バンダイが主催するガンプラの大型イベント「ガンプラEXPOワールドツアージャパン2015」では、11月23日(月・祝)に『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』トークステージが開催され、バンダイの岸山博文氏、福田瑞樹氏、ホビージャパンの岡村征爾氏、サンライズの谷口 理プロデューサーが登壇した。
▲左から岸山博文氏、谷口 理プロデューサー、岡村征爾氏、福田瑞樹氏。
まず、『THE ORIGIN』から続々と登場中のガンプラが紹介された。スクリーンに映し出されたラインナップを見た岡村氏が「高機動型ザクが、まさか映像化されて動くシーンが見られるとは、思ってもみなかった」と驚きを述べると、谷口プロデューサーから「(高機動型ザクが登場する)第1章冒頭のシーンは、実は安彦総監督が急遽『つけたい』と言い出して作ったんです。僕らも面食らったんですけど、やってよかったですね」と制作秘話が披露された。
また、今回のガンプラEXPOでは、『THE ORIGIN』の世界観を舞台にしたメカニカル考証企画「MSD(Mobile Suit Discovery)」より「ドム試作実験機」のHG化が発表されたが、その隣には、謎のMSのシルエットに「NOW PLANNING」とだけ書かれたパネルが展示されていた。この機体について登壇者からは「連邦のような」、「ジオンではないよね」、「シルエットから妄想を膨らませて…」といったヒントが。岡村氏は「ザニーかな?と思ったんですけど、どうも違うようだ」とコメントし、続報が待ち遠しい展開となった。
ここで、ショートディレクショナルムービー「GUNDAM RISING ~GUNDAM THE ORIGIN Target U.C.0079~」が上映され、11月20日(金)に発売されたばかりの「MG RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)」の話題へ。
両者は、岸山氏が「MGで初めて、映像と連動したものづくりになった」と語るほど密接な関わりをもっており、映像内のガンダムの動きとガンプラの可動が同じように作られている。『THE ORIGIN』の映像化において谷口プロデューサーが心がけている「マンガ版の作者である安彦さんの作風を大事にする」というテーマが今回のガンプラにおいても共有され、「人間らしい柔和なイメージ」で“しぐさ”と呼べるレベルの可動を実現、顔つきなどの造形では「優しくて強いガンダム」が表現されている。
さらに、来春上映開始予定の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』において「GUNDAM RISING」の続きが観られることが明らかにされ、谷口プロデューサーが「期待して欲しい」とメッセージを寄せた。
そして最後に、第3話の予告が上映されると、会場からは思わず拍手が。
岡村氏が「マンガでは1コマしか出なかったYMS-03が動いてしまうというアニメならではの驚愕の展開に震えが止まりません」と期待と興奮を語ると、谷口プロデューサーは「僕も予告を作った時、ゾクッとしました。IIIはアクションシーンが満載で、オリジナルの要素もあるので、見どころ盛りだくさんかなと思います」と語り、トークステージは閉幕となった。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』のBlu-rayとDVDは、バンダイビジュアルより11月26日(木)発売。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』は2016年春上映予定。
(ガンダムインフォ編集部)
ガンプラEXPOワールドツアージャパン2015
[会期] 2015年11月20日(金)~23日(月・祝)
[会場] 秋葉原UDX / ベルサール秋葉原
[会期] 2015年11月20日(金)~23日(月・祝)
[会場] 秋葉原UDX / ベルサール秋葉原
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