2012年4月18日 (水)
ガンダムのお約束 ~その1~ ガンダムの『顔』と『カラーリング』
”ガンダムってなんだ!?“ という素朴な疑問(?)に答えるガンダム超初心者「限定」のゆるコラム!
初のテレビシリーズ放送からなんと約30年、初代から今に至るまで、老若男女の枠を超えて数多くの方々から支持を得ている『ガンダム』シリーズ。
とはいえ、それだけの歴史がある“深い”作品であるが故に、ごく最近“ガンダム”に興味を持って、この『ガンダムインフォ』を初めて見たんだけど……、という清らかで初々しいガンダムビギナーの方々にとっては「んーと、『ガンダム』ってすっごい魅力的なんだけどー、なんかいっぱいあるし、どこから入ってったらいいのかよくわかんない!」的な気後れが若干あったりするかもしれません。
しかし、せっかく縁あって(?)この果てしなく広大なガンダムの世界に興味を持ったというのに、それじゃもったいないでしょー!! というわけで、実は知っているようで意外と知らない、ガンダムにまつわる素朴な疑問や基本用語についての簡単な説明を、超わかりやすい! “超々初心者向けガンダム入門コラム”として始めてみようということになりました。
で、さっそく『ガンダム』ってナニ!? というか、具体的にどういうところがガンダムっぽさ、らしさなんだろう? とか改めて考えてみたりして。
「ガンダム? あー知ってる、なんかロボットの仲間でしょ、ほら、空とか宇宙とか飛んだりするやつ」とか、極めて雑なことを言うリア充系のクラスメイトや、無神経な職場の仲間などに対して、ビギナーが胸を張ってその独自性を訴えるためにはどうしたらいいか、「んんん~」とガンダムならではの特徴やお約束を思い出してみると、まず最初に“あれ”が目につくんですよ。そう、みなさんもきっと気になる「アレ」です。
その1
ガンダムといえば、特徴のある顔(フェイス)がお約束!
そう、まず目につくのはこの「ツノ」にあたる部分です。
これ、正式名称はよくわかりませんが、このアンテナorセンサー?にあたる部分は、『機動戦士ガンダム』の最初のガンダムから現在までの様々なガンダムに至るまで、ひたすらにず~っと存在してるパーツなんですね。
というか、“ガンダム”と名前のつく機体には、絶対的に必ずこの「ツノ」がついている、というのが最初の「ガンダムのお約束」だったりして。
この「ツノ」こそ『ガンダム』というものを象徴する意匠の一つ、なんです。
もっとも「ツノ」じゃなくて「ヒゲ」の位置にこれがあるガンダムもいますが……それってなんとなくダンディなかんじ、かもー?
でもって、世間一般では“ガンダム”と言うと、やっぱりこの初代ガンダム※の顔付きが印象深いのかな、と思うわけですが、どことなく格闘系競技のヘルメットやヘッドギア、そして鎧兜を想起させる骨太でマッシヴなデザインは、初代の本放送よりちょっと前に、大人から子供までに大流行したという、アメフト(アメリカンフットボール)ブームの影響もあるんでしょうか。
直感的に“強い”ということや、“主役機級”というイメージを感じさせる、シンプルでカッコいいデザイン。つまりガンダムといえばまずはこの「顔」であり、ガンダム※以降、今に至るまで“ガンダム”と名のつくものはすべてこの「顔」がベースになっているのかも知れません。
シリーズの中にはかなりアグレッシブな顔付きのガンダムもいるんですよー。
でもやっぱりガンダムという名前である以上、やっぱりきちんとみんな“ガンダム顔”してるんですよね。
その2
ガンダムといえば、独自の機体カラーリングがお約束!
