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2019年4月4日 (木)

Gのレコンギスタ

Gのレコンギスタ

【TV】全26話

2014年10月2日~2015年3月26日放送

 

ストーリー

宇宙世紀が遥か昔に過ぎ去ったR.C.(リギルド・センチュリー)の地球圏は、技術制限を謳うスコード教と金星圏から提供される動力源「フォトン・バッテリー」により、充分な生存環境を維持していた。しかし各国は禁忌とされる宇宙世紀時代の技術を入手し、世界情勢は徐々に不安定化していく。
そしてR.C.1014年、軌道エレベータ「キャピタル・タワー」を中心とするスコード教の聖地キャピタル・テリトリィに謎のMS「G-セルフ」が降下したことを契機に、地球圏は新たな動乱の時を迎えてしまった。
拡大の一途を辿るキャピタル・テリトリィの新設軍事部門キャピタル・アーミィ、キャピタル・テリトリィによるフォトン・バッテリーの一括流通に反感を持つアメリア、地球帰還作戦「レコンギスタ」を目論むスペースコロニー勢力「トワサンガ」のドレット軍、独自にレコンギスタを進める金星圏勢力「ビーナス・グロゥブ」のジット団――各勢力の思惑が交錯する中、キャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムとアメリアの偽装海賊部隊に所属するアイーダ・スルガンはG-セルフを通じて邂逅し、アメリア艦「メガファウナ」と共に混迷の地球圏に漕ぎ出す。
戦いと航海の中で「メガファウナ」が勢力の垣根を越えて行う選択とは?そしてアイーダに惹かれつつG-セルフを駆るベルリと、恋人をベルリに殺されたアイーダを結ぶ過去とは?

スタッフ

[企画]サンライズ

[原作]矢立 肇・富野由悠季

[総監督]富野由悠季

[脚本]富野由悠季

[キャラクターデザイン・作画チーフ]吉田健一

[メカニカルデザイン]安田 朗、形部一平、山根公利

[デザインワークス]コヤマシゲト、西村キヌ、剛田チーズ、内田パブロ、沙倉拓実、倉島亜由美、桑名郁朗、中谷誠一

[美術]岡田有章・佐藤 歩

[色彩設計]水田信子

[音響監督]木村絵理子

[音楽]菅野祐悟

[撮影監督]田中 唯

[撮影監督補佐]脇 顯太郎

[CGディレクター]藤江智洋

[編集]今井大介

[製作]サンライズ、MBS

 

 

キャスト

[ベルリ・ゼナム]石井マーク

[アイーダ・スルガン]嶋村 侑

[ノレド・ナグ]寿 美菜子

[マスク/ルイン・リー]佐藤拓也

[マニィ・アンバサダ]高垣彩陽

[ラライヤ・マンディ(アクパール)]福井裕佳梨

[クリム・ニック]逢坂良太

[ドニエル・トス]辻 親八

[ゲル・トリメデストス・ナグ]藤 真秀

[ウィルミット・ゼナム]田中敦子

[クンパ・ルシータ]広瀬彰勇

[グシオン・スルガン]木下浩之

[ノウトゥ・ドレット]水野龍司

[マッシュナー・ヒューム]たかはし智秋

[キア・ムベッキ]中井和哉

[クン・スーン]小清水亜美

[ラ・グー]子安武人

 

 

キャラクター

ベルリ・ゼナム

キャピタル・タワー運行長官ウィルミットの息子。キャピタル・ガードの候補生だったが海賊部隊に捕らわれ、そのまま「メガファウナ」でG-セルフのパイロットとなった。アイーダに恋愛感情を抱くが、二人の間にはある秘密が……。

アイーダ・スルガン

アメリア軍総監グシオンの娘で、直情性と思慮深さを併せ持つ少女。海賊部隊に所属し、G-アルケインのパイロットを務める。MS戦でベルリに恋人を殺されるが、そのベルリの力を借りることに悩みつつ、次第に打ち解けていく。

