舞台挨拶には、豪華キャスト陣や主題歌を担当する西川貴教さん、福田己津央監督が登壇。さらに、イベントに登壇できなかった鈴村健一さん(シン・アスカ役)からの手紙も披露された。
それでは早速、オフィシャルレポートを紹介していこう。
オフィシャルレポート
保志さん:劇場にご来場のみなさん、そしてライブビューイングをご覧のみなさん、キラ・ヤマト役の保志総⼀朗です。ぱっぴぃ〜!
⽥中さん:ラクス・クライン役の⽥中理恵です。今⽇は来ていただきありがとうございます。楽しんでいってください。
⽯⽥さん:この後恐らくアスラン・ザラという役で登場になるかと思います、⽯⽥ 彰と申します。本当にお待たせいたしました。いよいよです。皆さん、盛り上がっていきましょう。よろしくお願いします。
上坂さん:『ガンダムSEED FREEDOM』の新キャラクター、イングリット・トラドール役を務めさせていただきます、上坂すみれです。本⽇は短いお時間ですが、たくさん盛り上がっていきましょう。よろしくお願いします。
森崎さん:グリフィン・アルバレスト役を務めました森崎ウィンです。短い時間ではございますが、最後まで楽しんでいっていただけたらなと思います。上映前ですので、皆さんの気持ちが⾼ぶるような会になればいいなと思います。よろしくお願いします。
⻄川さん:⻄川でございます。こうやって皆さんと今⽇が迎えられて本当に嬉しい気持ちですし、公開が始まってから数⽇ですが、僕らも気になって「FREEDOM」とかでエゴサしても素晴らしいファンの皆さまの⺠度の⾼さで、あまりネタバレしないように努⼒しながらSNSに発信していこうって気持ちをされているのを⾒ると、素晴らしいファンの皆さんに⽀えられて今があるんだと思っております。今⽇はよろしくお願いします。
福田監督:好調なスタートを切れました。僕も実感全然ないんですけど、そういう報告を受けております。これも⼀重に、今まで18年間応援してくださった皆さんのお⼒添えだと思っております。18年お待たせして申し訳ありませんでした。でも、18年分の⾊々起こったこと、あと僕がずっとお付き合いしてきたキャラクターの彼らをどうしていったらいいか、彼らの未来がどうなっていくかっていうのは⾊々と考えてました。劇場にいらっしゃってくださってるお客さんの喜んだ顔が⾒たくて、映画の良さってまさにそこにあるかなと思ったもんですから、それを第⼀に考えてずっと作業をしてきました。あんまり⾔うと怒られるかもしれないけど、売り上げとかいいんです、みんなの笑顔が⼤事なんです。どうぞ楽しんでください。
ここで、イベントに登壇できなかったシン・アスカ役、鈴村健⼀さんからの⼿紙が披露された。
劇場にお越しの皆様へ
こんにちは、シン・アスカ役の鈴村健⼀です。
本⽇は劇場にお越しいただき、誠にありがとうございます。
出演者の⽅々が沢⼭いる中、お時間をいただきまして感謝しております。
少しだけ、語らせてください(笑)
僕がシン・アスカという役に出会ったのは、29歳というかなり遅めの⻘春真っ只中でした。
あの⽇々を思い出すと、若さゆえの試⾏錯誤と、成⻑への渇望が交錯していたことを思い出します。
シン・アスカと同じく、僕⾃⾝もまた、もがきながらなんとかして歩みを前に進めていた、そんな⽇々でした。
シン・アスカというキャラクターは、戦争によって多くを失い、⼼に傷を負った少年です。
まわりに当たり散らす、激情を持った少年。時にわがままに⾒えたり、⼈の話を聞かないその姿にイラつきを覚えた⼈もいたかもしれません。
しかし、今思えば、とても等⾝⼤の少年の当たり前の⼼の動きだったように思います。
彼の本来の⼈間性、素直さや明るさを、僕が表現出来ていれば、シンをもっともっと魅⼒的な少年にしてあげられたかもしれません。
もちろんあの頃の⾃分にできることは精⼀杯やっていたつもりですし、あの頃にしか出せない空気感もあったと思います。ですが、作品の収録が終わった後も「今なら、また違う視点やアプローチで彼を演じることができるかもしれない」と、ふと頭によぎる瞬間も何度かありました。
そして時を経てまたシン・アスカと向きあうときが来ました。
今回の劇場版では、監督たちの導きにより、あの戦いの別の場所できっと⾒せてくれていた素直なシン・アスカと出会えたと思っています。「こんなに素直で可愛い⼦だったんだ」と改めて僕も惚れ直しました(笑)そんなシン・アスカの姿をぜひ皆様の⽬で確かめていただければ幸いです。
今回の劇場版は「あの頃のSEED」の空気感を感じさせてくれます。
あの時代を経験した⼈達は、もしかしたら、あの時とダイレクトに時間が繋がった感覚すらあるのかもしれない……そんな⼼地よさがあると思っています。きっと期待に応えてくれます。胸を躍らせてその瞬間をお待ちください。
皆さんの貴重な時間をいただき、本当にありがとうございました。
引き続き、舞台挨拶と、上映を⼼ゆくまでお楽しみください。
皆様にとって、忘れがたい瞬間となりますように。⼼を込めて!
