オーガス | 2枚 |
SP02-058 | ニムバス・シュターゼン | 3枚 |
BT05-114 | 対艦ライフル | 1枚 |
クルーカード | ||
SP01-026 | ガルマ・ザビ | 14枚 |
サイドボード | ||
---|---|---|
No. | カード名 | 枚数 |
ユニットカード | ||
BT03-043 | サイコ・ザク(ダリル機) | 2枚 |
SP02-017 | イフリート改 | 3枚 |
カウンターカード | ||
BT03-050 | さすがはゴッグだ なんともないぜ | 3枚 |
パイロットカード | ||
BT01-157 | ムウ・ラ・フラガ | 2枚 |
GCWでは、7月公認店大会が全国で好評開催中だ。優勝者にはプロモーションカード「騎士ガンダム」が、参加者には「ジム・キャノン」が1枚贈呈されるので、本レポートを参考にして、ぜひ参加してみよう。
詳しくはGCW公式サイトの イベントページをご覧ください。
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