2018年3月19日 (月)
ガンダムパワーワード 第30回「感情を処理できん人類はゴミだと教えたはずだがな……」
第30回
感情を処理できん人類はゴミだと教えたはずだがな……
―― ザビーネ・シャル
(『機動戦士ガンダムF91』より)
かつての部下でありながら、敵勢力に寝返ったアンナマリー・ブルージュに対し、クロスボーン・バンガードのザビーネ・シャルが突きつけた一言。彼女はザビーネに好意を抱いていましたが、ベラ・ロナに取り入ろうとする彼に嫉妬と失望を抱き、連邦軍に寝返りました。
ザビーネは、大義ではなく感情でしか動かないアンナマリーを糾弾し、自ら彼女にとどめを刺したのでした。
ここがポジティブ!
「ゴミ」という言い方はいささか過激ですが、感情に流されてしまうと正常な判断ができない、という内容にはある一定の正しさがあります。ロナ家の女、という出自から重用されるベラ・ロナに対してアンナマリーが憤りを覚えるのはわかりますが、それが元で軍を離反する行為は、軍人としてはやはり不適格であると言えるでしょう。
一方で、ザビーネ側からすれば、恋だの愛だので裏切った元部下に対して制裁を加えることは当然です。むしろ、部下の不始末を自分で処理したという意味で、彼は軍人としても上に立つ者としても役割を果たしたのではないでしょうか。
(ガンダムインフォ編集部)
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