SDガンダムフォース
【TV】全52話
2004年1月7日~2004年12月29日放送
ストーリー
未来都市ネオトピア――そこは、人間とロボットが助け合いながら共存し、平和に暮らす理想郷であった。だが突如として、全宇宙の支配を目的とした組織「ダークアクシズ」が、次元を超えてネオトピアに侵攻、人や動物を石に変え、ロボットたちを奪取しようとする。彼らの侵攻を、かつてダークアクシズの襲撃を受けた別世界「ラクロア」の使者・翼の騎士ゼロから知らされていたネオトピアの上層部は、秘密裏に設立した自衛組織「S.D.G.(スーパーディメンショナルガード)」による反撃を開始。キャプテンガンダムをリーダーとした特殊部隊「ガンダムフォース」を筆頭に、戦闘用ロボット、モビルディフェンダーを出撃させた。ガンダムフォースには、ゼロをはじめ、同じくダークアクシズから侵攻を受けつつある別世界「天宮(アーク)」から来た武者頑駄無の爆熱丸、さらにネオトピアの住人シュウトらが参加し、次々と現れるダークアクシズの侵攻部隊と激戦を繰り広げる!
スタッフ
[企画]サンライズ
[原作]矢立 肇、富野由悠季
[キャラクターデザイン]木村貴宏
[SDデザイン]Layup、高倉武史、横井孝二、カトキハジメ
[美術デザイン]統月 剛
[音楽]池 頼広
[監督]阿部雄一
キャスト
[キャプテンガンダム]神谷浩史
[シュウト]朴 璐美
[翼の騎士 ゼロ]斎賀みつき
[セーラ]中川亜紀子
[ハロ長官]吉水孝宏
[マーガレット市長]佐久間レイ
[コマンダーサザビー]池田秀一
[ザッパーザク]柳沢栄治
[グラップラーグフ]岩尾万太郎
[デストロイヤードム]松本 大
[ザコソルジャー]長嶝高士、西脇 保、伊藤健太郎、他
[闇の騎士 デスサイズ]伊藤健太郎
[リリジマーナ・ミヤ・ド・ラクロア]松来未祐
[嵐の騎士 トールギス]楠 大典
[完全善大将軍]小杉十郎太
[武者頑駄無 爆熱丸]千葉進歩
[プロフェッサーガーベラ]大塚明夫
キャラクター
キャプテンガンダム
ネオトピアの次元防衛組織「S.D.G.」に所属するスペシャル戦闘用ロボット。「ガンダムフォース」部隊のリーダーとして活躍する。少年シュウトとの出会いによって、その秘められた力が明らかとなっていく。
シュウト
ネオトピアで平和に暮らしていた10歳の少年。キャプテンガンダムと出会い、友達となったことで「ダークアクシズ」による侵攻を知る。その後、「ガンダムフォース」のメンバーとして、キャプテンのパートナーとして活躍する。
翼の騎士 ゼロ
ネオトピアにダークアクシズが侵攻する2年前、ネオトピアを訪れて彼らの存在を伝えたラクロア王国の騎士ガンダム。ダークアクシズによって石化させられた国家を復興するため、「ガンダムフォース」に協力する。
セーラ
シュウトの同級生。ケーキ作りが得意で、その腕を見込まれてネオトピア市長マーガレットの誕生日ケーキ作りを手伝ったことがある。おっとりとした性格で、その言動で周囲を驚かせることも多い。
ハロ長官
S.D.G.の司令長官。黄緑色の球体マスクを被っており、その正体はネオトピアの最高機密とも言われている。ネオトピアに危機をもたらしたダークアクシズ打倒を使命と考えており、その姿勢は部下からも信頼を集めている。
マーガレット市長
ゼロの来訪によってダークアクシズの存在を知り、対応策として「S.D.G.」の創設を指示したネオトピアの女性市長。ハロ長官と共に「ガンダムフォース」の活躍を見守る。聡明な人柄から市民に人気がある。
コマンダーサザビー
ダークアクシズのネオトピア侵攻部隊の最高指揮官。ネオトピアに侵攻する部隊へ武器などの補給を行ない、侵攻作戦を進めた。有能な指揮官であるが、作戦に失敗した部下を罰するなど、厳しい一面も持つ。
ザッパーザク
コマンダーからの命令を実行に移す、ネオトピア侵攻部隊のリーダー。リーダーでありながら非常に短気な性格で、頭に血が上るとマシンガンを乱射するという悪癖を持つ。ラクロア王国の侵攻にも関与している。
