gundam-works

2019年4月4日 (木)

∀ガンダム I 地球光 / ∀ガンダム II 月光蝶

∀ガンダム I 地球光 / ∀ガンダム II 月光蝶

【地球光】2002年2月9日公開

【月光蝶】2002年2月10日公開

 

ストーリー

【地球光】

正暦2345年、北アメリア大陸のイングレッサ領に、月に住むムーンレィスが降下した。かつて地球の文明破壊から生き延びたムーンレィスは、女王ディアナ・ソレルが悲願とする地球への入植を目指しイングレッサ領と交渉を開始するも、文化や価値観が大きく異なる両勢力は対立。各地で断続的に戦闘が起きる状態となった。この状況を打開しようとしたのは、先遣隊として2年前にイングレッサ領に降下し、地球民と友好な関係を築いていたムーンレィスのロラン・セアックであった。ロランはムーンレィス降下時に偶然乗り込んだ機械人形、∀ガンダムを使って両者の対立を解消しようと奔走する――。

 

【月光蝶】

地球民とムーンレィスの対立は、徐々にその規模を拡大させていた。地球側の軍隊ミリシャは、根本的な解決を図るために、マウンテンサイクルから発掘した宇宙船ウィルゲムを使い、ムーンレィスの本拠地である月に辿り着く。月では、地球に降下したディアナの不在を利用して、執政部のアグリッパ・メンテナーと、武門を司るギム・ギンガナムが主導権を握ろうと画策していた。∀ガンダムの兄弟機、ターンXを入手したギンガナム艦隊が地球への侵攻を開始すると、地球の戦火はさらに拡大。これを知ったディアナは、封印されたかつての歴史「黒歴史」の解放を決意する。

スタッフ

[製作]吉井孝幸

[企画]内田健二

[原作]矢立 肇、富野由悠季

[キャラクター原案]安田 朗

[キャラクター設定・総作画監督]菱沼義仁

[メカニカルデザイン]大河原邦男、シド・ミード、重田敦司、沙倉拓実

[美術監督]池田繁美

[音楽]菅野よう子

[総監督]富野由悠季

 

 

キャスト

[ロラン・セアック]朴 璐美

[ソシエ・ハイム]村田秋乃

[キエル・ハイム]高橋理恵子

[グエン・サード・ラインフォード]青羽 剛

[ディアナ・ソレル]高橋理恵子

[ハリー・オード]稲田 徹

[アグリッパ・メンテナー]石丸博也

[ギム・ギンガナム]子安武人

 

 

キャラクター

ロラン・セアック

正暦2345年に、地球帰還計画の先遣隊として地球に降下したムーンレィス。ビシニティのホワイトドールから発見された∀ガンダムのパイロットとなり、地球民とムーンレィスの対立を解消しようと奔走する。

ソシエ・ハイム

鉱山を持つ富豪、ハイム家の次女。ディアナ・カウンターの攻撃によって父ディランを失い、仇を討つためにミリシャに入隊する。その中でハイム家の使用人・ロランがムーンレィスであることを知る。

キエル・ハイム

ハイム家の長女で、イングレッサ領の領主グエン・サード・ラインフォードの秘書を務めていた。月から降下した女王ディアナ・ソレルと容姿がうりふたつで、遊び心から立場を入れ替えてしまうが……。

グエン・サード・ラインフォード

イングレッサ領を率いるラインフォード家の当主。ムーンレィスとの入植交渉に乗じて月の技術力を取り入れ、地球に産業革命を起こそうとしていた。だが、その技術への強い思い入れが、大きな野望に変わっていく。

ディアナ・ソレル

月を拠点とするムーンレィスの女王。定期的に冷凍睡眠を繰り返し、その寿命を維持している。地球帰還計画の推進に積極的で、入植交渉が停滞すると、自ら地球に降下し、入植の早期実現を目指していた。

ハリー・オード

地球帰還計画で地球に降下したディアナ親衛隊隊長。赤いサングラスがトレードマークとなっている。ディアナに絶対的な忠誠を誓っており、彼女が地球に降下すると、ボディーガードとしても活躍している。

