2016年5月2日 (月)
「Q.『機動戦士ガンダム サンダーボルト』第4話はガンダムファンクラブにて最速先行配信中!好きな話数は?」【4/18~4/24】
第1話 | 64.3% |
第4話 | 12.9% |
第3話 | 11.5% |
第2話 | 11.3% |
(回答653人)
『機動戦士ガンダム サンダーボルト』第4話はガンダムファンクラブにて最速先行配信中!好きな話数は?
すえた匂いの中、にぶく灯る黄色いライト。ただよう紫煙の中に、ウイスキーの氷とグラスが甲高い音を響かせる。外は漆黒の闇の中。静寂に耐えかねたように、軽快なジャズを流してみる。そんなハードボイルドな男を演じてみながら、最新の有機ELの湾曲ディスプレイに映してみたい作品。それが『機動戦士ガンダム サンダーボルト』だ。
あっという間であった。第1話の有料配信が行われたのが昨年12月。全4話を5ヶ月ほどで予定どおりリリースするというのは、最近のOVAとしては珍しいと思う。順調すぎて、ちょっと寂しいほどである。
ともあれ、イオとダリルの戦いに一応、決着がついた。ということで、全4話の中で好きな話を調査してみた。
が3分の2に迫る支持を獲得した。
第1話といえば、冒頭から独特の匂いを感じさせる構成であった。宇宙空間での限られた空気の中、タバコやオイルの匂いがしみ出してくるような感じを受けた。そしてそれをかき消すように流れるジャズの音楽。そこには命だけではなく、肉体と精神をもかけた兵士たちのどこかやるせなさを感じた。痛みを伴う表現をつまびらかに見せる、大人の戦場の姿に魅せられたのだ。そして、千里眼と呼ばれたダリル曹長が放つ、長距離砲撃用ビームの閃光が闇を切り裂く。今までのガンダム観を一新するような戦場の空気感にびっくりしてハマったという人が多かったようである。
が13ポイント弱の支持を集めた。
3位、4位も2ポイント以内に入る僅差であった。2話から4話もその重厚なテイストを崩さず、戦場で感じるであろう「痛み」を避けずに表現したところに、大人が腹の奥に、ドーンとした重たいものを感じたのではないだろうか。中でも4話が1歩抜け出した理由は、因縁のライバルふたりの死闘が見どころであった点であろう。フルアーマー・ガンダムとサイコ・ザクの戦闘シーンは鬼気迫るものがあった。そして、そのサイコ・ザクを意のままに操るためにダリルが失ったものに、我々は「痛み」を感じたのだ。
全4話ということで、アッという間だった気もする。あ~またガンダムロスになりそうである。だがご安心を。全4話に新作カットを加えたディレクターズカット版『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』が、6月25日(土)より全国15館にて2週間限定でイベント上映されることが決定した。6月といえば、もう来月である。映画館の巨大なスクリーンと迫力の音声で『サンダーボルト』の世界に浸れるのだ。やはり、イオとダリルの物語として、全4話は一気に見てみたい。そして、劇場を出たあとは、夜の闇の中、バーボンの氷を指で回しながら、余韻を楽しみたいと思う。
(ガンダムインフォ編集部)
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