ラライヤ・マンディ

G-セルフに搭乗して地球に現れた少女。キャピタル・アーミィに発見されたときは記憶を失っていたほか、精神的にも不安定な状況にあった。海賊部隊の母艦であるメガファウナに乗り込んだのち徐々に精神状態は安定し、モビルスーツに搭乗できるまでになった。

マスク(ルイン・リー)

優秀なパイロットで、世渡りも巧みなキャピタル・アーミィ大尉。被差別階級クンタラの出身者のみで編制されたマスク部隊を率いる。キャピタル・ガード養成学校ではベルリの兄貴分として振舞ったが、内心は憎悪を抱いていた。

クリム・ニック

アメリアの国家元首の息子で、海賊部隊の中尉。本名はクリムトン・ニッキーニ。「天才」の自称に相応しいパイロット能力を持つものの、権謀や戦術面の詰めは甘い。後に大尉に昇進し、新型艦「サラマンドラ」の指揮官となる。

ノレド・ナグ

セントフラワー学園に通う女学生で、チアリーディング部に所属。想いを寄せていたベルリ・ゼナムと共にメガファウナに乗艦した。面倒見が良く努力家で、ラライヤの世話を担ったほか、のちにモビルスーツの操縦も行えるようなった。

ゲル・トリメデストス・ナグ

技術制限を謳い、フォトン・バッテリーの流通にも関与する「スコード教」の法王。禁忌の技術を入手した各国に危機感を募らせる。ドレット軍の策動で、フォトン・バッテリー輸送宇宙船「カシーバ・ミコシ」に幽閉されてしまう。

クンパ・ルシータ

キャピタル・タワーの運行・維持を担うキャピタル・ガードの大佐。調査部の実権を握りつつ、スコード教に反するキャピタル・アーミィの創設で暗躍した。ベルリとアイーダの過去に関与した人物でもある。本名ピアニ・カルータ。

ラ・グー

ビーナス・グロゥブの首都「ロザリオ・テン」の総裁にして、フォトン・バッテリーの管理を行うヘルメス財団の総裁。レコンギスタに反対の立場をとる。実年齢が200歳近いうえ、宇宙生活に伴う突然変異「ムタチオン」により肉体は衰えている

キア・ムベッキ

ビーナス・グロゥブの軍事技術研究施設「ジット・ラボラトリィ」の技術保全局長。レコンギスタを目指す過激派「ジット団」の隊長でもあり、フォトン・バッテリー輸送宇宙船「クレッセント・シップ」の拿捕を試みる。

 

メカニック

G-セルフ

R.C.1014年にキャピタル・テリトィに降下してきた謎のG系統MS。「大気圏用バックパック」や「高トルクパック」など、様々なバックパックの換装により、性能傾向とフォトン装甲の色が変化する。数少ない適性者のひとりであるベルリに任され、「メガファウナ」の中心戦力として活躍した。

G-アルケイン

アメリアで製造されたG系統の試作MS。メインパイロットはアイーダ。飛行形態に変形可能なほか、後に火力強化仕様の「フルドレス」に換装されている。ウィルミットのグライダーが大気圏に降下した際は、大推力を活かして上昇・捕捉した。

グリモア

海賊部隊が運用していた量産MSで、アメリア軍の主力機「ジャナハム」をベースとする。重厚なフォルムだが機動性能は高く、大気圏内でも短時間ならば単独飛行が行える。海賊部隊で優れた運用実績を残したことから、アメリア軍本体にも制式採用された。

カットシー

キャピタル・アーミィの飛行型モビルスーツ。フライトユニットを標準装備した空中戦闘仕様で、高い機動性を確保している。アーミィの主力としてデレンセン・サマターが運用し、クリム・ニックのモンテーロと渡り合った。

マックナイフ

エルフ・ブルックをベースに開発された宇宙用MS。簡易式の変形機構を有し、飛行形態では高い航行能力を発揮する。内蔵火器のみという特殊な武装構成となっていたが、エース機を運用したマスクの高い操縦技術によりその能力は十分に発揮された。

エルフ・ブルック

キャピタル・アーミィの可変MS。オプション装備に巡航形態用のブースターがある。マスク部隊等で運用されている。全身に装備するビーム砲や脚部の長大なビーム・サーベルを駆使し、「メガファウナ」勢を苦戦させた。