ガンダムを見て、まず目に入るのはその特徴的な顔(フェイス)! ツノ! ということはすでに言いましたが、さらにガンダムといえば~~、というイメージを抱かせる次のお約束はこれですかね。
そう、このガンダム独自のカラーリング(配色)なんです。
この「白」をベースとした「赤」「青」「黄」というトリコロールカラーが、世に言う『ガンダムカラー』の基本ともいうべき配色。戦場においては若干目立つ色合いのような気もしますが、この独自のカラーリングこそがガンダムをガンダムたらしめる理由の一つでもあります。
一番最初の初代ガンダム※以降、どの『ガンダム』シリーズにおいても、ガンダムと言えばこの配色!というように主役機は原則として「白」をベースとした全体のカラーリングが施されていくことになったようです。
主人公のライバルや、対抗勢力側のちょっと悪っぽい(?)ガンダムには、対照的な黒とかのダークトーンがよく使われてますが……でもこれはまたこれですごくカッコいいんだなあ。
さて、今回はここまで。次回も引き続き、『ガンダム』のお約束ごとについて、ゆる~く探っていきたいと思います。
※『機動戦士ガンダム』RX-78-2ガンダム
文/馬場絵麻
初のテレビシリーズ放送からなんと約30年、初代から今に至るまで、老若男女の枠を超えて数多くの方々から支持を得ている『ガンダム』シリーズ。
とはいえ、それだけの歴史がある“深い”作品であるが故に、ごく最近“ガンダム”に興味を持って、この『ガンダムインフォ』を初めて見たんだけど……、という清らかで初々しいガンダムビギナーの方々にとっては「んーと、『ガンダム』ってすっごい魅力的なんだけどー、なんかいっぱいあるし、どこから入ってったらいいのかよくわかんない!」的な気後れが若干あったりするかもしれません。
しかし、せっかく縁あって(?)この果てしなく広大なガンダムの世界に興味を持ったというのに、それじゃもったいないでしょー!! というわけで、実は知っているようで意外と知らない、ガンダムにまつわる素朴な疑問や基本用語についての簡単な説明を、超わかりやすい! “超々初心者向けガンダム入門コラム”として始めてみようということになりました。
で、さっそく『ガンダム』ってナニ!? というか、具体的にどういうところがガンダムっぽさ、らしさなんだろう? とか改めて考えてみたりして。
「ガンダム? あー知ってる、なんかロボットの仲間でしょ、ほら、空とか宇宙とか飛んだりするやつ」とか、極めて雑なことを言うリア充系のクラスメイトや、無神経な職場の仲間などに対して、ビギナーが胸を張ってその独自性を訴えるためにはどうしたらいいか、「んんん~」とガンダムならではの特徴やお約束を思い出してみると、まず最初に“あれ”が目につくんですよ。そう、みなさんもきっと気になる「アレ」です。
その1
ガンダムといえば、特徴のある顔(フェイス)がお約束!
そう、まず目につくのはこの「ツノ」にあたる部分です。
これ、正式名称はよくわかりませんが、このアンテナorセンサー?にあたる部分は、『機動戦士ガンダム』の最初のガンダムから現在までの様々なガンダムに至るまで、ひたすらにず~っと存在してるパーツなんですね。
というか、“ガンダム”と名前のつく機体には、絶対的に必ずこの「ツノ」がついている、というのが最初の「ガンダムのお約束」だったりして。
この「ツノ」こそ『ガンダム』というものを象徴する意匠の一つ、なんです。
もっとも「ツノ」じゃなくて「ヒゲ」の位置にこれがあるガンダムもいますが……それってなんとなくダンディなかんじ、かもー?
直感的に“強い”ということや、“主役機級”というイメージを感じさせる、シンプルでカッコいいデザイン。つまりガンダムといえばまずはこの「顔」であり、ガンダム※以降、今に至るまで“ガンダム”と名のつくものはすべてこの「顔」がベースになっているのかも知れません。
シリーズの中にはかなりアグレッシブな顔付きのガンダムもいるんですよー。
でもやっぱりガンダムという名前である以上、やっぱりきちんとみんな“ガンダム顔”してるんですよね。
その2
ガンダムといえば、独自の機体カラーリングがお約束!
ガンダムを見て、まず目に入るのはその特徴的な顔(フェイス)! ツノ! ということはすでに言いましたが、さらにガンダムといえば~~、というイメージを抱かせる次のお約束はこれですかね。
そう、このガンダム独自のカラーリング(配色)なんです。
この「白」をベースとした「赤」「青」「黄」というトリコロールカラーが、世に言う『ガンダムカラー』の基本ともいうべき配色。戦場においては若干目立つ色合いのような気もしますが、この独自のカラーリングこそがガンダムをガンダムたらしめる理由の一つでもあります。
一番最初の初代ガンダム※以降、どの『ガンダム』シリーズにおいても、ガンダムと言えばこの配色!というように主役機は原則として「白」をベースとした全体のカラーリングが施されていくことになったようです。
主人公のライバルや、対抗勢力側のちょっと悪っぽい(?)ガンダムには、対照的な黒とかのダークトーンがよく使われてますが……でもこれはまたこれですごくカッコいいんだなあ。
さて、今回はここまで。次回も引き続き、『ガンダム』のお約束ごとについて、ゆる~く探っていきたいと思います。
※『機動戦士ガンダム』RX-78-2ガンダム
【著者プロフィール】
馬場 絵麻
脚本家。暴れん坊シナリオライターです。
ガンダムの魅力と素晴らしさを伝えるため、日々研鑽中!
脚本家。暴れん坊シナリオライターです。
ガンダムの魅力と素晴らしさを伝えるため、日々研鑽中!
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