MCからこれから本作を⾒るファンに向けて楽しみにしてほしいポイントを問われると、⽥中さんは“愛と必要性”をあげ、「いろんな意味での愛や絆、守るべきものが何かとかを⾒て、感じていただければと思います」とコメント。⽯⽥さんは「愛をテーマをしているのは間違いないのですが、同時に戦争を描いているため、それぞれの⽴場でこうなってほしいという思惑同⼠がぶつかっているわけです。それを収束させるためにはいろんな決断が必要で、その決断を迫られた⼀番⾟いところをちゃんと描いているところが、愛やハッピーなところだけじゃないな、と。かつての盟友であるイザークとディアッカがどんな思いでその任務についているかは⾒所になるんじゃないかと思いますので、ぜひ⾒逃さないでください。アスランは今作で活躍してます!」と新たな魅⼒をアピール。
また本作は、⻄川貴教 with t.komuroによる主題歌「FREEDOM」をはじめ、See-Sawによるエンディングテーマ「去り際のロマンティクス」、作詞・作曲・編曲を⼩室哲哉さんが担当した中島美嘉さんによる挿⼊歌「望郷」、さらには本作のオフィシャルサポーターソングに⽟置成実さんの「Reborn」が起⽤されるなど、⻑年「SEEDシリーズ」を楽曲⾯で⽀えてきた豪華アーティストが再集結したことでも話題となった。主題歌を務めた⻄川さんは「主題歌、エンディングテーマなどももちろんですが、“劇伴の素晴らしさ”を味わっていただきたい。組曲を⼀⻫に映像と⼀緒に浴びているような素晴らしさが劇場にはあります。作品を⼀つの⽣き物として⽿や⽬、振動なども含めて届けられたと思っています」と劇伴の魅⼒を語り、続く森崎さんも「(映画を⾒る際に)五感を刺激するひとつ、聴覚にとって楽曲はすごく⼤切で、映画館のスピーカーでしか感じられない迫⼒や、知らぬ間に感情が動き⽬が奪われるのは、それらを楽曲が誘導しているという点が劇場映画の良さの⼀つだと思います。今作にもその良さがいっぱい詰まってますし、ガンダムならではの効果⾳やメカの動く⾳などにも注⽬して感じていただければと思います」と映画館ならではの魅⼒をアピール。
⽇本のみならず海外のファンも多い「SEEDシリーズ」。全世界56以上の国と地域での順次公開が決まったことを受け、福田監督は「みんな、英語勉強しなきゃね」と冗談混じりに登壇者に呼びかけつつ、「国内のみならず世界に発信できることはありがたいことです」と感謝の気持ちを⽰した。
今作から登場し、ファウンデーション王国で国務秘書官としてオルフェ・ラム・タオを⽀える、イングリット・トラドールを演じた上坂さんは「リアルタイムで放送していたとき、周りの友⼈が初めてのガンダムが『SEED』という⼦が多かったです。初めて⾒た時、なんて過酷な話なんだろうと思いました。⾒る⼈によって⼼に残るシーンも違い、語りたくなるそんな作品に18年の時を経て新キャラクターを務めさせていただくということにとても緊張しました。魂を持っていかれる作品なので気をつけてください!(笑)」と参加の喜びを振り返りつつ、これから鑑賞するファンへ⼼の準備を呼びかけた。
さらに、舞台挨拶会場と全国のライブビューイング会場で⾒ているファンが⼀体となって「#FREEDOM⾏きます」のワードを同時にXに投稿し、Xのトレンド⼊りを⽬指すSNS企画を実施。フォトセッション後、保志さんの「FREEDOM!」の呼びかけに客席から「⾏きます!」の声が響き、キャノン砲が発射!
会場が歓声の渦に包まれる中、⼀同代表して保志さんが挨拶。「これから待ちに待った本作を⾒ていただけるということで、スタッフの皆さんの『ガンダムSEED』愛を感じますし、皆様の愛も感じております。18年分の愛が詰まった作品になってると思いますのでぜひ何度でも堪能していただいて、ガンダムの世界にこれからも思いを馳せていただければ嬉しいです。本当にありがとうございました!」と熱い想いが伝わる⾔葉に会場全体が盛⼤な拍⼿で包まれる中、公開記念舞台挨拶は幕を閉じた。
開催日:2024年1月28日(日)
会場:新宿ピカデリー(新宿区新宿3丁⽬15-15)
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