アグリッパ・メンテナー

月の執政部を司るメンテナー家の当主。これまでの社会システムが崩壊することを懸念し、ディアナの進める地球帰還計画に反対の立場を取っていた。ディアナが地球に降下すると、月社会を自らのものにしようと画策する。

ギム・ギンガナム

外敵の侵攻から月の防衛を任じられた武門・ギンガナム家の当主で、地球帰還計画を独自に進めるディアナとは対立している。2千年以上演習を繰り返していたが、地球民の登場によって闘争本能に火がつく。

 

メカニック

SYSTEM-∀99 ∀ガンダム

ビシニティの神像「ホワイトドール」の内部から出現した機械人形(MS)。ターンシステムの実証機とされており、ムーンレィス製MSを凌ぐ圧倒的な性能を誇る。ロラン・セアックの乗機としてミリシャの大きな戦力となった。

AMX-109 カプル

ビシニティにある遺跡・マウンテンサイクルから出土した機械人形。水陸両用の機体で、大量に出土したことと操作の容易さからイングレッサ・ミリシャの主力機として使われた。主なパイロットはソシエ・ハイム、メシェー・クン。

MS-06 ボルジャーノン

イングレッサ領に継ぐ北アメリア大陸の第2勢力、ルジャーナ領のマウンテンサイクルで発見された機械人形。ムーンレィス製のMSには劣るものの、優れた汎用性を持つ。ルジャーナ軍が結成したMS部隊、スエサイド部隊の主力機となった。

MRC-F20 スモー

ムーンレィス製のMSで、ディアナ親衛隊に配備されていた高性能汎用機。構造や駆動システムが∀ガンダムと共通している。一般兵はシルバーを、ハリー・オードら指揮官はゴールドの機体を運用した。

JMA0530(MODEL U)ウォドム

ムーンレィス製MSの中でも最も大型なMS。頭部にミサイルやビーム砲を多数搭載しており、遠距離砲撃においてその真価を発揮する。反面、機動性・運動性は鈍重となっている。

Concept-X6-1-2 ターンX

月のマウンテンサイクルで発掘された∀ガンダムの兄弟機。機体各部が独立したユニットとして分離・運用させることができるのが特徴。多彩な装備を持ち、あらゆる戦闘に対応する万能型の機体である。

ウィルゲム

地球民のウィル・ゲイムが発掘した戦闘艦。大気圏と宇宙の双方で運用でき、単独での大気圏突入に耐えうる構造を持っている。艦はグエン・サード・ラインフォードの手にわたり、ミリシャを宇宙へと導いた。

ソレイユ

月の女王ディアナ・ソレルが地球降下時に使用した専用艦。以降、ディアナ・カウンターの地球での拠点として機能している。艦全体を覆うバリアを備えるなど、ディアナの保護を最優先した構造となっていた。

 

作品解説

1999年から2000年にかけて放送された富野由悠季監督作品『∀ガンダム』全50話を、2本に再構築した劇場版。前編となる『地球光』では、ディアナ・カウンターの地球降下~∀ガンダム発見からウィルゲムの発掘までを、『月光蝶』ではミリシャの月到着から「黒歴史」の解放、そしてギンガナム艦隊との最終決戦までを描いている。ストーリーに大きな変更はないが、スピード感を重視した大胆な編集がなされており、新作カットも470カットに及ぶ。2002年2月に公開され、『地球光』と『月光蝶』を日替わりで放映する「サイマル・ロードショー」方式が取られたことでも話題となった。

 

 

TV版との変更点

劇場版に再構築するにあたり再編集されたほか、新作カットの追加、完全新アフレコを行っている。また、2本分計5時間でTV版全50話をまとめるために、ミリシャがマニューピチに潜入するエピソードなどをカット。ミリシャとディアナ・カウンター、ギンガナム艦隊といった組織とその関係によりフォーカスしたストーリーとなっている。エンディングには、TV版でも音楽を担当した菅野よう子が『地球光』エンディングに「AFTER ALL」を、『月光蝶』エンディングに「End title ノスタルジーナ」を書き下ろしている。

 

 

あなたへのオススメ

ガンダム国勢調査

PREMIUM BANDAI

プレミアムバンダイ

アクセスランキング

おすすめ動画(無料)

サイトからのお知らせ

There is a site suitable for your area of residence. Would you like to open the suitable site?