G-ルシファー

ジット・ラボラトリィが製造したG系統MS。メイン・スラスター兼用の遠隔攻撃端末「スカート・ファンネル」を3基備える。「メガファウナ」勢が奪取した後、ラライヤに任され、地球近海からギアナ台地に至る決戦で活躍した。

ジャイオーン

ジット団が装備するジット・ラボラトリィ製のG系統MS。「ビッグアーム・ユニット」は攻防一体の多機能バックパックである。ビーナス・グロゥブ戦ではG-セルフを奪取すべく、猛攻を加えた。パイロットはキア・ムベッキ。

カバカーリー

ジット団がマスクに供与した、ジット・ラボラトリィ製のG系統MS。機体名は"クンタラの魂の安住の地の守護神"からマスクが名付けた。ギアナ高地の決戦では、エネルギー不足で全性能を発揮できないG-セルフを追い詰めた。

レクテン

キャピタル・ガードが配備する作業用MS。キャピタル・タワーの保守点検や訓練等に用いられる。戦闘向きではないが、作業用装備と連携戦術でG-セルフを拿捕した。本機をベースにレックスノーという陸戦用MSも開発された。

 

作品解説

『機動戦士ガンダム』を生み出した富野由悠季が、『∀ガンダム』から15年ぶりに手掛けた『ガンダム』のTVシリーズ。全26話。宇宙世紀後の地球圏を描いた世界観、「富野的」なセリフ回しやガジェットなどの旧作ファンに嬉しい演出だけでなく、これまでの富野作品とは異なる主人公たち(ベルリとアイーダ)の関係、放映当時「難解」といわれた『Ζ』よりも更に複雑な組織関係とその推移といった歯応えのあるファクターも楽しめる作品になっている。

 

 

世界観

宇宙世紀後の時代にあたるリギルド・センチュリーが物語の舞台。宇宙世紀末の大戦争とその後の混乱で破滅的状況を経験した地球は、軍事技術を始めとするテクノロジー制限を受け入れる代わりに、金星圏からフォトン・バッテリーを供給される形で生存している。地球圏勢力が宇宙世紀時代の技術を行使することは「アグリテックのタブー」と呼ばれる禁忌だが、地球各国と宇宙勢力の地球帰還派の思惑により破られつつある。宇宙世紀の技術を記した「ヘルメスの薔薇の設計図」の流出も、こうした流れの中にあった。

フォトン・バッテリー

フォトン・エネルギーを蓄えたバッテリー。R.C.では唯一と言えるエネルギー源である。金星圏でのみ製造可能で、地球圏勢力による分析・解体は爆発を招く。ビーナス・グロゥブで製造された後、月宙域コロニー群のトワサンガと旧南米北部のキャピタル・テリトリィを介して地球各国に供給される。流通経路の都合上、キャピタル・テリトリィの影響力が大きく、それを嫌った各国が輸送経路のキャピタル・タワーを狙って策動している。

 

スコード教

R.C.の世界的宗教。宇宙世紀末期の惨状を省み、科学技術の進歩を戒めている。キャピタル・テリトィを聖地とし、キャピタル・タワーを神聖視する。トワサンガからキャピタル・タワー頂上部のザンクト・ポルトにフォトン・バッテリーを輸送する「カシーバ・ミコシ」は御神体として崇められる。教団自体もフォトン・バッテリーの流通にも関与している。

レコンギスタ

宇宙勢力による地球帰還作戦のこと。トワサンガのドレット軍とビーナス・グロゥブのジット団が、それぞれ独自に計画している。トワサンガはフォトン・バッテリーの流通経路としてのみの扱いと歴史的不遇に不満を持ち、ビーナス・グロゥブは宇宙生活に伴う肉体の突然変異「ムタチオン」などがレコンギスタの背景にある。ただし宇宙生活者のすべてがレコンギスタ推進派ではなく、ビーナス・グロゥブの重鎮ラ・グーらが反対の意思を示している。

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