グラップラーグフ
ネオトピア侵攻部隊に参加している指揮官で、クールに戦況を判断できる知性派。そのため、感情的になりやすいザッパーザクとは折り合いが悪く、彼を蹴落としてリーダーになろうと考えている。
デストロイヤードム
グラップラーグフと同様、ネオトピア侵攻部隊に参加している指揮官。グラップラーグフが認めるほどの戦闘力を持つが、作戦行動は苦手。武器マニアで、彼が牽引するギャロップには大量の武器が積載されている。
ザコソルジャー
ダークアクシズが大量に動員している一般兵で、集団での戦闘行動を基本とする。コック帽を被った機体など様々なバリエーションが存在するが、性能は同等だと想定される。語尾に「~ザコ」と付けるのが口癖のようだ。
闇の騎士 デスサイズ
ダークアクシズの最高幹部で、ラクロア王国を滅亡に導いた人物。その正体は、闇のスティールドラゴンと合体したラクロア親衛隊のメンバー、氷刃の騎士 ディードである。ダークアクシズに合流したのには理由があるようだが……。
リリジマーナ・ミヤ・ド・ラクロア
ラクロア王国の第一王女。非常に強い魔力を操ることができる。ダークアクシズの侵攻からゼロをネオトピアに逃したが、自身は石化させられてしまう。その後、S.D.G.によって石化を解かれ、彼らに協力する。
嵐の騎士 トールギス
ラクロア王国に叛旗を翻し、王国を滅亡に導いた反乱軍のリーダー。ラクロア騎士団に入団することができなかった恨みからダークアクシズと手を結んでいる。ネオトピア側につくゼロにライバル心を抱いている。
完全善大将軍
自ら「大将軍」を名乗り、ネオトピアに突如として現れた武者。戦況を一気に変えてしまうほど驚異的な能力を持つ。天宮には過去に大将軍という肩書きの武者は存在しておらず、その正体は謎に包まれている。
武者頑駄無 爆熱丸
天宮の武将、武里天丸に仕えていた武者で、優れた剣の使い手。ダークアクシズと戦闘中、次元移動装置の暴走でネオトピアに飛ばされる。そこでダークアクシズと戦うキャプテンに出会い、「ガンダムフォース」に協力する。
プロフェッサーガーベラ
ダークアクシズの最高技術長官に就く幹部。ダークアクシズの者たちは「モノ」を作り出せないが、唯一様々な装備などを開発・生産でき、上官ジェネラルの再生を手伝っていた。人間に対しては強い恨みを抱いているようだ。
ジェネラルジオング
ダークアクシズの総統。ネオトピア侵攻時、その体は未完全の状態であり、修復を進めるパーツとして、部下のガーベラにガンダミウム合金を集めさせていた。敵対する者を許さない残忍な性格の持ち主である。
作品解説
デフォルメされたガンダムが、人間と同じように話し、コミュニケーションを取る「SDガンダム」を主役としたTVシリーズ。日本のTVアニメーション史上、初めてフル3DCGで描かれた革新的な作品であり、2003年にはアメリカで先行放送が行なわれている。これまでの「SDガンダム」や「ガンダム」シリーズの世界観、メカニックをオマージュした設定や演出も採り入れられている。キュートで滑らかなモーションが目を引くが、複数の世界を行き来する設定や、人間とロボットとの共存をテーマとするなど、シリアスな展開も本作の特徴となっている。プラモデル、漫画、ゲームも製作され、子供だけではなく幅広い年齢層に受け入れられた。
世界観
今回の混乱を生み出したのは、全宇宙の支配を目論む組織「ダークアクシズ」であった。彼らは、ネオトピア、天宮、ラクロア王国といった、これまで交わりのなかった世界に次元を超えて侵略し、大きな変革をもたらしたのである。ダークアクシズに立ち向かったネオトピアの自衛組織「S.D.G.」も、ダークアクシズ部隊を打倒するため、ネオトピアからラクロア、天宮、最後にはダークアクシズと様々な世界を渡り歩いた。その結果、彼らは各世界に隠された繋がりを知ることとなった。
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