2024年11月25日 (月)
ガンダムパワーワード第361回「味方の弾にやられるようなマヌケは、俺の部隊には必要ない」
第361回
味方の弾にやられるようなマヌケは、俺の部隊には必要ない
――ハーディ・シュタイナー
(『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』第2話より)
サイクロプス隊隊長のハーディ・シュタイナーが、隊に加入したばかりの新入り、バーナード・ワイズマン(バーニィ)へ投げかけた直言です。シュタイナーはバーニィに対し、民間に偽装した船でリボー・コロニーに潜入することを命じます。バーニィは何もかもが初めての作戦で不安を抱えながら、偽装することで友軍から攻撃を受けてしまう可能性について触れました。シュタイナーは、彼の軍人としての甘さと未熟さを改めて認識しながら、こう突き放したのです。
ここがポジティブ!
バーニィのような実戦経験のない新人であれば、どのような作戦でも不安に思うのは仕方がありません。一方で、そうした新人を抱えるリーダーからすれば、過度な不安を取り除き、できることなら自信を付けさせて現場に向かわせたいと思うものでしょう。シュタイナーが敢えて「マヌケ」という言葉を使って気を引き締めさせたように、部下を律して育てるのも先輩や上司の仕事なのです。
(ガンダムインフォ編集部)
※本連載は筆者独自の見解です。
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